おはようございます。
「受験以外のことっていまだに何も知らないよな〜・・」と前々から自覚はあったのですが、昨日、たまたまネット記事で新品のランドセルの平均的な価格帯や一般的な中高生の制服や体操着一式にかかるガチな費用をいまさらながら知ってしまい衝撃を受けた重本孝です。
#私服&ジャージ・スウェットでよくね?
#なんでリュックじゃダメなの?
なぜ塾講師として「理系選択」にそこまで慎重さを説くのかを語る。前編
私は生徒さんが中学生の頃より、「高校生になって『理系』を選ぶのはマジっっっっっっで、、、、慎重に・・そして何よりもド真剣に考えた方がイイ!!!!!!!!!」ということをよく言います。
読者様の中でもご自身が進学校のご出身で難関大受験に挑まれた大人の方には今からする小話は呆れられると思うのですが、、、、
学生当時、光博くん(神戸大出身の究永舎の初代理系講師で現在は自身の教室を経営するただの塾成金)に、大学生当時、特にたいした理由もなく「これまでの人生で一番悩んだことって何?」みたいなことを聞いて返ってきた答えが・・・
「う〜〜ん・・・そうッスね〜・・・高1のときに理系なのかい?文系なのかい?どっちなんだい?・・パワー!ってなったときッスかね〜・・・。」
だったんです。
ちなみに、確かもう少し普通に喋っていたかもしれません。
で、、、、正直、野球をしにそういう高校へ通っていた“体育会系野球部科類”だった私は「へ???そんなんそんな悩むことなん???」という感想を光博くんには申し訳ないのですが胸の内に抱いたのを覚えています。爆
ただもちろん、その後いろんな生徒さんを担当し、さらには2014年シーズンからは自教室で本格的に大学受験生も担当するようになって、今では光博くんが「あのときはめっちゃ悩んだ!」というのも理解できます。
#やっと
当然、進学校の生徒さんだからと言って、誰もが文理選択で悩むワケではなく、個々の将来展望や理系アレルギー度合い次第で「迷わず!」という人もいるでしょう。
私自身、誰でも彼でも「理系はやめといたら..」というスタンスなわけじゃ当然なくて、どうしても理系学部を出ないとつけない仕事を誰が何と言おうと断固希望しているだとかであればもちろん「理系に行くしかない」と思っています。
ただ逆に、そこまでコレといった理由もないのに、なんとなく「理系の方が賢そう」みたいな雰囲気に流されて理系に行って受験産業の養分になっちゃってる子が非常にたくさんいることをこの業界にいればいるほど知ってしまうんですね。
とにもかくにも私は自分の教室の生徒さんには基本は「理系はやめておけ・・」のスタンスなわけですが、それには大きな理由が2つあります。
まずその1つ目が「才能」の話です。
確かに、この理系選択超慎重派の私をもってして「うん、キミ理系しかないわ・・」という子は何人か見てきて、はっきり言って、理系、特に数学(に付随する形で物理)は上位の大学受験レベルになればなるほど才能の差がハンパなくデカいというのも目の当たりにしてきました。
言わば、偏差値50前後帯のふつうの公立高校生が「徒歩」だとするなら、、、
「いや〜・・なんか小5で塾のテスト受けたらそこの先生に『キミ“nada”行ける』みたいなこと言われて、なんか母さんにもその“nada”なんとかクラスやったら算数の面白い問題いっぱい解けるから入ってみたらとか言われてそれで気づいたら灘入ってました。。。」・・みたいな子はフェラーリみたいなもので、前者の普通の公立高校生の1年間の必死の努力が下手したら1ヶ月と経たずに“フェラーリ”に追い抜かれてしまうようなことがあっても特に驚きはしません。
#一応1ヶ月にしときましたが..
インパクト的には数学という科目にはそれくらいの違い、そして残酷さがあります。
数学においては、ここまで極端でないにせよ、大なり小なりこういう光景っていうのはホントに教室現場では珍しく無いんです。
要はできるようになるならないの次元の話ではなくて、同じ水準に到達するのに人によってかかる時間が全然違うっていうことなんです。
こういのうって英語ではほとんど有り得なくて、確かに暗記定着の早い遅いはあるのですが、でも基本的には英語はめっちゃ真面目できっちりしてる子なら誰でもできるようになります。
公立高校の子たちを見ても数学とは違い、英語は「自習室の光景そのまんま。」の成績になっていると思います。
#ドブ板継続暗記戦略ができるのも1つの才能ですが
例えば江頭2:50さんが仲村トオルさんと同じ路線で芸能界で戦おうとしても厳しいし、反対に仲村トオルさんがお尻から粉を吐き出していても怖い・・
やはりどうせ「努力」するなら報われ易いフィールドを選ぶ方が良いのではないか・・というのが個人的な考えなのですが、そういった意味で、まず文理選択というのは、自分が「数学の才能ある側」であれば良いのですが、ライバルと比べてそこまで・・・ない!・・・ということであれば、理系なんかを選んじゃうと、おそらくそれは努力が相当報われにくいフィールドでの戦いになると思います。
ちなみにじゃあ数学が得意であれば別に理系万歳になるかと言えばそうでもありません。
数学が得意だからといって理系を選べば、そこは「数学が得意です」が蔓延る(はびこる)スーパーレッドオーシャンです。
また明日「2つ目の理由」といことで続きを書きますがとにもかくにも理系はキツいです。
なので個人的には数学が得意だからこそ、取り立てて理系の仕事への熱望がないのであれば文系を選ぶべきだと思います。(意見が分かれるところかもです)
これもよく言うのですが、数学ができる文系が大学受験においては一番最強なんです。
いわゆる努力が報われ易い環境です。
そんなわけで続きの2つめの理由はまた明日書きます。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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