おはようございます。

 

白ご飯に冷えた濃いめのお茶をぶっかけ、その後冷蔵庫で冷やして、さらに濃いめのお茶を足してキンキンに冷えたお茶漬けを食べる時間を至福とする重本孝です。

 

#夏はこれ

 

 

 

 

 

取らぬ狸の皮算用思考はヤメておこう。

 

 

 

ほとんど受験産業のせいではあると個人的には思っているのですが、高校受験を大袈裟に捉え過ぎる割に難関大受験合格に必要な努力量を過小見積りされる傾向は一般に相当なものであると日頃より感じております。

 

 

 

大阪の話になりますが、特に文理学科水準の高校生というのは1、2年時に・・

 

・定期テストの成績が中盤〜下位

・自習習慣がなくても平気

・英語が学年半分未満順位

 

などの、言わば大学受験のヤバみ溢れるトリプルスリーをガンガン満たしていても志望校をたずねられると京阪神を挙げる人は多いです。

 

確かに世の中には「高校入ってロクに勉強してないところから3年になって一年発起して○大に受かった人」というのは存在し、最近ではネットや受験産業の喧伝に盛大に取り上げられ、中にはビリギャルよろしくその情報が“バズる”などすることもあるので、これから「大学受験するか〜・・」の子からするとどうしてもアクセスみたいに“夢を見たいから”、また、KAT-TUNのように“ギリギリでいつも受験したいから”という気持ちが湧くのも分かります。

 

#現役高校生ド無視の表現

 

 

 


そして、言わずもがな結果はギリシャのイカロスであると。。。

 

 

 

 

 

 

なにはともあれ、そんなこんなで、結局今日はまずこのことを言いたいわけなのですけれども、、、、、大学受験ほど生存者(合格者)バイアスがパネぇものもなかなか無くね?

 って私は思います。


どうしてもその性質的に不合格だった人って声を挙げにくいんですけど、おそらく「カリスマ講師の授業受けてましたけど結局落ちました。」や「やっぱりどう考えても遅過ぎました。」が大学受験の一般的な合格率から考えると多数派の声じゃないかと。。。


#きけ わだつみのこえ





 

確かに灘の東大、北野の京大、茨木の阪大など、学年後半順位から1年かそこらでの鬼の追い上げによる合格者の話は実際に毎年あるでしょう・・ていうか私もこの業界に長く、また実際各高校の教え子がこれまでいたからこそ、そういう話は当たり前のように聞きます。

 

ただ・・・これも実際に各高校の卒業生に聞くと、言っても「上位のヤツらがだいたいそのまま受かった」というのが大方の現実です。

 

どんなジャンルでもそうだと思うのですが、本当にサクセスした人というのは上手くいかなかった人に対して「甘めーんだよ」とは言いませんし、「私はこの時期からこれだけのことをやってのけた!!!!」などというのもそんなに仰々しくは表現せず謙虚な姿勢を保つ人が圧倒的に多数派でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よくあるドリームサクセス合格体験記なんかに、難関大合格者の「僕が本気で勉強し始めたのは高3の夏休みも後半の方からで・・」みたいなのがあるのですが、これを間に受けるというのは、言わばこれってモデルの新川優愛さんがロケバスの運転手さんに交際を申し込んでそのまま結婚したという話を聞いて、「俺もロケバスの運転手なろ!」という発想と同じで、

 

【その妄想はフィクションです】

 

・・がオチです。

 

 

 

 

確かに、将来に向けて大きな夢・野望を描くことは非常に良いことです。ある意味で時代とともに年々若者に欠けていっている要素かもしれません。

 

 

しかし、それが「取らぬ狸の皮算用思考」、例えば我が親愛なる大学受験生諸氏に照らし合わせれば「できぬ自習の逆転合格算用」とでも言いましょうか・・・まあ、そういうものになってはいけません。

 

重本のダイエットを初めとして、世の中こういう「できぬ努力の・・」ってよくありますよね。。。恥


 

だからそうなること自体は受け入れつつ、それでもなんとか自分の高校生活、(多くの人にとっての)人生のラスト受験に一矢報いる形でフィニッシュしたいという人は、とにもかくにもこだわるべきは、

 

目の前の1日のクオリティ

 

に尽きると思います。

 

 

結局、誰にとっても「1日」というのは人生の一つのブロックで、その積み重なった結果が「今」であり、そのさらなる積み重なりが「未来」であるのは間違いない以上、まずは“今日1日のクオリティ”を毎日こだわっていくしかないと思われます。

 

品の無い乱暴な言い方をお許し頂ければ、「こんな時間の使い方して俺はマジでクソだな・・」っていうことに敏感になるってことです。

 

そういう感覚が意識に上ってるときって、焦燥感につきまとわれながらも実は振り返ってみるとこれが面白いことに結構充実した日々だったりするものです。

 

 

生徒さんは受験生としての生き残りを賭けて、私はロケバス運転s・・塾講師としての生き残りを賭けて「1日」のクオリティにこだわっていかないとダメってことです。

 

 

塾の先生が教室でのたまうような暑苦しい話をしてしまって恐縮ですが本日は以上となります。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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