おはようございます。

 

プロテインを飲み過ぎてタンパク質が脂肪に変わっていることを理解した重本孝です。

 

#早よ誰か教えて・・

 

 

 

 

自習中、伸びる子は○○を嫌がり、がんばれ!ベアーズは〇〇を嫌がる。

 

 

このブログでは度々書いていることなのですが、成績を上げるというのは、「やり方」とか「勉強計画」とか「神○○」とかでどうこうなる世界線の話ではなくて、特に高校生にでもなれば、まずはそういうイカれたことをのたまわるだけのたまわっておいて、春先には「事実」を誤魔化し、誤解を引き起こそうと必死な生き様に注力する無様な大人たちを哀れむくらいの視点を持って欲しいと思います。

 

そんなわけでやはりと言うべきか、どうも何年と自習室を毎日観察する限り、「伸びる子」と「がんばれ!ベアーズ」にはその生き様のグラデーションにおける立ち位置に違いがあるようです。

 

私は日頃、生徒さんについては「君はこうなるべきだ!」みたいなのはなくて、「ここに届くと思うよ。」or「悪いけど先生は無理だと思う。」までは伝えるのですが、その後はその生徒さんに対して「で、どうしたいん?」という態度は一貫しています。

 

逆に言えば、必要と思われる情報をお伝えした上でなお「こうしたい!」がない生徒さんにはなかなかこちらからは具体的な働きかけは難しいというのが正直なところです。

 

 

そんな前提がありつつ、では実際に生徒さんが「こうしたい!」という表明があった場合はどうでしょうか?

 

ここでもまずは慎重にいかなければならないのは「こうしたい!」と言う生徒さんの中には「他の進路は1ミリも考えてません!!!!」のタイプや、「いや、別にもうちょいハードル下げるのもやぶさかではないッス。」のタイプなどなど結構その意志のアウトラインというか、力強さみたいなものが人によっても違うので、その点も考慮した上で、できるだけスムーズな受験ガイドを提供したいと考えています。

 

そしてここでいう受験ガイドの「スキル」という点で言えば、やはりその難度が高いのがやはり生徒さんの「生き様」を変える・・・、否、生徒さんが「生き様」を変える、ということであろうと私は常日頃から思っています。

 

 

そして「変える」以前の問題としては、講師サイドには「感じ取る」「見抜く」「把握する」という複数のステージがあることは言うまでもありません。

 

 

今回はその段階での分かり易い各生徒さんの特徴として、表題の・・

 

【自習中、伸びる子は○○を嫌がり、がんばれ!ベアーズは〇〇を嫌がる。】

 

について述べます。

 

 

 

早速ですが○○の答えは・・・

 

 

 

自習中、伸びる子は頭を使わないことを嫌がり、がんばれ!ベアーズは頭を使うことを嫌がる。

 

 

 

となります。

 

 

 

 

 

これも言うまでもなく「ゼロかヒャクか・・」という話ではなく、あくまで自習時間を10とした場合の思考単純作業とのそれぞれが占める比率の問題を取り上げているのであります。

 

 

 

 

まあーーーーーー、、、とにかく「伸びる子」というのは問題を解いたり、“遠目には一見何もしてないように見える時間(脳天で湯を沸かせんじゃないかくらいの勢いでゾーンに入って長考に入っている時間)”を過ごしている割合が多いのに対し、「頑張れベアーズ」の子は「どうしてそれをやってるの???」風味な作業に注力している時間が多いです。

 

中学生だと、、、、、男の子でやたら漢字ばっかりやってる子、テスト前に一生懸命マーカーで線引いてる子、女の子でやたら紙切って“創作活動”に励む子や各種ノートの装飾が派手な子などは典型です。

 

 

 

これが高校生とかなら、例えば大学受験の英語の語法(いわゆる暗記事項)で、

 

rob A of B = AからBを奪う・・みたいなのがあるのですが、、、、

 

東大京大寄りの子というのは、どちらかと言えば・・「なんでS V A of Bで『AからBを奪う』になんねん?」といった感覚が強く、辞書やスマホでofを調べていく過程で、

 

A of B は「AがBに所属する」「AはBの一部」・・・つまりこれは「AとBは別物」の意にも解することができる・・みたいなの(通称:分離のof)に辿りいて、その後、語法とは関係のないところでも、「・・・ofーーー」の箇所では「所属」「一部」「分離」などといった引き出しから見知らぬ表現も処理する術を脳に記憶させます。

 

 

 

一方で、「頑張れベアーズ」の子の中でも特に典型的な子というのは、

 

 

 

をとかく一生懸命色分けを駆使して写す、、、みたいな行為が自習時間の中で占める割合が多いんです。。。

 

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや・・・もうそれ写してる時間に少なくとも半分は覚えられんじゃん・・

 

ていうか写メで撮ったらいつでもどこでも再チェックできるじゃん・・・

 

写す意味ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーゲローーーーーーーー!!!!?????

 

・・みたいな感じです。

 

もちろん後者の子はそれで次の日に覚えてるか?と言えば・・・??

 

#主に泣いてます

 

 

 

私が思うに、よく世間に散見される「君は勉強のやり方が分かっていないだけだ」「正しい勉強法をすれば成績は上がる」系マーケティングを繰り出す塾講師というのはこの辺の機微を指摘しているものと思われるのですが、個人的な意見としてはそれは問題が少しズレていると思ってます。

 

 

そういう後者タイプの子の一番の問題というのは、、、、、、

 

 

 

 

 

仮に【一生懸命色分けを駆使して写す(だけ)】というノリの行為を「A」とした場合、自分が「A」をしているということが自覚できない、いわば「センス」という、とりあえず一旦は絶望しかないレベルのところに問題を抱えているので、大切なのはいかにその子が傷つかないように「そんなことやっても報われないよ」を感じさせるか、および、「その指摘をしてくれても受けいれられる人」に先生がなれるか?というところだろうというのが私の今のところの考えです。

 

故に、この仕事は全く飽きないんですよ。。苦笑

 

 

 

 

でも、、、大人でいうところの「仕事」も、そういうところありますよね。

 

デキる人は誰から何を言われるでもなく勝手に「その仕事に必要なスキル・思考のフレームワーク」を体得し、年々伸びていくのに対し、厳ちい人は「いや、、、、そんなこと考えてもたぶんあんま意味ないと思うねん。。。」みたいな感じのとこばっかりに時間を割いて、、、で、しばらく現状維持を続けた後で徐々に堕ちていって「デキるやつ」へのルサンチマンと化す・・みたいな。

 

すいません、身分を弁(わきま)えない余計な話でした。。。

 


とにもかくにも結果を出すというのは、基本、「経路」よりも「到達点」への意識が大事なのですが、そうしたことって仕事においても大事だと私は思うので、そういうのは受験勉強からでも学べることなんじゃないかっていつも思って教室を運営しています。





 

ホントは

 

 




に書いてあるような視点を中高生の子が理解し、少しでも日々の生活に反映できればよいのですが、さすがにまだ仕事もしたことがない彼ら彼女らには実感を持って内容を読めないと思うので、こうしたビジネス本の面白い部分を受験版にアレンジしてこっそり日頃の生徒さんの思考へのアクセスに織り交ぜて、その反応を長期に渡って観察し続けられるのもまた自分の教室を持つものにしかできない醍醐味かなって思います。

 


 

自分の影響の有無は実は・・・・・結局のところよく分からないのですが、「おお・・・なんかオトナな取り組みになってるじゃん・・・」という変化なんかは見ていて面白いです・

 

 

 

 

 

 

本日は以上でーす!

 

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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