おはようございます。

 

コンビニバイトの大学生が少しずつ仕事に慣れてきて横柄になっていく現象に名前をつけたい重本孝こと余計なお世話です。

 

 

 

問題を解く能力ではなく、“問題あり”だと気づく能力の差がデカいんだと思います。

 

これは究永舎でも残念ながら見られる現象ですし、一般的にもよくあると思うのですが、自習をやっている子のその取り組んでいる内容をチラっと見て、

 

「“勉強大好き!”ではないはずなのに、どうしてそんな得点に直結しない上にダルいことやるんだろう??」

 

という現象があります。

 

 

何の自慢にもなりませんが、私は中学生時代までは人並みに塾通いをして、宿題を真面目にやる程度の勉強はしており、学校の定期テストでは少なくとも平均80は切らず(日頃自習などはしないので実力テストはボロボロ)、五ツ木模試では英語がカス過ぎたものの、だいたい偏差値は60弱くらいをとっていたんじゃないかと記憶してます。

 

で、恥を承知で言えば、私が中学〜高校の6年間を通じて、必死に勉強した時間というのは、中学時代の定期テストの前夜だけでした。

 

# バット振ってた時間の方が長い



その定期テスト勉強というのは、いつもAMラジオの歌番組(ミューパラ)を聞き終えたあと、つまり夜中の25時頃から始まります。

 

前日、というかもはや当日の25時頃から集中し出して、朝7時過ぎに30分〜1時間程度仮眠して家の真ん前だった中学校に試験を受けにいくみたいな感じです。

 

英語と数学はテスト範囲のワークなど真面目にやったことは1回も無かったと思います。

 

英語は教科書内容が全部覚えられていたらそれなりに得点できたので、教科書丸暗記だけをやり、教科書は暗記してるからワークもどうせだいたいできるだろうという感じで実はワークはテスト前の、塾の授業がテスト勉強自習のタイミングで答えを全部写しておりました。

 

また数学のワークは指定範囲の一番最後の問題、すなわち難しい問題からやって、2、3問解けたら、もうあとはできるだろうみたいな感じでこれも英語同様残りは答えを丸写しで提出してました。

 

# 数学がかなり苦手な子は厳しいです


国語は漢字だけ覚えて終わりです。

あと古文が範囲のときはこれはそこまで文章量が多くないので丸暗記しました。

 

で、理科と社会はこれだけ覚えたら後はノリ!と高をくくってノートとプリントをその時のテンションに応じてできるだけ細かくは覚えていきました。

 

実技教科はほぼしてなかったと思います。(よって点は悪い)

 

 

これらをガーっと5、6時間集中して、朝の仮眠を挟んでテスト開始のギリギリまで粘ってやる感じでした。

 

言うまでもなく、これらは目先の点を手っ取り早く取るためだけに特化したやり方なので、進学校に行きたい人はやってはいけませんが、個人的には今でも80点くらいまではただの意識だけの問題だと思ってます。


 

当たり前なのですが、テストの点というのは基本的にはテストを解く段階での知識量にそのまんま比例するので、そこに焦点さえあってれば勉強のやり方などというのは書いて覚えようが書かずに覚えようが何でもよいのですが、大事なのは今自分がテストを受けたらこんな感じになるな、と自分で分かることです。


特に高校生以上でもそれが分からない、「勉強=塾で対策してもらう」の哲学がだいたいステージⅡ以上まで行った人が受験産業の優秀な養分となります。。。



で、これ会社に勤めていた時にもよく思っていたのですが、世の中ってマジで実利につながりにくいことに価値を見出して(?)それを一生懸命にやる人というのが結構いると思います。

 

# 元、及び現役大手塾勤務の方対象

# この仕事意味無いよね選手権を

# 開催致します


 

 

例えば、先ほど述べた通り、英語など、全精力を傾けて教科書丸暗記だけに投下すれば、それはすなわち得点能力の獲得プラス「ワークの問題もできる状態」だという個人的な観点からすれば、勉強苦手な子が教科書を暗記する前に学校のワークを「う〜ん・・ここ何入るか分からないな〜・・」なんてやってるのを見ると、一人で静かに眉間にシワを寄せてマンダムのポーズを決め込むこととなります。

 

繰り返しになりますが、これはあくまで最短で80点取るレベルの勉強法なので進学校に行きたい子はやってはいけません。


また暗記グッズ作成も「がんばれベアーズ」な子がやってるのを見ると「早よいろいろ気づいて〜・・、ていうか、もうそれ今作らんでええやん・・遅過ぎやん・・なんで点にならないのにそんなメンドイことするんだい?おい、俺の筋肉。」と心の中で思っています。


この辺は文理学科以上の子でこういう子はいません。

 

ちなみに成績のいい子で暗記グッズ作るタイプの子というのは暗記グッズは知らぬ間に作成が完成していて、「それ売り物になんじゃね?」的なお手製のそれでテスト前に2、3回目の復習をして一気に得点能力を仕上げていきますし、また生徒さんによっては受験前に再び使うであろうことを意識して作成していることすら見て取れるグッズもあって、「やっぱオレのいい加減さではどう考えても定期テスト平均80台の中学生やったよな..」と完全に納得してます。

 

 

で、世間一般では、そうした「がんばれベアーズ」の生徒さんに注意したりしてすることもまた塾の役割の1つみたいに思われてるのですが、個人的にはそれって会社で実利に結びつかない誰得?な仕事のための仕事をするオジサンに「それって意味ないと思います」と突っ込むに等しく、言い方に注意が必要というのもありながら、そもそも論として、

 

「言われないと気づかない」

 

というこの決定的な弱点をなんとかしないといけないと考えています。

 

それについて今のところ個人的に取っている手段は、まずは生徒さんには好きに過ごしてもらって、「その結果になってるの全部自分のせいですよ」状態にジワジワ仕向け、精神的な成長や、志望校などの目標ができて「なんとかしたいな・・」と生徒さん本人がなったときに、状況が「自分のせい以外に考えられない(自分を変えるしかない)」で地盤が整っていると、おのずと取り組みを自分で見直し修正し始める(客観的に自己を疑い出す)・・という流れを目指しています。


というのも、とにかく私からしたら最終的に生徒さんには“大学受験生”になってもらわないと困る(教室が死ぬ)わけで、いつも言うように中学・高校受験までならまだいろいろと通用するところはあっても、ホントに高校生以降の大学受験になると高い能力はあってもどうしても大学受験というものがキツい子は世間に結構いますし、逆に小中と「大学行けるかな・・・??」という感じの子が、これがどうして立派な高2、高3に進化を遂げるなんてことも全然あります。

 

ただそれは多くの場合、その発芽は中学時代にはすでに出ています。

 

その点に関する講師としての反省は尽きません。

 

 

人の成績の心配をするこの仕事こそホントに大きなお世話だよな・・・と、ときに客観的に思いつつ、それでもやはり時間をかけてジワジワ人が成長し、「気づけばこんなになっていた!」っていうのはやっぱりこちらも感動するので、いつものセリフですが、、、、この仕事は飽きないです。笑

 

ちなみに今日の本文中に出てきたミューパラどうのこうのの勉強法はこの瞬間以降忘れて下さい。

 


 

ではまた。

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある

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