おはようございます。
フレンチブルドッグの動画を眺めることにハマっている重本孝です。
#あのかわいさに嫉妬すら感じる
#ブログへのメッセージありがとうございます!!
#実は関東の方からもよくメッセージを頂く豊中の塾講師のブログです
中学生で英検準1級を取った北野の高1生に「どんな勉強したん?」と聞いてみたら・・・
先日、高1クラスに入塾してくれた生徒さん(馬渕教室あざーす)と英検の話になりました。
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しげ「(準1級)1発で受かったん?」
生徒「はい。」
しげ「スゴ。。。」
しげ「文法とかって高校生で習うやついっぱい出てくんねんけど、それってもう2級のときにガッツリ自分でやった感じなん?」
生徒「2級のときに文法は一応やったんですけど。。。準1級は、、、まあ、、単語覚えて、、、それで・・・ハイ。笑」
しげ「(準1は)単語覚えて、それで文章は『まあだいたいこんな感じのこと書いてるんかな?』みたいなんで読んでたと。」
生徒「はい。笑」
#北野も含めた文理学科の生徒さんに聞けば分かるのですがこの感想が一番よくあります。
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これは現在高2の「特別枠」で個別に見ている生徒さんたち(当たり前のように中学時代に準1級取得の北野生)もそうなのですが、準1級を余裕で取得したといっても、実は大学受験の難関国公立の英語にそのまま十分な対応ができるか?と言うと意外と(?)そうではありません。
あまり好きな言い方ではありませんが分かりやすいので敢えて言うと、やはりいわゆる「受験英語」なるものに必要なスキルというのはまた別にあります。
やっぱり英検の受験と難関大学(特に神大以上の国公立)の受験って違うところがあって、本文の要点を押さえられているかが問われるところはもちろんかぶりますが、前者は知識面で押せるのに対して、後者はポイントポイントで誤読(雑な読み方)を狙った出題や、(実際に分かりにくい)英文の厳密な説明を求められるので、やはり後者の方が断然頭は使います。
#あと神大レベル以上の英語はそもそもの日本語の語彙力無かったらマジでキツイのはガチ
政治の力がナッシングトゥーマッチな私にはどしようもないのですが、毎年毎年中学生が「単語覚えたらそれでまあなんとかなりました。」みたいなのに教育委員会をあげて府民に時間とお金を費やさせることはやはり健全なことだとは個人の意見としては思えません。
#多くの塾の先生方の意見は違うようですが
結局今の大阪の公立高校入試の英語って
①作問者にとったら頑張って作ったのに多くの子に真剣に取り合ってもらえない
②保護者様からしたらガチンコ入試だった場合と比べるとmore and moreでお金がかかる場合が多数
③高校側からすればそれなりの入学者の英語の学力を遠い過去のもので判定しなければならない(なんのギャグ?)
④英検で得点を確保したい中学生からすると家の経済状況次第でチャンスが人によって変わってくることに加え、教育委員会をあげて検定教科書外の内容をやるよう(結果的に)迫られるものの入学後にその内容は大部分は残っていない
・・っていう誰得?状態に陥っていて、得すると言えば「英検」と「存在しなければむしろ不自然な“甘い蜜をすするオトナ”」と「英検需要を利益に結びつけている教育産業」くらいじゃないかという感じで、本来主役のはずの受験生・高校サイドが完全に置き去りにされているところになんともなやるせなさを感じる次第です。
教室(私)としては今年からは今までと違うカリキュラムで対応し、文理学科受験においては難度関係なく(北野以外は60点台でも十分なのですが)72点より上を果敢に狙いにいくつもりでおります。(今までは「豊中の子も60点台に乗れば・・」くらいのつもりでやってましたが今年の問題の難化でブチギレました。)
#ちなみに今年は英検持ってない子も大手前と豊中受かりました
あと今日の最後に一応これは特に中学生で英検2級を受ける人・受けない人・もう取っちゃった人の全てにお伝えしておきたいのは、毎年毎週文理学科の高校生を教えてて思うのは、中学時代に英検2級を取った人と、英検に関わらなかった人とで何か差を感じるかと言われれば、マジで1っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっミリもその差は感じません。
#英検2級って何かね??と思いながら毎週授業やってる
#大半の文理学科生は間も無く実感するでしょう 爆
ですから英検2級を取ったからと言って将来(高校以降の英語)にもプラスになるなどと考えることなく、ただただ「○○高校に入るための作戦」と割り切りましょう。
ちなみに2億回くらい言っておるのですが、普通科志望の人はマジで英検やるくらいならさっさと火成岩の周辺知識とか、壬申の乱って・・はて?何だっけ?とか復習した方が合格に近づきます。
本日は以上です。
#明日は英検と難関国公立の英語の違いをもっと具体的に見ていくよ
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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