おはようございます。
仕事後の仮眠起きで夜中に思いっきり寝ぼけている重本孝です。
#とりあえずコンビニでコーヒーとみたらし団子買ってきました
「1日10数時間勉強していた。」の誤解と本質。
これまで毎年のように受験生を見てきて、特に進学校のクラス1位や、英語・数学・理科などのトップ5常連、および学年上位1/6以内に常にいるような人というのはそうでない人と比べて、明らかにその脳スペック以上に勉強量で他を圧倒していたというのは私の知る範囲では間違いないです。
また、ネット上の全国の塾の先生の発信や、各種合格体験記を見る限り、進学校の上位者の人というのはおそらくどこもそんな感じなのかもしれません。
ただ、高校生の子に気をつけて欲しいのは「最低でも10時間以上勉強する!」とか、下手したら「それくらいしなきゃいけない!!!!」みたいに、“勉強時間”というものを成功要因としてこだわり過ぎるのは結婚式の新郎新婦の入場曲に「チョコボールの歌」をセレクトするくらい「違くね?」と思っていて、そこのところの解像度を今日は少し上げてみようかなと思うとります。
#クエっ!クエっ!クエっ![以下省略]
おそらく多くの方が「流れ星が流れている間に願い事を言うと叶う。」みたいな話を聞いたことがあると思います。
しかしながら、この話の本質というのは「流れ星は願いごとを叶えるチカラがある。」だとか、「流れ星が流れるその一瞬の間に願い事を言える早口の人は願い事を叶え易い。」とかいうことでは断じてないはずです。
ご存知の方もおられるかと思うのですが、一般にこの話の本質というのは「常に頭の中で自分の願いを意識して生活しているような人」というのは、いつ何時流れ星が流れても即座にその願いを口にできるはずで、願いを叶えることができる人間というのはそれくらいでないといけない・・・そんなところだと思うのです。
そして今、特に中高生の皆さんには「1日10数時間勉強していた。」についても同じようなノリでその本質を理解しておいて欲しいと思います。
例えば、、、、、よく東大の合格体験記なんかを見ると休みの日には1日10時間以上は勉強していたとか、YuTubeで配信されている方でも14時間くらいやっていたなどと仰る方は確かに珍しくありませんし、実際自分の教室でもそういう子はこれまでたくさんいました。
しかしここで気をつけて頂きたいのは、合格した人たちがもう少し勉強量が少なかったら反対に落ちていたかどうかはそれは誰にも分からないという点です。
つまり、もし1日12時間以上は勉強していたという人に、「勉強は1日8時間までしかできない」という設定で受験に取り組ませた場合、12時間以上勉強していたとき以上にその自習内容や集中力にこだわって、結局は同じ結果が出せていた可能性も捨てきれないと思いますし、実際多くの余裕を持って受かった受験生というのはいわゆる“オーバーキル”だったということなんかもあるでしょう。
ですからそういった意味で「合格した人は10時間以上勉強していた。」みたいな論調を「合格するためには10時間以上は勉強しないといけない。」という風には読み替えないで欲しいと思います。
確かに中には「○時間勉強する!」と時間目標を設定していた人も受験生の中にいるかもしれませんが、私は多くの受験生を見ていて、「合格した人は10時間以上勉強していた。」の本質は「絶対の絶対の絶ーーーーーー対に合格したいがゆえに、不合格要素を無くそうと、あれもやろうこれもやろうとやってるうちに気づけば自習室に入ってから10時間以上が経過していた。」だと思いますし、実際に生徒さんに聞いてみても「そんな感じでした。」という子がほとんどでした。
つまりはそういうことになるくらい自分の進路開拓に対する強い意欲がある人の方が圧倒的に合格し易いということなんだと思います。
だからこそ「1日どれくらい勉強したらいいですか?」みたいな質問をしてしまうスーパーサイヤオッパッピーというのはもうその時点で合格への意欲という点で負けてるのですが、ただ、当然のことながら「10時間以上勉強できない自分は合格できないんだ!」には即座に直結しないので、たまにいるのですが、そういったところで病ンデレラになるようなことは無いようにしましょう。
ここまでのまとめとしては、「10時間以上勉強しなきゃ〜!」じゃなくて、、、、、「気づけば10時間以上演習と確認作業してました。自分の集中力が自分でも怖いです。」になればいいよね、、、、と、そういうことなのであります。
・・・で、実はいわゆる「長時間勉強すること」について、中高生のみんなや、現在社会の荒波にモミほぐされてヒヨっている究永舎卒業生のみんなにどうしても知っておいて欲しいことがあるのですが、それを書くと2記事分の長さになっちゃうので、それはまた明日書きます。
#明日チェックしないといけない高校野球の試合が多過ぎて書けなかったらすいません
#ここ数日の神宮は野球の神様のイタズラが過ぎません?
とりあえず内容的には、上位偏差値の公立高校受験や、難関国立大受験、および国公立医学部受験において1日10時間以上は勉強して秋の模試でC判定の人と、1日6〜8時間くらい勉強して秋の模試でAやB判定の人とであれば、下手したら前者の方が最終的に受かり易いかも・・・っていうその理由について現場での経験から書きます。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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