おはようございます。
ウーバーイーツにてケンタッキーの
を頼んで到着後、秒でかぶりついたところ顎の調子がおかしい重本孝ことただのカーネルサンダースです。
#大変美味しかったです
注 : 今日の記事はいつものより長いのでお時間ある方のみチェケラ!
受験は算数じゃないけど、算数を無視すると算数の壁に阻まれる。
先日の、“同志社落ちてる時点で阪大・神大は死亡フラグ”的な記事について読者様からメールを頂きました。
#ありがとうございます!
その中でも本日の記事ネタと関わる部分を抜粋させて頂きます。
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ということでお便り頂きました。
改めて御礼申し上げます。
ちょうど先日、京大のM氏からも「同志社一般落ちて教育受かってる人いてました!」との情報をもらったばかりで、その話から今回の
“受験は算数じゃないけど、算数を無視すると算数の壁に阻まれる。”
の下書きを書いているタイミングでメールを頂きましたのでホントにドンピシャでした。
ちなみに当初の下書き段階でのタイトルは「会社は学校じゃねぇんだよ」のパクリで
「受験は算数じゃねぇんだよ」
の予定でしたが、読者様からお便り頂いたことと、あとこのブログ自体が「豊中の君島十和子のブログ」の名の下でやっているので「〜じゃねぇんだよ」では品がないと思い、本日のタイトルに落ち着きました。
さて、お便りの事例や、M氏のご学友の事例というのは大学受験に携わる講師であれば、「マジすか!!??」・・・・ではないと思います。
# まだ落ち着いて下さい
それだけ大学受験というのは各大学毎に傾向が違うので、まず過去問のやり込み、試験時間内での“解答作成時間割”など準備をかなりしないとメールで頂いたような展開というのは全然起こり得ます。
私大専願の子などでも、近大落ちて、関大落ちて、第一志望の立命だけ受かった・・みたいなノリって、一番の要因は過去問のやり込みが第一志望に集中したのと、あとは・・・運、です。笑
たまたまメールを下さった読者様のお子様と同じ年度に、究永舎からは神大経済にセンター77%で突撃して落ちた子がいたのですが、その子は同志社の経済、商、政策は全部余裕を持って受かってます。(ただ関学のセンター利用は落としました。爆)
正直センターの結果諸々を勘案すれば、国公立出願前段階(1月末)で重本ジャッジでは、
神戸:無しよりの△・・でも、キャラ的に有り寄りの△!
大阪市大:余裕で○
関関同立:余裕で○
という感じでした。
ただ、この子はセンターを受ける以前から「市大やったら同志社行きたいです。」とはっきり言っていたので、センター直後(2日間サッカーにふけって自習に来なかった)に、私から市大の名を挙げることはなく、話したのは「言うてた通り神大受けるんやんな?」だけでした。
私の中ではこの生徒さんが同志社に受かることは分かっていましたし(中3の段階で保護者様にも最低同志社は堅いと断言してました)、数学が年明けからグングン伸びることは予想がつきました。
ただ“2次の英語”に不安要素があって、私の見立てでは英語が神大として普通の難易度、数学が難化すれば追い風、数学が普通で英語が難化すれば向かい風というものでした。
かくしてかくなるものとなってしまい現在元気に同志社の商に通ってくれています。
メールを下さった保護者様のお子様について当時のご状況や、たぶんこんな男の子なんじゃないかな〜・・と予想はしてみるものの、とりあえず、私が担当していたら10月の全統が終わった段階から12月になるくらいまでで、同志社の過去問(2012、3年くらいから3、4年分)はやってもらってレベルは把握してもらっていたと思います。(英語の語彙をさらに増やす狙いもあります)
つまりまず同志社確保の態勢を軽く固めるのですね。
これはどなたに対してもそう指示します。
・・・で、たぶん読者様のお子様にも同志社は確保して頂けたんじゃないかな〜・・と・・・(小声
結局一連の話の流れのまとめ的な感じで、私が主張したいことというのは、受験産業、特に宣伝が派手なところほど、極端で華々しい、けどどちらかと言えば例外的な結果を訴求するのですが、やはりそこは冷静、かつ算数的に、何が確率として高くて、何が確率としては低いのか?ということは間違いなくあるということなんですね。 (確かに希望も持ってもらわないといけないのでそこのバランスがムズイのもありますが)
そこで私がアテにするのは昨日も書きましたが、
ランダムに抽出された一定の数に通底する、ある程度一般化可能とみなしてもよいのではないかという法則
で、これが私の思考のベースになりつつ、部分部分が年々アップデートされてる感じで、光博くんとの会話なんかはだいたい、互いの日々の経験を持ち寄って「この法則はある程度教室で一般化可能か?」みたいなノリばっかりです。
ただ、これは私自身気をつけないといけないのは、実利ではなく、自分の思想に合う現象のみをあちこちから抽出し、“実際”を捨象してしまった上で出来上がった「はりぼて法則」を教室現場で生徒さんに適応させしてしまうと、かえって生徒さんに迷惑がかかってしまい、ついには自分の首を絞めることになるということなんですね。(こんなミニな教室いつでも潰れますから)
受験ってある意味ホントに白黒はっきりする性質のものなので、やはり受かった人の声の方が大きく、落ちてしまった人の声は小さいという仕組みがあります。
で、一番気をつけないといけないのは、声の大きい意見(合格者の意見)の方が、それがたとえレアケースであっても、それなりの(実際より高めの)確率が見込めそうに聞こえちゃうってことなんですね。
また合格者自身が自分の受験生としてのグッドポイントを自覚してない場合なんかもよくあります。
だから何を真とするかって慎重に成らざるを得ないんです。
女優さんの「お肌のお手入れは化粧水くらいで他は特に何もしてません。」や「夜に焼肉とか全然食べますよ。」をどう受け取るかに似てます。
#伝わります?
# やってること私も同じですけど
私は大手塾時代から「それって誰得状態で無駄じゃね???」みたいなことが山ほどあって、でもそれを「実際どうなんだろう?」というのを確認するためには大手の看板で飯を食べさせてもらってる状態では好き勝手できませんから、独立せざるを得なかった的な感じです。
結局、そんな私がやってるのは「こんな経験が積もり積もって、現在こういう風に考えてて、こんな感じでやってます〜。」を、このブログで表現して、関心を持って下さっ方に、教室現場で自分の中の法則や仮説を実践してるという雰囲気です。
だから究永舎に関しては特に受験結果のブラックボックス化はあり得ません。
この塾では(プロの講師が)こんなに素晴らしいことをやってます・・・でも受験結果はブラックボックスだよーん!っていうのは私の中で広告論理が破綻していると感じるのでできません。
とりあえず締めとしては、
出願したなら同志社落ちても阪神(タイガースではない)諦めるな!・・・ていうか、それ以前に究永舎生は同志社落ちないようにしよう!
ということですね。
以上です。
(.こんな長い文章読んで下さってホントにありがとうございます。涙)
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
ご興味のある方はコチラ。
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