おはようございます。

 

コロナを機会としてそのまま閉店時間が早まったお店が増え、思わぬ形でコロナが独身塾講師殺しになっていることを訴えたい重本孝です。

 

#切実

 

 

 

最近一番ビビったこと。

〜 Hello, Again 昔からよくあること 〜

 

現在究永舎には私立中学に在学中で、将来公立高校受験を希望されている生徒さんがおられるのですが、その生徒さんが今回の中間テストの範囲の問題を質問に持ってこられて、その難易度に正直・・・引きました。

 

 

その生徒さんが通われている中学校はさきほど日能研の偏差値表で確認したところ、(ざっくりと書くと)偏差値40〜50の間に当てハマっている学校で、その生徒さんは中学入学後も頑張っておられ、ご本人さんと保護者様にもお伝えしているのですが、中2現在の公立高校受験生としての立ち位置的には北野〜豊中の間におられる感じです。

 

 

で、結論から申せば、その生徒さんの学校の学科(校内の進学クラス)は数学が中2の今の段階でほぼ公立中学のカリキュラムを終了している状況で、扱っている問題の難易度もその学校に入学されている生徒さんの入学段階のレベル感からすれば異常に高いです。

 

これは塾講師しか分からない表現になってしまうのですが、イメージで言えばシリウス・ジャックの数学発展よりまだ少し難めの問題集のレベル感で、数学だけは中2の今の段階でほぼ終わってる状態です。

 

在校生の方がそれを普通に消化できてたら5年後そこの学校の京大合格者数は北野を抜きます。

 

しかもよくよく聞いてみると、授業では各単元の導入を教科書(基本レベル)を使って教えられ、宿題がその上記のレベル感の教材から大量に出されているのです。

 

#そんな無茶な..

 

 

しかもしかもその問題集は本体の巻末に解答だけ(解説無し)付いていて、別冊で解説もあるのですが、これは豊中高校のサクシードよろしく学校はその解説は生徒さんたちには配っていないのだそうです。

 

なのでヤフオクで確認するとほぼ新品同然のものがあったので、ポチって生徒さんに渡したのですが、おそらくそういうのがあるということを知らない方もおられるかもしれません...

 

 

高校受験の塾の先生でしたらここまで読まれてこれがいかにヤヴぇ〜かっていう話で、たぶん今、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みたいな感じになられているかと思うのですが、この少子化時代に高校受験の塾講師ではないという真っ当な人生を歩まれている方にも、究永舎での事例を通じて分かりやすくお伝えしたいと思います。爆

 

 

2008年の究永舎開校以来、最も速くそのカリキュラムを消化していったのが、2009年に入塾されたN氏とK氏の3年間2人だけで別枠運営したクラスです。

 

この2人は中1の頭から通ってくれていたのですが、2人の才能と、2人だけという環境も相まって、英数どちらも中2の半ばには中学内容が終わりました。

 

結果的にその後、N氏は灘から現役で東大文Ⅰ、K氏は北野から現役で京大経済に進まれ、今は2人とも東京で頑張ってくれています。

 

#塾選びもいろいろw

 

 

そんな2人を当時担当していた開校当時の理系講師であった光博くんにラインで、本日話題の生徒さんの学校の課題について聞いてみますと、同時期比(中2の今の段階)で言えばN氏とK氏よりもやってることは上であると・・・

 

#春の木漏れ日の中で

#君のやさしさに

#うもれていたぼくは

#弱虫だったんだよね

 

ちなみに最近で言えば北野からこないだ京大に受かったM氏や、同じ学年で北野に進まれて阪大に進学されたと聞く生徒さん(高校受験以来会ってない)などは中2のこの時期にはとてもくだんのカリキュラム消化やレベルではなかったです。。。

 

ていうかそもそもそんなペース99.9%の子にとっては必要ないんです。

 

 

 

 

以上のことから、改めて私が思うのは、やはりまず一般的な水準というものを知ることは大切だなということです。

 

例えば今回の生徒さんが通われている学校のみならず、多くの私立中学というのはまずそのカリキュラムが生徒さんに合ってない事例が多いです。

 

先ほどの光博氏は現在週1で、ある大学附属の私立高校(豊中〜池田高校レベル)に通う高1の姪っ子ちゃんの数学を見ているらしいのですが、光博氏曰く「えっと・・・全員東大でも目指してるのかな?」みたい進度と難易度だそうで、学校の“あたおか”さに苦笑いしておりました。

 

 

ホントに私立中学に通う子たちって、それなりにこういった惨禍に巻き込まれている事例は多くて、お家の方も「そんなもんだろう・・」とか「まだ次に大学受験があるんだからそれくらいやらないと・・」という感じで、学校がやっているいわゆる“あたおか”事例を進学校ならそんなのがノーマルだと信じて疑わない方も多いのではないでしょうか。

 

で、結局、無駄にシンドかったり、最悪、病ンデレラになったりして、自分の限界がどこまでかを知るために僕は生きてる訳じゃないとなる生徒さんなんかも。。。

 

 

また、そうした悲劇の全ては受験産業(ザ・ミートホープ)特有の成功事例の誇大広告によるところも大きいと思っています。

 

つまり「こういう指導で偏差値激伸びで○大合格!」の、その“こういう指導”で実は同じところ受けて落ちてる人の方が多いとか半分以上落ちてる!なんてことはザラにあるのではないでしょうか。

 

#だいぶオブラって書いてます

 

 

私も実際に現場で東大京大現役合格者や、究永舎の卒業生で言えば、現役で大阪市大医学部、神戸大医学部に受かった生徒さんの合格までの道程を見て思うのですが、カリキュラムの速さって、結論、そこまでの価値はないと思ってます。

 

多くの私立中学が現在、北野から京大に将来進む公立中に通う子たちよりもマッハ文朱なカリキュラムで、特に英数のビューティーペアを進めてるかと思うのですが、その実そこの生徒さんの大半はクラッシュ・ギャルズしているという事例は数え切れないくらいあると思います。

 

#私立錯乱学園中学

 

そして保護者様もなんとか学校のその(実はついていけなくても全然構わない)カリキュラムについていけるようにと次から次へとミートホープへの課金が続いてしまうと。


愛ゆえに。。。

 

#ミートホープのマッチポンプにご用心

 

 

 

 

 

私の若い頃。

 

先輩から「カリキュラムの速さでしか他と差別化を図れないような講師にはなるなよ。」とアドバイスを頂いたのですが、今41になって改めてこの頂いた言葉が僭越ながら極めて至言であることを痛感しています。

 

 

東大京大はじめ最終的に難関大に受かる子って、カリキュラムの速さとかそんなどこの新人講師でもできるような低い次元で人と差がついてるわけじゃもちろんないです。

 

ただ、特に私立や一部の受験産業は奇跡的に高速カリキュラムについて来れて成功した子の事例をルアーにし、広告に多用してブランドの向上と次の獲物を狙う戦略を取ります。

 

要はマッチングアプリの広告に吉沢亮くんみたいなイケメン男子を起用し、あたかもそんな人に出会えるかのような夢を見させる戦略と似てるとでも言いましょうか。。。

 

#口を慎みなさい

 

 

 

最後に、差し出がましいようですが、読者様におかれましては、今後も決して受験産業の煽りに熱くなり過ぎることなく、多岐にわたる受験生の事例から適解を導いて頂きたく思う所存であります。

 

もちろんこのブログで私が語ることも、いち事例の1つであります。

 

 校内生の方はよかったら引き続き重本に賭けて下さい。震


 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

ご興味のある方はコチラ。

 

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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある

高校受験・大学受験で連勝を目指す教室