おはようございます。
早くも高校生用の自習室で文理学科上位の先輩たちに囲まれて自習をする新高1生を眺めなら「とりあえずこの3年また元気に頑張らんとな・・」な重本孝です。
#何歳までできるんですかね?
彼は言った「ふつうに引きました。」
先日、とある川沿い付近の文理学科の高校から順当に某旧帝に合格した生徒さんと話していたのですが、その子と同じクラブの仲間が今年は結構撃沈してしまい、なんと後期の結果次第では半分以上が浪人するとのことでありました。
で、私が「おお・・マジか、、kit・・某文理学科高校でも・・そんな・・・いや〜・・やっぱ勝負の世界はなんでもキビしいな〜・・」などと改めてブルっておりましたら、氏曰く、
「(高3の)最後の方に学校で先生自身が『(現段階で京阪厳しそうな人は)浪人した方が伸びるゾ』とか言うててボクはふつうにそれ(浪人に軽く誘導するトーク)聞いて引きました。」
とのことで、オーマイゴッドファーザー降臨よいしょーな様相を呈していたようです。
それくらいの進学校であれば先生のイメージって、それこそ最後の最後まで
・・などと受験生を鼓舞しアジテートする感じなのかなと私のよう進学校のノリを知らない人間などは思うのですが、学校現場ではむしろ「ポツダム宣言受諾」もアリなんだと・・・
ただこういったことは過去にも今回とは違う他の文理学科の高校の生徒さんからも聞いたことはあって、珍しいことではないような気もしておりまんもす。
今年はどうかまだ分かりませんが、最近では、入学の頭では各文理学科は「塾は慌てて入らなくていい。」と言い、いよいよ戦の日が近づいてきたと言えば「浪人も全然アリ。」だと言う・・
もちろん間違ったことを言っているとかそんなのではないのですが、とりあえず私が思うに、高校生以降などは、まずはホントに「自立」が為されてないとなかなか大学受験というのは厳しいぞいと、まあそういうことをサクセスした生徒さんとかを現場で見てますと思うわけでございます。
#これは高校野球とかでも同じ
#この大学受験生としての自立についてはまた改めて書きます
文理学科で難関10大学やそのレベルの努力を必要とする大学に現役で入る生徒さんというのは、現場で見ていてもとかく自分の行動指針というのがちゃんとあるという印象です。
誤解を恐れず言えば、やはり指導者というのは現実がイメージできていない子には、ダメなものはダメ、無理なものは無理だと言ってあげないといけないと私は思います。これは「浪人推奨」とはむしろ逆の態度で、「浪人しない。」を前提とした上で、「未来こうなるけど君はどう思う?」な態度なのであります。
#ぼくドラえもん
ただ個人的に思うのは学校の先生という環境は、生徒さんのことを年間通じて、その生活スタイル(生き様)を把握するのは難しいです。土日祝にどんなスタンスで生きてるか知りようがありません。そうした個人的な感覚から言えば「君こうなるよ。」はやはり私のような仕事に就くものの仕事かな〜・・と思っています。
もちろん自分の伸びシロに気づいてない子のそれを見抜いて「イケる!」と言って合格までガイドするのもこれまた非常に大事な仕事です。
ただ、、、、とかく「まだ成績は気にするな。」「浪人もありだ!。」「知らんけど!」というのはちょっとなと。
とりあえず5月5日の第一回全統模試以降、今年も高3生1人1人との対話による着地点への“調整”という、一歩間違ったらその場で信頼関係がぶっ壊れる、あるいは次の春先に教室の信用がガタ落ちになるという展開につながる、非常に神経をスリ減らす大学受験の担当者特有の仕事があります。
いや〜・・こないだ受験終わったばっかりですけど、今はそれ考えてたまに憂鬱になりますね。苦笑
#受験4年に1回にしてくれ
とりとめのない話となりましたが本日は以上でーす。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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