おはようございます。

 

「ハクビシン」と聞くとなぜだか暴走族のチーム名っぽく聞こえてしまう重本孝です。


# マジ卍

 

 

 

大学受験の成否を左右する「自習」への認識と大学受験の塾を選ぶ際の外せないポイント。

 

 

少し前にも書いたのですが、一般的に中学・高校受験の塾と大学受験の塾というのは少しそのテイストに違いがあるという認識は持っておいて損は無いと私は思います。

 

具体的には中学・高校受験の塾というのは各科目の内容が薄いため、授業中のポイント解説の後、それなりに演習を一緒にする時間があります。

 

つまり記憶力のある子から順に、割と授業中に学力をスクスクと育てていけるのです。

 

ところが大学受験の場合はそもそもの「知っておくべきこと」が多過ぎて「入試に出る知識」を授業中に全てまかなうのは不可能なため、おのずとその授業スタイルは生徒さんが自習することを前提としたものになります。

 

私のイメージでは大学受験の講師と高校生というのは、トレーナーとボディビルの大会で優勝を狙うトレーニーとの関係に近いです。

 

トレーナーは自身の経験から「こういう栄養の知識やサプリメントや人体のことを知っておくといいですよ。」や「ここの筋肉を鍛えるためのトレーニングとしてはこういう機材があって、こういうことに気をつけてトレーンングして下さい。今日は少しだけ一緒にやってみましょう。」みたいな感じでトレーニーと接して行くわけですが、結局のところ、そのトレーニーが体を大きくし、無駄な脂肪を減らして大会で優勝できるかどうかは私生活、つまり日々の生活習慣(ルーティン)をどれだけ高い次元で継続できるかにかかっていると思います。

 

これと同じことが大学受験の講師と高校生にも言えるんです。

 

講師は「こういう単語や文法の知識や構文把握の仕方や和訳の常套手法を知っておくといいですよ。」や「この科目のこういう能力を伸ばすためにはこういう教材でこういうことに気をつけて演習して下さい。1、2問一緒にやってみましょう。」みたいなことを伝え、結局それを核として周辺周りの大量で細かな暗記事項・解法パターンを覚え、学力を伸ばしていけるかは高校生が日常的にどれだけその勉強ルーティンを貫けるかにかかっています。

 

ですから「ウチの子、自習できないから。」的な風味の発想というのは、それはすなわち「ウチの子、大学受験する能力無いから。」と同義と言っても差し支えないと思います。


とにかく自習力の育成は常に意識しないといけないと思います。


実際、塾の先生なら誰でも知っていることですが、大学受験において自習が効かない子、塾・予備校の、あるいはお父さんお母さんのマリオネットとなってどんな形態であれ、やたら「人から教わる時間(授業)」を週に詰めてる子というのはまず大学受験は難しいです。

 

ですから「そりゃあ・・自習できれば理想なんだけど。。」とかいう次元の話ではなくて、自習ができなければまず大学受験は神奈川県知事選並みに困難を極めるものとなります。

 

 

なので大学受験で一番きっつーな子どもの持っていかれ方というのは、

 


高校入学に至るまで塾漬け戦略のみで学力を上げて来たため自習で自身の学力を伸ばした感触(経験)がない


 

・・・です。

 

 

もう中学生の段階でそうした典型的な地雷に足を置いて、あとは高校生に向け、その足を一歩踏み出せば・・・みたいな人は後を立ちません。

 

そしてそういう人たちを栄養源とするのが・・

 

#誇大広告喰いつけば

#それは小さな釣り針だった

 

 

 

そんなわけで大学受験においてはホントに自習能力はマスト中のマストなので、“ホームジム”ではなく“スポーツジム”、すなわち大学受験塾に通うのであれば、必ず・・

 

・自習室の雰囲気(自発的な生徒だけが来ているか?)

・自習室の開館時間(基本毎日朝から晩まで使えるか?)

・印刷機は自由に使えるか?

・赤本は志望校の最低でも10年〜20年分は揃っているか?

・飲食は自由にできるか?

・その他の教室のダルいルールなどはないか?

 

などはチェックするべきだと思います。

 

特に赤文字が満たされていないところをわざわざお金を払って選ぶというのは、ジムに入会して月会費を払いながら“ホームジムでのトレーニング”をせざるを得ない状況がそれなりに発生するわけなので、通ってる高校の自習教室開放時間が朝から夜までなどと長くない限りは微妙やなと思います。

 

#そもそも“ホームジムで十分鍛えられる”という人は塾など要りません

 

 

 

当たり前なのですが、参考書読んで自分でできる人と、全部懇切丁寧に教えてもらって指導してもらわないとダメな人だったら、難関大に受かるのは前者なので、できれば受験生としての物心がついてきた中学生の頃あたりから、高校受験を使ってジワジワと大学受験生に寄っていってもらうのが理想だと私は考えており、そのためそういう哲学をふんだんに効かせた教室運営となっております。

 

 

 

 

本日は以上です。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある

高校受験・大学受験で連勝を目指す教室