おはようございます。
私の散髪したての頭を見た通りすがりの小学生に「ワ〜オ!」と言われた重本孝です。
#可愛くてゴメン
“戦場”へ出よう。〜昨今の大阪府の公立進学校の様相から考える〜
個人的に今現在非常に注目しているのが教室に通う主に北摂の進学校の子たちの中で、現高2以下から密やかに始まった・・
「テストの順位は気にしないで〜」
・・的な学校の態度です。
2025年や26年の入試結果に何か影響はあるのかな?と思って注目してます。
最近の、特に文理学科は「気楽に行こうよ〜」みたいなことを学校でよく言うようですし、「分布表しっかり見た方がいいで!」と画像付きでブログで呼びかけるような塾なんかがあった日にはめちゃくちゃ警戒されますが、もちろんガチ目に、気楽に学園生活をパーリナイっ!した結果その子の受験がどうなろうと、10代最後の1年を駿台や河合でプラ100万以上ぶっ込んで過ごすことになろうと学校は知ったこっちゃありません。爆
中でも、意外・・・かどうかは分からないのですが、特に北野はその最たるものだと感じます。
徹底して校内の自分の立ち位置が分からないようなテストの成績表となっており、現高1・2の子たちなどはなんとなくボヤ〜ンとした感じでしか自分の学年内の立ち位置を捉えられていない・・・か、はたまた、何も気にしてないかといった状態ではないかと思います。(横浜翠嵐とどエライ違いである)
#翠嵐の成績表↓
その点、最近で言えば、豊中高校などは夏明けの実力テストの結果が3学年全てで先日返却され、特に1・2年生などは英数国と学年内での自分の立ち位置を知る良い機会となったはずです。
毎年現場で見ている者として、高校受験とは大きく違う大学受験の難しさというのは科目の勉強面とか戦略面以外に2つあって、1つはメンタル面でどうしても向き不向きがあるという点と、もう1つは非常に客観性(想像力)が必要であるという点です。
#あとお金もかかる..
この客観性というのは、想像力を働かせないといけない感覚的部分と、事実ベースで状況を把握するという姿勢が大事だと思うのですが、現在の北野高校や豊中高校の1、2年生というのは特に後者の“事実ベース”という情報をもがれてる状態です。
もちろん教室の子たちに関しては私が把握できるので、いつなんどきでも生徒さんにも保護者様にも「現状、受験的にはこの大学のペースに乗っていて、今のペースで過ごしていくと最低でもここのラインまでは確保できます。」というのは申し上げられるのですが、それはあくまで私の場合はこれまでの受験生1人1人の高校3年間の軌跡(生徒さんによっては高校受験から高校3年間の軌跡)が残像として、脳内にあるからであり、やはり個人的には私から話をされる生徒さんや保護者様に対しては100%客観的な数字ベースの資料もあった方がイイのにな〜・・といつも思います。
そんな中、、、、最近「はにゃ?」と思ったのが、高3生たちが夏休みに受けた全統マーク模試の成績表です。
今週それが返ってきたのですが、全員が受ける英語の欄の校内受験者数をよくよく見ると、、、、
北野は298人(320人入学)
池田は281人(320人入学)
・・なのに対して、
豊中は・・・・156人(360人入学)
しか受けてないんですね。
#ここで脳内にバックストリートボーイズが流れる
「はひ??」と思い、豊中の子に「テミワイ?」とたずねても「謎です。」とのこと。
で、改めて過去の卒業生の子たちの第2回の全統の成績表を見ると、やはりなぜか豊中高校はこの夏の全統模試の受験者が北野や池田と比べてぶっち切りで少ないんです。
学校のアナウンスの仕方なのか何なのか、とにかくよく分からない現象なのですが、とりあえずここで個人的な意見を述べさせて頂きますと、特に高2後半以降からは全統模試などは積極的に受けた方が絶対にいいです。
特に東大京大、関東なら一橋など、“2次勝負!”の受験者はさておき、それ以外の99%の受験生は5月の第1回、7月の第2回の全統は絶対に受けた方がいいです。
ただ、「受けた方がいいです」とは言うものの、返却された成績表は、その結果の意味するところと、残された時間で発揮可能と予想されるその受験生のポテンシャルが分かる人が見ないと受ける意味は半減するかもしれませんが・・
特に最近ブログのネタによくしてますが、(この地域では特に豊中高校に多いと思われる)神大・公立大狙いからの滑り止めで同志社を考えてる・・みたいな子はもうホントにこの時期に冷静な判断と戦略を取らないと、毎年、文理学科で爆誕している2月25日(国公立前期試験日)を待たずして2月半ばに私大で全滅してメンタルやられちゃって前期を受け、前期発表前の卒業式に人一倍硬直した顔で参加した後に「何で私が全落ちに?」になる展開がふつうにあります。
#受験産業浪人コース「あざーーーーす!!!!」
そうならないための客観的な資料として一番適していると思われるのがこの第2回全統なのに・・・なぜ受けない???っていう・・・
#知らんけど
とりあえず本日の結論としては、大学受験で客観性を発揮するのって結構ムズイし、重本的な担当者がついてなかったらそれはなおのことなので、できるだけ模試は受けたり、
模試の過去問↑を時間計ってやって点数出すことから逃げない方がいいよってことになります。
つまり“戦場”に出よう、と。
ちなみに過去のこのシリーズ↓も
巻末の資料が充実してて特に1、2年生が学力測るのに適してます。(今はメルカリで安く買える)
もちろん究永舎自習室にはいずれのものも全部やりきれないくらいの年度分揃えてますのでまた1、2年生もトライしてみて下さい。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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