おはようございます。
来年も講座形態は変わらないのですが、いろいろ思うところあって、新高1の応募要項を夏期と並行して悩んでいる今日この頃です。
高2はまず“正しい水準”を知ろう! 〜「高校生仕様」と「“高校生”しよう・・」〜
中学も高校も「2年生」というのは、個人的にはこの時期からはどういった姿で「3年生」に入るかというイメージを常にしながら日々授業内外でその様子を観察しています。
私はとかく教室の講座形態上、最終的には大学受験において「究永舎利用して良かった〜!」となって頂かないことには自身も喜べないわけでして、常に生徒さんのことは「“大学受験生”になれるのか?」という視点で眺めています。
よく世間で「高校生になったら勉強しなくなる!」や、「実際にしなくなった!」と言われます。
でも私が思うにそれって必ずしもそうではないと思っています。
個人的によく思ってることで、こちらでもこれまでにちょいちょい書いてきたのですが、人間には「自由を与えられると伸びる人」と、「自由を与えられると退化する人」の2種類があると思ってます。
これの典型の1つが例えばスマホ(ネット)だったりします。
スマホ(ネット)がダメなのではなく、スマホ(ネット)がその人がどういう人間なのかを浮き彫りにするだけで、根拠のない情報をすぐに信じてネット上でしょっちゅうブチ切れる人や、匿名なら他者攻撃できるというメンタル激弱な人というのはスマホ(ネット)があっても無くてもどのみち同じような人生を歩むのではないでしょうか。
これと同じことが高校生の勉強にも言える場合があって、要は中学受験や高校受験のときは、自由を行使した結果として成績を取っていたのではなく、成績はあくまで塾の言う通りに従っていた、つまり、むしろ自由を抑制された結果であって、小・中学生だった昔も、高校生の今も、結局、自由が与えられたら何か目標に向かっていくという体質では特になく、どちらかと言うと自由が与えられたら困る体質であったという可能性が言えてしまう人はそれなりに多いのではないかと思います。
そしてこれも個人的に思うのは、その「自由を与えられたらどうなるか?」の最終テストが“大学生”なのではないかなどと思っています。
おっとっと、、、話を高校生の成績に戻しましょう。
先述のような観点で言えば、やはり高校生のお勉強、つまり大学受験に向けての勉強というのは中学受験や高校受験と同じやり方では勝てません。
結局、この資本主義社会、大学受験、そして人生も最終的に満足して生きていけるのは自由を与えられた方が力を発揮できる人、つまり「自由の使い手」ではないでしょうか。
これは伝わる人と伝わらない人とがいると予想するのですが、大学受験って結局「暗記」なんです。
で、その暗記量が多過ぎてみんな成績が取れません。
よく思考力云々が言われますが、少なくとも受験における思考力というのはそもそもの暗記量に比例すると思います。
で、結局暗記力というのは才能もありますが、言って現場で見てる限りやはり自習量との相関関係は激しくあります。
ですからこのブログの読者様ならご存知の通り、私が言う「中学生の頃から“大学受験生”に将来的になれるかどうかを見ている。」というのは“高校生仕様”の自習体質であるかどうかを見ているということになります。(その他の細かい項目を上げればキリがありません)
多くの高校受験生は高1の2学期頃あたりから中学時代の定期テスト前の緊張感というのはなくなっていきます。
理由はおそらく中学時代と同じ頑張りではいわゆる「良い成績」にはならず、かと言って自分と同じような人(「よっしゃ!欠点耐えた〜w」的な人)が多い中、進学校でその他大勢から抜け出して、学年上位を維持するレベルの勉強のイメージも持てないというのもあったりするのではないでしょうか。
これをいわゆる「高校生仕様」ではなく、「“高校生”しよう〜・・」になると言います。(私の中では。笑)
#造語が過ぎる
お得意のポジショントークになるのですが、その点は究永舎の子たちは便利かもしれません。
なぜなら中学時代から「このまま行ったら○高には受かるけど、来年の今頃はとりあえず学年200番後半くらいからのスタートになるよ。。。」的な感じで事前に私から言ってあげられるからです。
これは私は面談時に保護者様にもお話しするので、成績如何に関わらず、高校生以降になった途端、その成績に大きく戸惑うということはないと思います。
ただ、便利というのはそれだけではありません。
究永舎の自習室には常に「高校生仕様」の先輩方がいます。
以下、現高2生で各高校の期末テストで特に良い成績を収めてくれた先輩たちの結果です。
北野(正式な順位通達されず)
英語表現 学年1位or2位
数学B(文理混合) 学年4位〜6位
日本史 学年2位
豊中
理系1位
学年4位、7位
クラス1位2人
クラス4位1人
英語表現 学年5位、8位
異文化理解(英語) 学年1位、8位
理系数学 学年2位
理系物理 学年1位
理系化学 学年8位
古文 学年5位、8位
漢文 学年9位
日本史 学年1位、6位
世界史 学年1位、8位
千里
英語グラマー クラス1位
池田(正式な順位通達されず)
英語表現Ⅱ 学年10位
日本史 学年9位
雲雀丘(高校受験生文系1クラスのみのテスト)
英語
リーディング 1位
ライティング 1位
数学Ⅱ 3位
理科演習 8位
日本史 1位
ちなみにみんな中3の1学期までは週2通塾、夏期講習以降は宿題無し、中3の2学期も週3通塾、極め付けは北野、豊中、千里、雲雀丘各高校で少なくとも英語1つは学年やクラスで1位を抑えている子たちそれぞれ全員高校受験時に英検2級は受けてません。そして現在他塾の併用もありません。
上記の子たちも中学時代に散々私から先輩たちの話を聞かされてきてますし、なんなら昨日の中3生にも話したのですが、私が言いたいのは「先輩たちと同じような努力をしなさいよ」ではなく(自分が野球しかやってきてないので言えない 爆)、「進学校の学年上位の人がどんな水準でやってるかは知っといた方がいいよ。」ということです。
1つの結果を出すのにいろいろなやり方があって、自分の教室の指針はその1つに過ぎないわけですが、やはり毎年どこかしらの進学校の学年最上位や難関大合格者の合格体験記なんかを読んでても、やはり
「自由の使い手」
というのは、高校入学以降、「あの高校受験は一体何だったんだ....」状態にならないための、つまり、難関大に合格するための1つ大きなポイントになるのではないかと思っています。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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