おはようございます。
深夜の路上ランニング中に卒業生の子から声を掛けられたので「おーう!・・ていうかこんな格好(ランニングウェア)で深夜やのによう気づいてくれたな!あざーす!」と言うと、「“アタマ”ですぐ分かりました。」と言われた重本孝です。
#可愛くてゴメン
受験の範囲で言えば英語は大学受験で通用するのを確認するまで安心できないです!!!震
私の場合、その仕事柄、1人1人の生徒さんを見る視点というのは常に高校受験・大学受験の観点からの「伸びしろベース」での見方となります。
その際、ある種一番個人的に参考にしているのが英語という科目です。
昨日の記事でも述べたのですが、英語という科目は私は5科の中では一番その子の性格、もっと言えば受験生としての資質が出ると思ってます。
数学がどれだけ“キレっキレっ”でも中3段階で英語がままならない子というのは「大学受験、、心配やな〜・・」と、とりあえずは思いますし、どれだけ数学難民でも英語ができる子というのは、まあ、高校入って「病み」の状態にならなかったらなんとかなろうと担当者としては少し気がラクです。
ただ、この英語という科目は中学生レベルでは、私の場合は単に「点数がいい」というのを見るわけではありません。
「なぜその成績なのか?」を把握するのが塾講師の私としてはめちゃ重要です。
これも究永舎にご入塾面談に来られた方なら100%私からたずねられる質問なのですが、私は必ず「これまでの勉強関係の習い事の履歴みたいなのって教えてもらってもいですか?」とか、特に英語を他所で習ってたという生徒さんには絶対に何歳から何歳までどんなところに通っていて、どんなペース(進度と宿題量)でやっていたのかというのを聞いています。
これはなぜかというと、例えば中学レベルの英語が分かりやすく苦手だったらそれだけでいろいろ分かりやすいのですが、逆に気をつけないといけないのは小学校くらいから結構ガチな英語塾に通っていて英語の成績が良い子です。
まずこのタイプの子っていうのは記憶力・処理能力は同学年の子たちの中でも高い方の優等生タイプが多いです。
また、どちらかというとお母様がお子様の勉強面への意識が高い方が多い印象です。
ただ、こういう子の場合、その成績が良い理由、つまり「なぜ英語ができるのか?」っていうのをその後の授業や会話などを通じてしっかりこちら側が把握しておかないといけないです。
なぜかといったら、中学レベルくらいの場合だと、暗記力・処理能力が高い子ほど塾の宿題がこなせちゃうので、「(自覚無しなままで)大人にやらされてるからできている」という状況がまあまあな頻度であったりします。
#中学受験・高校受験で優秀な子の最大にして最悪のトラップ
これは何を言わんとしているのかと言いますと、要はそういう子の場合というのは、「好きにしていいと言われたらどうなるか?」っていうのがまだ未知やすえ姉さんなんです。(関西以外の方・・・???かもです...)
つまり大学受験生として通用するかどうかはまだ確定できないということです。
#ここテストに出ます
一方、中1・中2くらい、、、いや、中3になっても英語は苦手なんだけれども、客観性がそこそこあって、自分の意見をはっきり口にできるタイプの子っていうのは高校に入って、脳の成長が進めば、次第に英語はできるようになってくるパターンも珍しくないです。(ここは自分の感覚なので一般論になるのかは分かりません)
これは結局何でか?ってことなんですけれども、最終的に大学受験って才能が図抜けてる人以外からしたら暗記量が膨大過ぎて、「オレ、ワタシは○大の○学部言ったる!」って他人に表現できるレベルで自分が手にしたいものが分かってるような子でないと、とてもじゃないですがそのコツコツ努力は続けられません。
#あとは想像力のある臆病タイプも◎
抽象的な話で申し訳ないのですけれども、要は、能力が小中生の段階から高いが故に、やらされてるレベルの勉強でも身についてるだけで、「自分で目標設定して好きなとこ目指して頑張ってみ!」ってなったら、なかなか自由意志を発揮できないタイプの子(無意識的に親の意向を気にしてるのがこちらに伝わって来る子に多い傾向)と、、、、一方で、小中の段階でそこまで(および全然)才能の片鱗は見られないものの、自分で目標設定して「ココ目指す!」みたいなので一生懸命取り組めるタイプの子って、それぞれ高1、高2くらいの間で余裕で逆転現象起こるよってことを言いたいのであります。
要はやっぱり「性格」は無視できなくて、そこを把握せずに「勉強のやり方が・・」とかを、特に塾講師が言ってたりしたらヤベーよ、、、、、、と、そういうことです。
明日はその各生徒さんの「性格」面に塾講師である私がどう対処しているのかということを書いてみたいと思います。
本日は以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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