10月28日の記事

 

【教室論】次回の冬期講習とその受付について。

 

 

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おはようございます。

 

気候の雰囲気からして実はもう入試はみんな合格で無事に終わって現在5月あたりとかってことにはならないですかね?な重本孝です。

 

#冬がはじまるよ

 



#リブログありがとうございまーーーーーーーーす!!!





 

語彙力は上位校へのパスポート。

 

 

先日、高校生の英語の長文にて以下のようなくだりがありました。

 

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This type of lying can be the oil that greases our interactions with others and lets us maintain friendly social relationships. 

 

この手の嘘は人間関係を滑らかにし、世間との関係を良好な形で維持していくことを可能にする潤滑油となり得る。

 

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例えばこれを訳す際に「oil」を「油」とか「石油」などとやると当然日本語の体を成しません。

 

やはり後の関係代名詞(that)以降の流れを考えても、ここでは「潤滑油」がぴったりだと思います。

 

ちなみに関係代名詞以降が修飾する名詞は、よく分からない単語であれば、とりあえず「〜なヒト・モノ・コト」のどれかで訳しておくというのは便利なスキルなので、授業でもよく言いますが、高校生の子たちは知っておきましょう。

 

 



さて、今日の本題はここからなのですが、その授業中になんと「潤滑油」という日本語の単語を「知らない。。」っていう子が2人くらいいたんですね。

 

とりあえず教室で私は

「ピカッ〜〜〜〜〜・・・!!」となって、

その2人に対して、、


「・・・パプアニューギニアでの生活長かったもんね〜♨︎」


と半ば動揺しつつ雑なイジリ方しかできなかったのですが、まあ、塾の先生をやっておりますとこういうことってあるあるです。

 

例えばこの「潤滑油」1つ取ってもお分かり頂けるように、やはりまずは日本語の語彙がないと外国語って脳内で「自分が分かるように変換する」という行為が上手く行かず、なっかなか伸びにくかったりします。

 

 


2014年のセンター国語大問1で「人が言葉を得て、言葉が人を得る(だったような・・)」的な話があって、要は、ある一定水準以上の文章内容を体得するということはその文章・語彙世界に生きる世界の人たちに仲間入りすることになるという内容です。

 

#確かに東大生の合格体験記ってやっぱり語彙がひと味もふた味も違う子が多い

 

 



これは先日私が野球のトレーニング理論について話をされてるYouTuberさんの動画を見ていたときの話なのですが、おそらく野球をされてるお子さんのパパさんと思われる方がコメント欄に「もっと易しい言葉に言い換えて解説できないものかね、、」的なのを書いておられたんですね。



・・・今や野球バカに少しばかり塾講師の血が入ってしまった私はそのコメントを目にして「おいいいい!!!!ちょっとお父さん!!!なぜそのカタカナ語の意味をご自身で調べてそれをお子さんに伝えてあげないんだっっ!!野球にも語彙にもプラスになる機会じゃん!!!」などとぶっちゃけ一人思ってました。

 

この例に限らず、そもそも私は、ネット上などで難解な表現(と自分が感じたもの)や、一般的とは言えないカタカナ語を使う人を揶揄するようなネタというか、まあ、そういうノリみたいなものに非常に違和感があって、確かに中には私のようにイキりでそうした表現を使う人もいるかもしれないのですが、たぶん実際は揶揄してる側よりもされてる側の方が単に(少なくともあるジャンルについては)語彙が豊富なだけということが多いのではないかと見てて思います。

 

#知らない言葉は知ってて損は無いので調べよう

 

 

要は単に受験ウンヌンだけに留まらず、語彙レベル10の人は10未満の人の世界をある程度想像できる、つまり、例えば幼稚園児でも分かるように何かを伝える際の言葉をセレクトしたり、言い回しを変えたり、比喩を用いたりできるのですが、語彙が無い側の人は自分が語彙のある側の人の視点に立つことは難しいんです。先ほどの例で言えば、幼稚園児が大人の視点に立つことが難しいのと同じです。

 

 

以上のように、語彙が少ないというのは単に大学受験レベルの英語や現代文を読みこなすのを無理ゲーにさせるとかいうだけの話ではなく、人生の長きに渡り【語彙の少なさ=入っていける世界の少なさ(それは往往にしてレベルの低さにもつながる可能性有り)】になるので、語彙の習得って実はめちゃくちゃ大事で、個人的には小学校の授業で英語も悪くないけど、もっと「しりとり」などから派生するような言葉遊び的な時間を取ってもいいのかもしれないなどと思ってます。

 

ちなみに【語彙の豊富さ=頭の回転の速さ】でもあると思いますので、もうホントにありとあらゆる意味で語彙増強って大事です。

 

 

ただ、例えば先ほどの「潤滑油」1つとっても、これって知ってる子が何か努力したとか、知らない子が人より何かをサボってたとかではないので、じゃあどうやって語彙増強を図るの?っていうのは難しいところがあります。。。


#生きてる過程で勝手に身につくもの


 

とりあえず教室では今日ここまで述べた語彙の重要性を話すと同時に、「知らない言葉は調べる人間になろう」とは言ってみてます。

 

 

このブログの読者さまには低学年生の保護者様はほとんどおられないかもしれませんが、私はとかく知り合いから「小学生って何やらせたらいい?」と聞かれれば、毎回「漢字・語彙の習得と計算鍛錬」と答えています。

 

 

 

語彙力は上位校へのパスポート、、、です。

 


 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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