おはようございます。
本文より最初のこの部分を考えていることの方が時間が経っているときがある重本孝です。
#本文はだいたいその日話したor思ったこととか書けばよいだけ
#リブログありがとうございまーーーーーーす!!!
以下、めっちゃ真面目にいかにも塾の先生が言いそうなことを書いちゃったので、中国のピカチュウが出てこない記事はちょっと・・・という方はまた明日以降おねしゃす。
#根が真面目なもので・・
過去問演習はコレ注意!
私はとにかく入試の合格可能性を占う上で過去問を一番重視しており、最後の最後には、生徒さんの過去問の答案の出来こそが客観的資料としては一番頼りになるとこれまでの経験上感じています。
また、
「落ちるとしたらこの状況が発生したとき・・」
というのも過去問の答案が如実に語りかけてくれるものなので、そうした“アラーム”の役割も兼ねる過去問の答案はやはり最後の最後で本当に重宝すべきグッズだと思います。
今日は以下に私が教室で実戦する過去問の利用法を書いてみようと思います。
①過去問はできるだけ古いものからやる。
たまに放っておくと、意外や意外、中高生の子たちの中には、過去問をいきなり去年のものを1発目にやる子がいたりします。
私はこれには反対です。
それはなぜかといったら、過去問とはリハーサル、つまり本番で得点能力を発揮する練習なので、得点能力が十分にない状態でいきなり取り掛かるのは非常にもったいないです。
役者さんがセリフや演技をまだちゃんと覚えてないのにリハーサルやってたらやっぱり意味は薄いですよね。
要は学力の仕上がりが6、7割とかの時期に「力試し」も何もあったものではなく、学校ごとに細かい注意点はいくつかありますが、一般的に、まずはできるだけ古いものから取り組んで、徐々に近年の傾向に寄っていく流れで取り組むのが良いです。
特に近年はメルカリやヤフオクなどが盛況なので、塾・予備校でなくともメジャーどころの学校であれば10〜20年分は取り揃えられます。
必ず古くから順番に昨年のものに近づくようにする方が良いと考えます。
ちなみに大阪府の公立高校の入試問題はその歴史の変遷を知っておくと過去問演習する際に非常に便利なので、後日また書く・・・かもしれません。爆
②力のないうちから最近の過去問を、しかも大問1コ分だけとか中途半端なカタチで演習しない。
やや①とかぶるのですが、私が一番理解不能というか、学校などでやられるとブチ切れるのが、去年や一昨年の問題の、とある大問1コだけを夏〜秋などに演習する行為です。
これホントにマジで少なくとも私とはあまりに価値観が違い過ぎて理解できないです。
先日もとある公立高校の日本史の先生が関関同立のうちの1つの大学の2023の問題を宿題でやらせるという愚行を行ったのですが、これをこんな秋にやっちゃうと、直前期にリハーサルができず、自分は合格点をどの程度上回れるのか?っていうのが自信を持って把握できないんですね。
こういう何の責任感もセンスも無い人が無考えに「とりあえずやってみろ〜。」みたいにオッパッピーなことをやっちゃうと直前に自信を得る機会とリハーサルを行う機会が無くなるので私はホントに嫌なんです。
私の計画としては直近3年分を直前の2週間前くらいまでに取っておいて、その段階までで十分合格点を取れる仕上がりになった上で(こうなってないと出願自体が大誤解)、今年であれば2021、2022、2023とやって、「うん、まあ受かるね。」となって本番に臨んでもらいたいので、マジで先述のような行為をされたらタマランチ会長です。
また数学なんか、むっちゃムズイ大問を過去問から切り離して単独でやる行為もやめた方が良いです。
なぜならその受験生の力量次第では、その年度のその過去問であれば、そのムズイ大問は“さっさと無視する”が正解だったりすることもあるわけですから、そうした経験が直前に詰めなくなるので、直近の過去問の大問を単独で切り離して事前に予習済みみたいになるのは私は嫌っています。
傾向とか水準を知るのであれば、だいたいの学校はもっと昔の年度のもので事足ります。
③先輩の記録を残す。(塾限定)
過去問で大事なことのうちの1つに【「実際にこの年度で受かってる人たちの答案レベルってどんなの?」っていうのを知る】・・というのがあります。
極端な例を挙げれば、大阪の公立高校であれば、2017年の数学C問題であれば30点台でも北野や茨木に受かる人はバシバシいましたし、共通テストなどであれば、記憶に新しい2022年などは得点率70%強くらいでも京阪神に受かってる人はゴロゴロいます。
このように雑に一般論としての「ここの学校は○割取れれば良い」ではなく、できるだけ年度別に出来不出来は確認できた方がよいです。(ていうかホントに受かりたかったらそうしたい!という欲求がないとおかしいような..)
究永舎の場合は、公立の過去問については2008年から2023年の過去問の得点記録や答案は歴代の卒業生、および得点については、外部情報として知り得たのものも全てランキング形式で残してあります。
また国公立大学2次試験の英国などの記述の解答用紙もこれまでの先輩のものをコピーして残しているので、例えば、あの京大の鬼の和訳・英訳や国語の記述など、どの程度の答案を書ける人が本番でどの程度得点がもらえるの?というのは直前期に後輩たちに強い味方になってくれます。(そういう意味で赤本の解答とかある意味には参考にならんです)
④合格最低点は目指さない。
最後にある意味これが合格するためには一番大事かもしれないのですが、とかく合格最低点なんて目指してはダメです。
合格最低点というのは見方を変えれば
【落ちてる人とほぼ変わらん点】
・・なので、合格最低点をギリギリでクリアして喜ぶというのは、「よしっ!いつ落ちてもおかしないぞ〜!!!!!」に近いものがあります。笑
ホントに受かりたいのであればやはり少なくとも合格者平均レベルは果敢に目指すべきですし、直前の演習についても、ほぼ毎回合格最低プラス20〜30点はどれだけ甘めに考えるにしても越えておきたいです。
いや〜・・、真面目に話してしまい申し訳ございませんでした。。。。
#日曜の晩は疲れ果ててるので早く帰って寝たい・・
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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