おはようございます。
ウーバーイーツ、出前館、ピザハットの3台の宅配バイクが同時に路上を走っているという奇跡的な光景に遭遇し、心のエリック・クラプトンがLaylaを奏で始めた重本孝です。
#心の古舘伊知郎も稼働
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井上尚弥の世界戦に対する辰吉丈一郎の講評がそのまま受験にも転用できるものだった件。
昨日たまたま目にした受験とは全く関係ない記事に「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・受験もホンマS.O.R.E.!!!!!」と一人で唸(うな)ってました。
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“カリスマ”辰吉丈一郎は東京ドームでネリを倒した井上尚弥の一体どこを「凄い」と思ったのか…ウシクに抜かれPFP1位から2位に陥落も変わらぬ評価
〜以下記事の抜粋〜
(※ 抜粋は全てお読みになられなくても後の文面を読み進めて頂けるかと思います)
[前略]
話が脱線したが、辰吉は、その後、ネットにアップされていた映像でしっかりと衝撃的なモンスターの6ラウンドの戦いを確認したそうだ。 「凄かったなあ。井上選手のどこが凄いか?あの子は試合慣れしているんよ」
――試合慣れとは?
「世界戦をもう何試合やってんの? 見極めとか、距離感とか、ステップ、体の位置、試合の運び方、パンチへの体重の乗せ方とか、色々あんねんって」 井上は今回のネリ戦で世界戦22勝。WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)の記録に並び日本人として世界戦の歴代最多勝利となった。
「せやけど、今回の試合で何が凄かったかというと、あの1ラウンドのダウンしたときの対応」
井上は1ラウンドに至近距離で左のアッパーを打ち込み、右のフックを返そうとした瞬間、ガラ空きとなった顔面にネリの左フックがカウンターとなって炸裂。プロ初のダウンを喫して、東京ドームを埋めた43000人のファンを凍り付かせた。
「おそらく見えていないパンチ。あのタイミングで打たれたら一番効くんよ。でも、井上選手は、あの時すぐに立たずに膝を立ててカウントギリギリまで待っていた。おそらくやけど、ああいう場面を想定して練習していたんやろうな。初めてダウンをしたら、普通、焦ってすぐ立とうとするやん。それを冷静に待ってダメージを回復させた。あれをああいう舞台でできるのが、ほんま凄いわ」
〜記事の抜粋終わり〜
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#ボクシング1ミリも興味無い方ごめんなさい
いや、、、、もう何が個人的なパンチラインかって、辰吉さんの最後の
「おそらく見えていないパンチ。あのタイミングで打たれたら一番効くんよ。でも、井上選手は、あの時すぐに立たずに膝を立ててカウントギリギリまで待っていた。おそらくやけど、ああいう場面を想定して練習していたんやろうな。初めてダウンをしたら、普通、焦ってすぐ立とうとするやん。それを冷静に待ってダメージを回復させた。あれをああいう舞台でできるのが、ほんま凄いわ」
の部分で、実際の映像がこちら↓ですね。
・・確かにわざとすぐに立たないようにしているかのように見えます。
で、実際のところが気になったので調べてみると別のネット時期に、
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だが、ダウンをした後の井上の行動が凄かった。すぐに立ち上がることはせず片膝をついたまま、カウント8まで待ちダメージを回復させたのである。
「8カウントまで膝をついて休む。そこの数秒が大事。日頃から考えるようにしていることが咄嗟にできた。ダウンしてすぐに立つと足のふらつきとかが出る」
井上は普段からダウンした場合を想定してイメトレをしてきたことを明かした。真吾トレーナーは「ここ最近はないが『万が一ダウンした場合は、急には立たないで』という話を何度かしたことがあるんです。アマチュア時代はダウンを想定した練習をしていた」という。
竹刀の柄を額にあて、先をキャンバスにつけて竹刀を中心にぐるぐる回り、平衡感覚を失わせ目が回った状態にしておいてからミット打ちを再開するという練習。運動会などでよくある「ぐるぐるバット」を応用してダウンを喫した状況を作りその場合の対応を練習していたのだ。
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・・とあって、やはり井上選手は日頃からダウンしたときの練習もしていたとのことでした。。。
ボクサーにとってダウンするというのは試合中における最大のピンチのはずで、そうした状況でも練習していたことが自然とできるというのが勝者を勝者たらしめている一要素なのでしょう。
そしてここまで来たら言わずものがな、こういったあらゆる想定をした練習って受験生にとってもめっっっっっっっっちゃくちゃ大事なんです。
卒業生の子たちなら分かると思うんですが、入試直前期は私はとかく時間をまるまる計っての過去問演習にめちゃくちゃ執着します。
そしてその答案を1人1人自分の目で確認することも物理的に可能な限りやります。
#よってその時期は目の下のクマが口の横まできます
そういうことをやっていると、どんな子でも絶対に「うわっちゃーー・・」な出来になることってありますし、直前期とかだとワーっと泣きだす子もいます。
そういうときの答案って見てますと、やっぱり明確に「あ、ここの問題で動揺したな。」とか「ここから焦ってやったな。」とか「ここで気持ち一瞬切れたな。」とか「時間の圧に負けてここやや頭の中が雑になったな。」っていうのがめちゃくちゃ伝わってくるんですね。
個人塾で究永舎みたいに同じ先生と同じ生徒さんがズーーーーーっと長時間教室で過ごしているようなタイプの塾だとどうしても互いに「どういう人間か?」っていうのが結構分かった上でなんで、余計に直前期の答案見てたら「あ!?さてはここで・・・」みたいなのがガッツリ伝わってきます。
そして少しでも多くの「本番でもこういうことあるぞ」を明確にし、その対策を検討し、さらに過去問をクレイジーな年度分&周回を繰り返すことで、ピンチの際の対応を「反射神経に叩き込む」というところまでを目指します。
入試の本番では大なり小なり「へ??」なことが起こりますが、そこで完全に普段の自分ではなくなるか、「あらあら・・」みたいな感じで冷静にスルーできるかはどれだけ繰り返し同じことを意識して練習してきたか次第です。
「問題を解く能力」と「『問題を解く能力』を圧のかかった場面でも出せる能力」の2つが入試には必要です。
改めて井上選手の試合を見ながら、塾生たちの入試本番においてもこれくらい冷静に乗り切ってくれたらと思いましたです、はい。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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