おはようございます。
最近の北野高校は鉄緑会入塾者が増えているらしく中学校で馬渕の宿題をやり高校では鉄緑の宿題をやっているとのことで究永舎とハイパー真逆の潮流を感じている重本孝です。震
#宿題嫌いな子は究永舎で
#リブログありがとうございます!!!!
皆様から光栄なことを仰って頂き喜んでいると同時に入塾希望者の方からのハードルは実態を大きく上回るほどに上がりに上がっていないか心配です。。。真顔
国語50点の合格理論 〜後編〜
続きです。
前編は、国語にはまずは何と言っても語彙語彙ス〜!みたいな話でした。
では語彙を増やすにはどうしたらいいか?ということなのですが、正直そこは人生のプロセスと、持って生まれた記憶力に任せるしかないと思います。
受験に向けて「語彙・・・無くね!?全然語彙無くね!?(トーテン藤田風)」と気づく段階では、もはや残された時間なども考えると他の科目にmore注力した方がトータルの得点能力は伸ばせるというのが私の考えです。
読書をすれば読解力が伸びる・・というよりは、現場での肌感としては、明らかに国語が人よりできるという子の中に「昔から生活の中に『読書』が組み込まれてる子が多い」という感じで、国語弱いからそれを真似するというのは、志望校に受かるという目標から考えると別の作戦の方がもっとイイのかなと。
あとは国語、特に中学受験や高校受験レベルの国語って5教科の中で唯一何もしてなくても生きてるだけでそれなりに得点力が伸びる科目でもあります。
大人で灘中の算数はできなくても、灘中の読解問題の文章が難しくて理解するのが苦しい人ってかなり少ないと思います。
要は言葉を理解するっていうのは生きてきた過程で培ってきた知識的なものをも含めた広い意味での経験値がものを言う部分もあると思うのです。
私が小5の頃、母親に
「『いつもより眺めがいい左に少しとまどってるよ』っていう歌どういう意味なん?」
とたずねたことがあって、
母親は即答で「アンタにはまだ分からんw」とのことであったのですが、これに近いことって世間一般で繰り広げられる文章を読むという行為には頻繁に起こりますし、それは入試の国語においても決してゼロにはできてないと思うのです。
#げに国語は難しい
センター過去問の小説などを高校生にやらせるとよく分かるのですが、話の主題次第では語彙とはまた別の次元で、福永武彦「忘却の河」や三浦哲郎「メリー・ゴー・ラウンド」などはそもそもその世界観に全然入って来れない子ってふつうに珍しくないです。
偏差値70の理系男子が???となっている傍(かたわ)ら、偏差値50の文系女子が分かってたりするから面白いです。苦笑
人生経験っていうのとはまた違うかもしれませんが、なんか、、、ええ〜・・その、、なんかそういうのですよ、ええ。(分かってください)
#一緒にいるときは窮屈に思えるけど
#やっと自由を手に入れた
#僕はもっと寂しくなった
#・・・を小6の男子がうなずいてても怖い
後はこれも国語という科目が特異なのは、作問者の言語センスと、どの程度「難しくしてやろう」と思って作問しているか次第で、偏差値50と70の両者の差がそのまんま結果になりもすれば、ほぼほぼ両者が並ぶような結果になるようなことが、他の科目よりもバンバン起こるってことです。
極端な例ですが東大・京大の合格者得点なんかを見ても、センター試験・共通テストの国語で6割くらいに当日沈んだ人と、9割取った人が2次試験では前者の方が得点が上だったりみたいなことが毎年のようにあります。
他の科目ではなかなかそうしたことは起こり得ません。
これも国語が独特なところです。問題との相性ってやっぱりありますし、作問者次第(年度次第)ではやっぱり運ゲーに近いものになるのは見てて思います。
そうした意味でホントに入試においては“怖い科目”です。
あと最後に大阪府公立高校入試(各科目90点ずつ)と大学受験についての国語にまつわる話です。
#重要
まず公立高校においてはB問題は簡単なので心配いりません。国語の定期テストで70点くらい取れる子であれば余裕で解答できるので遠慮なく国語以外の科目に注力しましょう。
次にC問題ですが、パッと思い浮かぶのは2013年前期 B(今のCに相当)の国語や2016年の国語などは北野・茨木の文理学科合格者でも4割〜5割の得点率の子はゴロゴロいたので、まあ、、、、、、そもそもの問題がアレやったいうことよ、おーん。。。
#茨木は国語23点で受かった子あり(現役で阪大の基礎工行きました)
岡田節はさておき、どうしても国語ってそうやって作問者次第で計算が立たないことがあるので、私がいつも教室で言うのは「国語Cは60点あったら万々歳で、国語の得点率半分でも受かるような英数理社の得点率を目指せ!」ってことです。
実際国語が得点率半分の45点であった場合、英語75点、数学75点、理科85点、社会85点で内申が満点なら総得点は781点で、2021・2022年度などカンタン回の場合は北野であればやや心許ない点数ですが、北野以外はそれでも全然合格です。
つまりは文理学科を目指す子で、内申が260前後以上ある子であれば、理科&社会で80点ずつ→英語72点越え→数学60点前後以上を目指すのが一番現実味がある作戦だと私は思います。
#実際“まともな回”の国語で45点になる子は少ないです
そして最後に大学受験です。
大学受験においてはまず東大京大などに代表される共通テストの比重が小さいところについてはもうなんでもいいです。マジでなんでもいいです。
国語がそんなのでも受かる2次力をつけるのがそのレベルの生徒さんであれば一番手っ取り早いんです。
あと国公立の2次の国語は事実から言えば、冠模試の国語偏差値50切る子も70近く行く子も、結局本番は5割前後、採点が甘めな年度で6割弱〜7割にほとんどの受験生(さすがにこの子は点無いんじゃないか?って子も込みで)は落ち着くので、こちらも“国語半分取れれば受かるレベル”を目指すのが一番努力が実り易いです。
私は京大受ける子には毎年「2次の国語0点でも受かる(合格最低点で文系はプラス60〜70点/理系はプラス50点)ようにしたら受かる!」とその目指すべき水準を伝えています。
それくらいの感覚で日頃から他の科目を伸ばさないとライバル強いのでマジ受かりません。。。
#もう国語なんてしない
#私が受けるわけじゃないので言いたい放題です爆
とりあえず阪神公の文系の子も「国語は問題読み違えずに埋めれば5割!」を合言葉に英数に力入れた方がいいです。とかく英語をガンガンに磨くべし。
あとは関関同立なんですけれども、センターの過去問で練習しましょう。そうすれば古文はよいウォーミングアップになりますし、現代文は関関同立の問題やり出したら簡単過ぎて泣けます。
#関関同立はイチにもニにも英語できんと受からんとよ・・
同志社の現代文なんかたぶん浜や日能の国語が得意な小6の子だったら満点取っても私はビビリません。「うん、そりゃああのレベルはできる子いるやろな・・」と。
一応ここまでの入試のくだりは私の主観ではなくて、卒業生の過去問や本番の開示の結果から言えると私の中でほぼほぼ確定していることを述べています。
#信じるか信じないかはあなた次第です
受験の戦略的な話になるとどうしても好きな話題なので冗長になってしまい申し訳ございません。
ここまで読んで下さった方、、、好きです。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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