おはようございます。
朝からオールデイ自習祭りとなってキツいため実は3連休が怖い重本孝です。
#しかもこの3連休はテスト前でめちゃみんな来るし・・
#朝から来てくれてありがとう苦笑
#みなさまリブログして下さってありがとうございます!!!!!!
京大と阪大の兄ちゃんたちに「計算ミスせんためになんか意識してる?」と聞いてみたら・・
昔からのブログ読者様の中には下のツイートを覚えておられる方もいらっしゃるでしょうか?
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この年の合格最低点644.53点のところをくだんのツイ主の学生さんは644.50点で不合格・・・その差なんと0.03点差。
一昔前には受験掲示板で東大を0.1点差で落ちた開示結果を上げて話題になった受験生の方もいたのですが、この画像の方はその0.1点差をさらに上回る?下回る?・・この場合表現がどちらが適切なのか難しいのですが、まあ、なんともやるせない終戦を迎えられたのでした。。。
ちなみにツイートから滲み出る「この子、イイ子なんやろな・・」感が気になって、上のツイートから1年後のこないだの春に確認したら今度は無事京大に合格しておられました。
#大手予備校の浪人コースに通ってたら0.03点差を埋めるためにプラス・・・
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これは何も大学受験に限った話ではなくて、大阪府公立高校入試においても、合格最低ラインから5点以内、つまり1問〜1.5問くらいの差で落ちる子は全然珍しくありません。
過去に究永舎で起こった悲劇としては、公立入試前期後期制の頃に「前期で豊中の文理チャレンジして、ダメなら後期池田にします!」と言って結局池田に行くことになった子がいたのですが、この子が豊中にも開示に行った結果、なんとその年に豊中文理に受かった教室メンバーの中で一番点数が低かった子との差は・・・まさかの1点差。。。
ちなみにその3年後、豊中の子は今の公立大落ちて立命に、池田の子は現役で神戸大に行きました。
さらにちなみに・・・立命の子はその後1流企業に就職し、神戸大の子は留年した後に就職しました。爆
#進学っていう形のないもの
#展開予想いつも困難だね
#だからダーリン
#この名もなきブログを
#毎朝7時に捧ぐ
まあ、そんな1点差や、ましてや0.03点差で泣かないためにも数学などの1問1問の配点がデカイ科目でのミスは避けたいです。
そこで以前、同時期に高校生の数学サポータとしてバイトしてくれていた京大工学部のO氏と、ブログにも何度か話題に上げた阪大工学部のヨシヒロ氏(兄)にそれぞれ別々に、
「計算ミスせんためになんか意識してた?」
と聞くと、2人ともほとんど同じことを言ってたんです。
それが・・・
・・・ではなく、
「丁寧にやるしかないです。」
・・とのことでした。
#これが現実
要は京大阪大の理系数学のレベルになってくるとまず計算がやたら長いので、途中のどこかでミスるのは許されず、かと言って見直す時間も普通はないので、とにかく最初からミスらないように「ゆっくりと」やるのだと。
で、さらに私が「その『ゆっくり』っていうのはどの程度??」とたずねるとこれも2人似たようなことを言っていて面白かったのですが、その主旨としては、
「それを、、、つまりミスが出ない範囲で一番速いペースを日頃の自習で探して身体で覚えるんです。」
みたいな感じのことを言ってました。
#言うまでもなく雑くてもミスらないんならそれでOK
私のように塾講師という立場で、しかもそれが特に高校受験となると全員が数学をしますから、勉強が得意な子や、「頑張ろか・・」っていう子までいろんな子の数学の答案を毎日のように見るんですけど、特に理系の才に溢れる一部の方々を除いたら、、、、
・狭いところに式を書く(書いてる途中で問題文や図の一部とかぶることアリ)
・図が実態とそこそこズレたもののまま考える
・「そこは確実に文字で書いた方が・・」なところの暗算多め
・途中式を斜めになって書いても平気
これらのこと(要は、雑)を、ミスがほぼない印象の子はしないのに対し、ミスりまくりすてぃな子は大人しそうなタイプの子でも問題文への書き込みを見ると意外と雑かったりするのである意味面白かったりします。
またこれは数学のみならず、国語や英語などの文章読解系の問題をやるときも、本番の「圧」がかかる状態になると、緊張が解けてくるまで一時的に脳のIQが下がるので、実は日頃の自習時よりも処理能力が落ちた状態になるのですが、そうしたことを分かってない子は本番で“いつものように”本文を脳が処理できず「何書いてるか分からない・・」と頭が真っ白の状態になってパニクって崩壊します。
#こういう“崩壊体質の子”を早期に見抜いて1年なり半年なりかけてガイドするのも塾講師の仕事の1つ
全ての読み取り、全ての計算は常に毎回一定のスピードである必要はなく、先輩たちが言うように、「日頃の自習でミスが出にくい処理ペースを探す」という姿勢が大切だと思います。
そんなこんなで日頃より私も中3の子たちには「本番は計算スペースあんまりないから、余裕のあるスペースみつけてできるだけ精緻な字でゆっくり計算しよ!そこで生じるほんの数秒の遅れの積み重なりは『これパス!』っていう問題見抜く選球眼今後養うことで余裕で回収できるから。」と先述の先輩たちの例も引き合いに出してよく話してます。
#文理学科上位者のノート(これはむしろ精緻過ぎるレベルですが・・)
#ノート越しでもその鬼の集中力がビシビシ伝わってきます
#中3でミス多い子にはよく先輩のこういうのをお手本として見せます
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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