前回に続きまたまたボケてしまいました・・
投稿日時を「27日」とすべきところを勘違いして「28日」としており、27日の朝にアップされておりませんでした。
のぞいて下さった方、申し訳ございません。
以下、27日7時にアップされるはずだった記事となります。
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おはようございます。
霊感商法と受験産業の「君は勉強のやり方が間違っているだけだ」商法の違いがよく分からない重本孝です。
大学受験がちょい心配になる中3〜高2の特徴3選。[続き]
今日は昨日の続きで、第2位の
参考書が読めない
についてです。
「参考書が読めない」というと漠然とし過ぎているので、もう少し掘り下げて言うと、参考書から必要な情報を吸収する能力の大小をここでは言っているとお考え下さい。
学力を上げる流れは、
①基本を知る
②問題を解く
③自分に足りないところを浮き彫りにする
④③を埋め合わせる努力(反復練習)をする
というこの①〜④をできるだけ早く回していくことです。
ですから吉野家ではありませんが、受験産業が中学受験時代から施していく“生娘(親)塾漬け戦略”にハマり、自習コンサルティング・講座受講しまくりファイヤーでお金も投入して前に進んでいる気になって、冷静に見たら②〜④がアトミックおろそかになるのが一番お金も時間も無駄になります。
一方、「塾行ってないのに成績いい!」みたいに言われる子ってどこにでもいるかと思うのですが、結論、塾行ってる行ってないよりも、①〜④ができているかいないかで結果は決まるので、もちろん塾に行ってなかろうが、①〜④がキチッと生活サイクルの中で回っていたら今度は逆に結果が出ない方がおかしいです。
で、そういうわけで、個人的にはある程度基本的なところ(暗記)までというのは
【参考書を読む&問題を解いて体で覚える】
を自分でできない人というのは大学受験はかなり厳しいと思っています。
#受験産業の養分にもなり易い
大学受験って習う単元の量も高校受験とはワケが違うので、全科目1〜10まで誰かに教わらないとできないようではとてもじゃないですが対応できません。
特に公立高校生にとっての社会、理系の数学理科は北野ですらも高3の秋くらいまでいかないと終わらないので、どう考えても自学する能力がないと大学受験はキツコビッチ確定です。
あとはシンプルに昨今、今のお父さんお母さん世代が学生の頃と比べて格段に良質の参考書が増えていたり、ネットで分からないところはすぐに調べられるので、それを活用できる高校生とできないと言って受験界の“霊感商法”にすがる高校生とでは天と地ほどの差は余裕で開きます。
あまり大きな子では言えませんが、ウチの子たちの結果から見たらどう考えても大学受験の社会なんかは予備校で授業を聴講している方がかえってスピードが鬼遅くなると思います。今の時代、特に板書が多い先生というのは時代遅れの極みかなと思います。
以上より、参考書から知識吸収&学力増強できない人は大学受験は無理ゲーとなります。
そして映えある第1位ですが、もうこれはみなさんご想像の通り、やはり重本的には
自習できない
になります。
第2位とかぶるところもあるのですが、中学受験、高校受験は塾で先生に「やれ〜」言われた問題を解いたりして授業中頑張れば資質の高い子ほどそれだけで学力は伸びていきますが、大学受験は量が多過ぎるため、授業1:自習9くらいでないと戦闘能力はつきません。
面白いポイントでもあるのですが、中学受験・高校受験ほどには大学受験って必ずしも持って生まれた才能順にはならないんですね。
これは大学受験を終えられたお子様がおられるお家の方などは、お子様および、その同級生の皆さんの大学受験の栄枯盛衰をご覧になられているのでよくご存知かと思います。
中学・高校受験が記憶力・判断力・素早さがモノを言う100〜200ピース程度のジグソーパズルだとすると、大学受験って10000ピースくらいのジグソーパズルなので、そもそもの壮大な意志と根気がないととてもじゃないですがその青写真は完成しません。
#あとは戦略セレクトもミスると命取り
私は大手塾社員時代に中学受験では大阪星光受験〜偏差値40帯の学校や、その後に灘や神女に受かる小学校低学年の子たちを担当していたことがありますが、はっきり言って、小学生であのレベルができるっていうのは、公立中から北野に行く一般的な子と比べても、小6の段階では比較対象にならないほどの差があります。
そういった点から考えても、やはりまずは本人の意志・根気がないと大学受験はどうにもなりません。
そういった部分がどの程度あるかというのが私の個人的な経験では自習室の滞在時間に比例してると思います。
中3の休みの日に、やっても2〜5時間くらいの勉強で五ツ木模試の偏差値で60後半〜70前後までいく子って意外と大学受験になったら「ふつう」になります。
大学受験というのは大量暗記大会的性質のものなので、自習時間(コツコツ問題解いたり、知識を覚えたりする)がどうしても必要になるわけで、やはりよほどの暗記能力がない限りは長時間勉強が必須だと思います。
・・ていうような話を中3の頃から「また言うてるよ・・・」くらい刷り込みたいのでできればお家が通える範囲の方は中学時代からお越し頂ければありがたいです。
以上です。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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