おはようございます。
欲望に負けて深夜の誰もいない5階建てのビルで寂しく辛ラーメンを
煮込んで食べてしまった重本孝こと誰か僕をビンタして下さいです。
#もちろんチャーシュー&卵入り
中学は瞬発力、高校は継続力
私は常々、教室でも面談でもそしてこのブログにおいても、中学時代に定期テストや公立高校入試の勉強を「才能型」として乗り切る子が一番大学受験は失敗し易いと言ってはばかりません。
ただ、たとえ「才能型」でも、これまたいつも言うように、数学や物理の才能が本当に長けていたり、客観性が高く冷静に自分の実力を見極められる子はまだ「あららら・・・」な展開にはならないのですが、そうでない場合、つまり大半の子というのは表題に掲げた通り、
【中学は瞬発力、高校は継続力】
ということを自覚しないとなかなか厳しい現実に高校に入ってから直面すると思います。
では改めて、ここで私が勝手に言っている「才能型」とはどんな子かと言うと、それはあくまで相対的評価ではあるのですが、自分と同レベの同級生の一般的な勉強時間よりもあきらかに短時間で同じ得点結果が得られる子を私は「才能型」と呼んでいます。
ですから中高生を相対的に見る環境にない保護者様がご自身のお子様をどの程度「才能型」なのかをご判断されることは難しいです。
で、この「才能型」の何が高校に入ってから厳しくなるかというと、もうそれはシンプルに暗記に費やすべき時間が中学の定期テストと高校の定期テストでは格段に違ってくるんですね。
ざっくり言うと、中学の定期テストの内容レベルならサクサク覚えられる子の中でも、高校の定期テストになると、まずは内容が脳に浸透しないわ、またそれに加えて量もForever Loveだわ・・・という壁にブチ当たります。
しかし人間というのは哀しきかな習慣の生き物なので、「定期テストに向けた勉強スタイル」というのはなかなか中学時代のものからモデルチェンジするのは難しいんですね。
おそらく読者様の中でも、特に進学校にお通いだった方なんかで、確かに高校入ってからは苦しんだな〜・・、という方であれば、今このくだりを読みながら、「全盛期のYOSHIKIか⁉︎」っていうくらい首を激しく振っておられることでしょう。
結局、中学時代は“瞬発力”でサバける量だからイケていただけで、高校内容はその抽象度の高さ(イメージのしにくさ、からの覚えにくさ)と暗記量の多さで、“瞬発力”ではもはやサバけず、継続力をもってしてコツコツやっていかないと対応できないようになる子が、進学校でも非常に多いということを毎年現場で見ていて思います。(進学校で逆に成績上位の子の自習スタンスを見てるので余計に)
これまた結局、価値とは希少性であり、
「そんな地道で気長な作業ふつうの人間できません・・」
というのをやってのけちゃっている、人口全体から見たら非常に希少性の高い高校生が上位の大学に受かる人なのであり、だからこそ社会的に高い評価を与えられているのだという側面があると私は自習室の様子を見ていて思います。
そういった意味では大阪の公立入試制度が変わり、いいのか悪いのか学年の大半の子(将来的に少なくとも関関同立以上は目指せそうな子)が、通知表で「4」以上は最低もらえるようになりました。
これにより、割とゆとりを持って自習の重要性や、高校生以降に向けてどういう意識を持っておくことが大切なのかを中学生のキッズたちに伝え、実践していってもらえる流れができたので、前も書きましたが個人的にはホントに入試制度が変わって良かったなと感じています。
今日の最後にたぶん「致知」で見た、「サクセスする大学受験生ってマジそれ!」的なお話をご紹介します。
有名な童話、「ウサギとカメ」において、カメが勝利を収め、ウサギが敗れたのは、一般的にはウサギが油断して昼寝をしたからだとされます。
しかしこの話の本質はそうではなくて、ウサギがそもそもなぜ昼寝をしたかというと、足の遅いカメが相手であったが故なのであると。
つまりウサギは他者を意識した行動に出て破れたのだと。
その一方で、カメは最初から自分の能力を理解した上で、ウサギには目もくれず、初めからただ頂点だけを目指して自分のペースでその歩みを進めたというのが、カメが勝利した本質である。
・・・的な話を、ホントにうる覚えで申し訳ないのですがたぶん「致知」で読んだ気がしていて、ホントにこの説明のカメって、大学受験生の中でも特に、
「小中生の頃の姿からは高校卒業時にまさか○大にこの子が到達するなんでぶっちゃけ夢にも思わんかったよーーーーーー」
っていう子は経験上100%コレです。
私は結局勉強に限らず「熱意をガソリンにしてコツコツしたことができる人」が世間から信用され、尊敬され、であるからこそ収入や自由も手に入ると思っているので、もし生徒さんが究永舎に通うことで、私とその価値観を共有し、自分の得意ジャンルで人生を楽しんでくれたら嬉しいなと思います。
#最後イイ人ぶってすいません
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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