おはようございます。
ラーメン断ちをして1週間。限界です。歌丸です。
「凡ミスが多かったです。」についての考察。
中学生の定期テストが返ってきて、点数が悪かった中2の子に感想を聞いてみました。
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シゲ「感想どんな感じ?」
中学生の子「・・ぼ、凡ミスが多かったです。。。」
シゲ「(笑)。」
シゲ「『計算ミス2つか3つもして93、4点なってしまいました・・』いうのが『凡ミスが多い!』やなw」
中学生の子「・・・。」
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イチロー氏の名言に「無意識を意識する」というのがあります。
これを私のような「世界言い方クドいよ選手権3連覇中」の人間に訳させて頂くと、
「自分が無意識にやってしまっている結果の誘因となる思考・行動をイメージし、自分ってひょっとしてこうなんじゃないか?と想像する。」となります。
#客観的に見る = 想像力
例えば先のようなやりとりの例は、毎年中学生だけでも全国で年間平均3億件ほどが為されているというレポートが文科省より上がっていたりします。
中2なんでまだまだかわいいものですが、これがいくつか前の記事の「カメラがあると・・」の言い訳をした講師のように、大人でそのレベルだと人生ハードモード確定だと思います。
私は「テストの点数が悪い」ということを理由として、いわゆる“お灸を据える”みたいな行為は意味がないのでしません。
だいたいの生徒さんは予想よりは良い点数を取ってくれることが多いのでたいていは点数を見てちょっと嬉しいくらいですし、予想よりだいぶ低かったら、「ああ、平均低いんだな・・」くらいなものです。
ただたまに中学生に対しても、高校生に対しても「ダメだこりゃ、通じるかどうか分からんけど一応言ってみるか..」となることがあります。
それが先の例のように、結果に対する改善ポイントが思いっきり明後日の方向を向いちゃってるような場合のときです。
要は、バラの花束10本で待ち伏せして告った結果、女の子に振られた男の子が、
「本数が足りなかったな。(てへぺろ)」
みたいな「反省」をぶっかましてる状況です。
物事の向上を図る際、その問題点というのは検索に引っかかったり、本や何かに書かれてるわけでは、たいていはありません。
それが自分で高い確率で分かるのがいわば「センス」だと思います。
センスとは文字通り「感覚」で、目には見えず、耳に音声として届くわけでもないものを察知できる力だと私は思います。
これってまさに名著としても有名な「イシューから始めよ」なわけですね。
#大学生・社会人の子読んでみそ
この「何が問題か?」や「そもそもその問題は今解決する価値があるか?」をミスってとらえちゃうと、バラの花束の例よろしく、その後の努力は全部“明後日の方向”となってしまいます。
ですから、生徒さんと話していて「そこじゃね〜・・(白目」のときは、各キャラに合わせた言い方や例えにはなりますが、「・・一言モノ申ーーーーーーす!」と。苦笑
#黒タイツに着替えます
受験業界では「最短で○○する方法」や「効率勉強法で逆転合格」みたいなルアーが多いですが、そういうのに魅力を感じる子って、受験に受かろうが落ちようが、下手したら今後もずーーーーーーっと、問題解決の策として、そうしたルアーに喰いつくタイプの大人になるんじゃないかって思います。
当たり前のことですが、他が簡単に真似できる・実行できるレベルのことが真の成功要因になるわけねーじゃん・・・っていうのは現役、および未来の究永舎生の子たちには重々承知しておいて欲しいなって思います。
そんなわけですから、実際の教室現場っていうのは、ホンマに最初のようなやりとりを数ヶ月、数年と生徒さんと折り重ねて、、、、、果たして重本は最終的にそこのお家のお役に立てるのかい?立てないのかい?・・・・[ ] という感じです。
#問 文脈から[ ]に当てはまるのに適切と思われる日本語を書け。 (22 東京大学)
なんか中学生見てたら自分が中学生のときに流行ってたリンドバーグの「GAMBAらなくちゃね」がいつも頭に流れてくるんですよね。。。。
まあ、一緒に頑張りましょう、と。笑
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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