おはようございます。
授業で真面目に説明している最中にごく自然な流れで「どっち・・」というフレーズが出てきたときに、「どっち・・・・・やと思う?」と真面目に問いかけるのか、例によって「どっち、なんだい?・・パワー。」と、きんに君風に言うのかを毎回反射的に一瞬迷ってしまう重本孝です。
#どっちで言っても
#塾生は真顔のまま
「待てば回路の日和あり」の難しさ
昨日は日曜日です。
中間テストがある子と受験生、そして高1、高2の自習が完全に習慣化している子などが思い思いの時間に自習に来ます。
中3や高3など受験生の子たちを中心に学校見学や模試などがない場合は朝から晩まで12時間〜14時間程度やる子もいます。
そんな中、昨日は中3のある子を眺めながら「変わったな〜・・・」と1年前に思いを馳せておりました。
その子は現中3の1年前、つまり中2開講当時から通ってくれている子(2人)のうちの1人です。
1年前。
そのお2人のうち、お1人はお家が電車で数駅ほどあるのですが、それでも連日テスト前などは自習に来てくれておりました。
一方、もうお1人はテスト前なども含めて自習に来られることはまずありませんでした。笑
ただ私は例によって何も言いません。
そんな感じで1年近く経とうしていた2年の学年末くらいからでしょうか。
その全く自習に来る気配が1ミリもなかった子がポツポツと自習に来始めたのですね。
私は・・・
「おや?」
と思いながらもまたもや何も言いません。
そうこうしている内に中3になり、春先の第1回の実テでまあまあ“えらいこと”になったのをきっかけにさらに少しずつ自習頻度や勉強への積極性が出てき始めたんです。
そしてそのタイミングで志望校をたずねてみると、初めて「・・○○行きたいです。(ぼそっ」と、その子は言ってくれたんですね。
私は心の声で、、、
お、、おお〜〜・・・自分で志望校、、い、、言いだした・・・・
などと思ったと同時に(一生そんなの言わないタイプだと思ってた)、ちょっとアセってるな、、、とも思ったので、それ以降は「まだアセらんでも大丈夫。」とアセらなくていい理由を説き続けて今この10月を迎えております。
そんな感じで夏明けの9月からはどんどんその自習量が増加して、今では巷の予備校の自習室にいる、来春、受験界で“輪廻転成”を遂げられる予定の大学受験生なんかよりよっぽど自習に励んでくれています。
各種数字的にはまだ「爆発的な伸び!!」までは来てませんが、元々の学力から今この段階での仕上がりと、内申もあることから私はすでに合格を確信しています。
この子のような中3生(高校受験生)というのは全国的に決して珍しくはないとは思いますが、とにかく大事なのは高校受験を通じて「自習やった方が全然伸びるやん・・」の哲学をしっかり実感して高校生になること、そしてこういうスロースターター系の子は仮に高校受験の勢いそのままに高1も出だしから頑張ってもとりあえずスタートは「・・・。(ちーん。)」から始まるので、そのことを事前に踏まえて「やらなきゃ・・」のプレッシャーをほぐしてあげながら、
「“みんなが消えていく”高1後半くらいから徐々に慣れてくるから。」
と励まし続けてあげることが肝要であり、正直、それが一番“ベタ”な展開かなと思っています。
とりあえず今日この記事で表現しようとしたのは
「(その子が)中3の春から入塾してたら今の時期にこんな自習キャラになってたんだろうか??」
っていう、そうした入塾のタイミングの話もそうですし、なにより余計なこと言わずにいて、結果的に今のような自習キャラになるのかどうかもホントに毎年毎年100%の確信は持てないまま、それでも「“あみん”か⁉︎」というくらい待たないとやっぱいけないよな〜、ということです。
#たとえあなたが自習してくれなくても
毎年ハラハラっす。
そんな感じで久々に「待てば海路の日和あり」という言葉を思い出しました。
いやはや、、、、
でも教室やってる限りは常に心配な生徒さんは尽きないので、ホントになかなか簡単にはなりません。
#早よ受験終われ〜
今日は中3の子の話でしたが、言うまでもなく大学受験生はとっくの昔に熱々に受験勉強が加熱してます。
今年の高3もホントによく勉強するので、「マジで誰の塾なの?」って感じです。笑
いや〜高校受験も徐々に・・ですね。
#パワー
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
