おはようございます。

 

トトロは肉食なのか草食なのかが気になって眠れない重本孝です。

 

#草食であって欲しい

 

 

 

 

 

公立高校受験生の「外部模試って受けた方がいいんですか?」について。

 

 

 

 

高校生には2年生の頃より、「部活の試合とかがあるのであればそちらを優先すべきだけど、もし受けられそうなら第1回の全統模試は絶対受けるべし。」と毎年言い続けております。

 

翻(ひるがえ)って、中学生の子たちに対しては「中3の1学期の外部模試を受けるべし!」みたいな話は全くしません。

 

また、たまに中学生の保護者様から「中3になったら外部模試とかって受けた方がいいですか?」とのご相談を頂くこともあるのですが、私の回答としてはいつも「1学期は受けなくて大丈夫です。もし受けるとすれば五ツ木模試を9月と、あと特に11月の分を毎年オススメさせて頂いております。」みたいな感じでお伝えさせて頂いております。

 

 

 

・・で、ここまでを読まれますと、ひょっとしたら「まあ、、、大学受験は難しいから早い時期から受けといた方がイイ・・みたいな感じなのかな???」とプロが作ったオムライスの卵のようにふ〜んわり思われる方もおられるかもしれないのですが、実は高校生と中学生とで模試へのアプローチが異なる理由にはそれとはまた別の明確な理由が存在します。

 

 

それはズバリ、高校生の全統模試、つまり共通テストの予行演習は形式も出題範囲も特に英数国は本番と同じ水準である(場合によっては本番より難しいことも・・)のに対して、公立高校受験の模試の場合は2学期とかでもまだまだ入試本番の範囲とは全然異なる内容の試験である・・というのがその理由です。

 

例えば、大学受験生の河合の全統模試や、大阪の高校受験生が受ける五ツ木模試というのは、当然のことながら、塾に通っていない人、つまり学校で習ったところまでしか知らない人もその受験対象となります。

 

ですからその出題範囲というのは例えば1学期の5月や6月に実施の試験であれば、一般的な公立高校、および公立中学で「さすがにここまでは習ってるやろ」・・な範囲までが試験範囲となります。

 

なので、全統模試の場合であれば、英数(1A2BCまで)国に関しては高校2年生の段階で一応知識的なことは習っているという状態なので、本番と同じ出題範囲、すなわち本番に似せた難易度で作問を行うことができます。


しかしながら、これが高校受験生の場合ですと、一般的な公立中学の進度だと、英語では関係代名詞の主格・目的格とか、数学だと三平方の定理はもちろん、相似や円周角の定理とか、また理科だと天体とかを習うのって、2学期の中間とか期末の範囲とかになっちゃうんですね。

 

ですから入試本番における“飛車・角”になる単元が1学期の模試では全く出題できませんし、先ほど述べた11月の五ツ木模試なんかでもまだまだ本番とは難易度・形式ともに「全然足んねーじゃん!(武富士)」なんです。

 

・・で、これは現場の感覚なんですけれども、大阪の公立高校入試の場合って、その11月の模試で同じ偏差値の子同士でも、いざラストスパートで公立高校入試の過去問なんかをやりはじめると人によって、その、、、なんと言いますか得点具合とか、安定感みたいなのが模試とはまた違ってくる子ってそれなりにいるんです。

 

あとは、ぶっちゃけそこはやっぱり公立高校入試なので、その子の“持ってるもの”があればあるほど、2学期くらいまで「ホンマに受験生か?」みたいな子でも、正直12月からとか、1月からとかでギューーン!と伸びてくるみたいなことは普通にあります。

 

#もちろんこういうタイプは大学受験の頃にはその戦線に姿は見当たりませんが・・真顔

 

 

そんな感じですから、公立高校受験生の場合、そこまで「模試!模試!」って気にする必要はなく、単に模試は「たまには知らない環境で知らない人たちに囲まれて問題解いてみる経験しとくか!ヌーブラヤッホー!」くらいでいいんじゃないかというのが私の考えです。

 

 

これも直前期によく書くのですが、毎年大学受験と高校受験の両方を担当する他所とは違って受験結果に誤魔化しのない塾講師としては、正直、京阪神の倍率3倍前後や、私大の5〜6倍などよりも、特に豊中とか高津みたいに倍率が高い公立高校受験の方がよっぽど怖いっていうのはあります。

 

 

とりあえず模試についてはそんな感じで私は考えておりますです。

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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