おはようございます。

 

近所で見かけた私と同じ髪型にされている3〜4歳くらいの男の子の気持ちが知りたい重本孝こと「“キミの”35年後」です。

 

#向こうもこっち見てた

 

 

大阪府公立高校入試 〜3:7の持つ意味〜

 

 

久しぶりに高校入試について書いてみようと思います。

 

この「3:7」という比率を見て、塾の先生であればすぐに公立高校入試の「内申:筆記試験」であるとお分かりかと思います。

 

 

以前から書いておりますように、ちょいちょい「通いたいけど遠くて通えないよ〜」と、身に余る光栄なことを仰って下さる保護者様からメッセージを頂くことがあります。

 

#嬉しいです!(あの顔で)



人口比率的なものが大きいと思うのですが、馬渕教室にお通いの方からのメッセージが一番多く、その次に多いのが実は(?)地元の個人塾に通っておられる方です。

 

 

そしてその個人塾ユーザーの方からのご質問で多いのが

 

「今通ってる個人塾では○○な感じでやってもらっているが、はたして文理学科を目指すとなるとこれって・・・???」

 

的なものです。

 

 

実際はみなさまもっとお子様の現状や、ご利用になられている教室の雰囲気や指導内容など事細かに書いて下さっているのですが、平均して個人的に感じるのは、そうした他の塾さんは、入試制度変更前の指導スタンスをいまだ踏襲しているのかい?、それとも入試制度変更以降の公立高校受験の様相の変化を感じた指導スタンスでやっているのかい?どっちなんだい?・・・ということなんですね。

 

#難関大受験者は必須の構文

 


1990年代より前は分かりませんが、それ以降の入試制度で言えば、大阪の公立高校入試では今が一番「筆記試験」の重要度が高いです。

 

普通科と文理学科に限った話で言えば、今の状態に一番近かったのが2011と2012の前期入試で、採用されていたのが内申31:筆記69の比率です。

 

ただこれも内申165点:筆記360点(英数国と小論)という感じで(あくまで文理学科受験生だけの話ですし..)、かつ当時は内申がまだ10段階だったので、生徒間同士の内申の有無の差は今とは比べ物にならないくらい圧倒的、かつ絶望的なものがありました。つまりまずは内申に手を打つというのは公立受験生の死活問題でした。

 

それと比べれば現在は進学校受験者のほぼ全員が内申270点:筆記630点であり、そこに内申が5段階評価になって、(他の地域は分かりませんが)定期テストも圧倒的に簡単になったので(昔が異常過ぎ)、生徒間同士で内申の差がかなりある状況というのが非常に少ないです。

 

また、なんと言っても5科目入試で、満点が630点ですから、昔の165点:360点とは比べものにならないくらい当日の筆記による攻撃力or破壊力がデカいんです。

 

ちなみに昔の普通科(昔は今の文理学科の学校は2月に文理学科、3月に普通科の入試を行なっていた)は制度変更直前2015年とかだと内申4:筆記6でした。

 

もっとも2015の上位普通科は“アレな理由”で倍率は熾烈を極めましたが・・

 

 

そんなこんなで現在の公立高校入試は「当日の筆記試験次第!」の色合いがここ30年くらいの間で最もラックススーパーリッチですから、文理学科受験生はもちろんのこと、進学校をお考えの方で、「中1、中2と内申は、まあ・・、40(文理学科に準ずる学校志望の方で37、8)は安定して越えてるな・・・」という方は、あまりにテスト対策ゴリ推しのカリキュラム消化鬼遅の塾というのは、特に文理学科狙いの方は個人的にはやや心配かな・・・という感じです。(受かればなんでもオッケー牧場なんですが・・)

 

中でも文理学科狙いで数学得意でない子が数学のペースの遅い塾に通うというのはちょっと打ち手としてはもったいないかなと思います。

 

ちなみに3:7というのは京大の大半の文系学部の共通テストと2次試験の比率と同じで、そうした大学を受ける人は全国的に見ても、一にもニにも、3:7の「7」である2次試験への徹底した準備を行うことが常套手段とされていることからも、3:7の「7」に力をいれる(「3」とのバランスを間違わない)ことの重要性がうかがい知れる気がします。

 

 

ただ、かと言って、そうした個人的な意見を読者様に今ここで申し上げる以外、私が担当できるわけでもなく、なんともお役に立てないのですが・・

 

#豊中に引っ越してきて下さい

 

 

 

本日は以上でーす。

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

ご興味のある方はコチラ。

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

究永舎 大阪 北摂 豊中市にある

高校受験・大学受験で連勝を目指す教室