おはようございます。

 

仕事後にすき家さんか吉野家さんかで10分ほど悩んだ重本孝です。

 

#難問

 

 

 

問題集についての覚書。

 

本日は問題集、および参考書について個人的見解を述べてみたいと思います。

 

全て自分が勉強した、および、これまでの生徒さんの観察により得た経験から思う意見となります。

 

 

まず問題集・参考書についてはその選定の段階が非常に大事だと思います。

 

個人の学力レベル次第では、ある人が絶賛する参考書も、別のある人にとっては「ほぼ価値無し」みたいになることはふつうにあります。

 

私自身、↓を

 

 

 

生まれて初めて読んだときは全然脳に“入って”きませんでしたが、それから時間が経ち、高校英文法の概要を自信を持って「掴んだ」と言える程度の段階でもう一度読んだら視界が変わりました。

 

問題集・参考書も人と同じで、「出会うタイミング」というのが大事です。“ネットで評判のもの”に期待し過ぎるのはよしましょう。

 

人にもよると思いまずが、参考書であれば書いてることの9割方は抵抗なく読める感じでないと厳しいと思いますし、問題集であれば5〜6割くらいはデキるものでないと気持ち的に続きません。また、分厚すぎるのも挫折しやすいので購入の際はそこを冷静に判断するべきです。

 

#気分なるものはバカになりません


 

また、似たような問題集・参考書AとBとCのどれにしよ・・・という場面もあるかと思います。

 

初級編・中級編・上級編などのレベルで悩んでいるのでなければ、受験の問題集など8割方はその内容はかぶっており、1冊を完璧、すなわちいきなり「じゃあこの問題やって!」って言われてどこ聞かれても即答できるレベルなのであれば、他の問題集も大方支配してるのと同じ状態になります。

 

高校受験の問題集で「本能寺の変」が載ってないものはありませんが、「山崎の戦い」まで載ってるものは4〜5冊あったら1冊くらいかもしれません。

 

基本、受験というのは“どの問題集にもたいがい載ってるもの”をマスターすれば受かりますし、「それはこの問題集にしか載ってない!」みたいなのって知らなくても受かるので、やはり1冊に執着するというのは理に適っています。

 

 

では最後に、その「同じ問題集を2周目、なんなら3周目をすることに意味はあるのか?」という話なのですが、世の中の9割9分の人は問題集を1周やり終えたところで、悲しきかな実はほぼほぼ何も定着していません。

 

もう、、、これはやったことのある人にしか分からない感覚だと思うのですが、だいたい問題集というのは

 

1周目・・・理解するので手一杯(ここが一番大事)

2周目・・・1周やったはずなのに悲しきかな忘れちゃって、まだまだ多くの問題ができないままで自分の脳を悲しく思ってしまう

3周目・・・1、2周目のせいで、まず「そういう問題があった」という事実はしっかり認識できて、なおかつ明らかに自身の脳の反射神経/判断力がアップしている実感を得て、気持ちも前向きになる。3周終えると明確に学力がアップしたことを初見の問題をやっていても実感する

 

・・という現象を引き起こします。

 

 

イメージで言えば、ネットの検索で「きゅうえいしゃ」と1回、2回、3回とタイプするウチに、4回目以降は「き」を押すと「きゅうえいしゃ」が勝手に出てくる・・みたいな感じで、同じことを繰り返すことで、ある文言や図形を見れば自動的に脳から“提案”が上がってくる場面が明らかに増えます。

 

脳のすごいところは、例えば、ある1冊の数学問題集の問題を全て即答できるようになった場合、その問題集にないタイプの、いわゆる初見の問題が模試などで出て来ても“脳の中のデータベース”から「似た方向性のあの問題のアレ使えるかもよ。」ってこれまた“提案”を意識に挙げてきてくれるところです。

 

結局、

 

数学が苦手な子=即答できる(完全に腹落ちしてる)問題のパターン(脳内データベース)が少ない

 

なので、アセらず「さすがにこの問題は余裕でデキる!」をコツコツ積み重ねるしかありません。

 

そんなわけで数学・理科苦手民の子ほど同じ問題集最低3周を強くお勧めします。

 

100%とまでは言いませんが、私の知る範囲では数学・理科を克服することを考えた際、確実性が一番高いのはこの「同じ問題集を最低3周以上する」です。

 

特に数学苦手だけれど集中力はピカイチ・タイプの子はだいたいこれでイケるので、他の塾の先生は絶対に「同じ問題集は2回以上やるな!」と生徒さんに教えてあげて下さい。

 

ちなみに先ほど「即答できる(完全に腹落ちしてる)問題のパターン(脳内データベース)が少ない」と書いたのですが、なぜそうなっちゃう子がいるのか?ということまて絶対分かっとかないとダメなので、その点は明日書きます。

 

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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