おはようございます。

 

連休より平日の方が気楽になる重本孝こと謎な仕事です。

 

#特に女子は部屋の温度に敏感なんでめっちゃ自習室の体感温度気になるんですワ..


 

高校受験生と大学受験生の違いは単に大学受験の方が「暗記量が多い」というだけじゃない。

 

今日は何の気なしに表題のテーマについて書いてみようと思います。

 

ゴールデンウィークが明け、いよいよ学校の定期テストが始まるなど、今年も受験に向けた動きがジワジワはじまる季節です。

 

一般的な、高校受験のスケール大きい版が大学受験!という捉え方は間違いではないはずなのですが、実は試験本番までの受験生のみなさんが踏んでいく段取りというのも全然違う、、というか、むしろ高校受験と大学受験とでは真逆ですし、また、これは高校受験ではほぼほぼ無いけど、大学受験では「あるある」な地雷もあったりしますので、今日はポイントを大きく2つに絞ってお話しします。

 

 

まずポイント①

 

勉強する科目の順番が逆!

 

公立高校受験の場合、まず英数国理社は傾斜配点ではないので、獲得得点として、英語9割&数学6割と、英語6割&数学9割の価値は同じとなります。

 

しかし、大学受験の場合、たいていの場合は傾斜配点となっておりますので、例えば、東大の文系のように、満点が英語120点、数学が80点とかであれば、

 

英語9割&数学6割

→英語108点+数学48点=合計156点

 

英語6割&数学9割

→英語72点+数学72点=合計144点

 

みたいになりますので、科目の性質面も合わせると、どう考えても数学よりもまずは英語で徹底的に稼ぐ態勢を先攻的に整えるというのが常套手段となります。

 

また、そうした配点の妙と並行して、高校受験の場合は、英数がそこまで暗記量や習得スキルが無い分、とかく理社の暗記を夏終わり(第2回実力テスト)までにいかに詰めるかが重要となるのですが、大学受験の場合、まずは英語の受験レベルの学力の習得にめちゃくちゃ時間がかかります。

 

重本シンクタンク調べによると、平均的な高校生の子が大学受験で上手くいかない理由の80%はこの英語の習得に要する時間を甘く見積もり過ぎるが挙げられています。

 

#残りの20%は数学の才能の限界...

 

 

もちろん高校にもよるのですが、1日自習ができる子であれば理社は意外と大学受験レベルでも2学期以降“詰める”ことは可能です。

 

ただ英語、それに数学(残酷なまでに人によって成長速度が異なる)はたいていの高校生はやはりかなり時間がかかります。

 

 

ですから夏いっぱいまでは

 

中3は理社にフルスロットル!で休憩で英数。

 

高3は英数(私文の子は英語オンリー)にフルスロットル!で休憩で理社。

 

この高校受験と大学受験で逆のバランスで取り組むことを教室の生徒さんには徹底してもらっています。

 

 

 

最後にポイント②です。

 

これはメンタル的な注意事項です。

 

高校受験でも大学受験でも、いわゆる「やる気出ない」みたいな感じで全然勉強しない・・・というのは古今東西よくある現象だと思います。

 

ただそれでも高校受験の場合は、特に「小学生の頃とかなら勉強でそんなに苦労しなかったよ」という子とかであれば、それなりのところへどこか入れるものですが、これが大学受験の場合、やはり英語をはじめとして、それなりの期間継続的にかなりやらないと、これはもうどんな進学校の子でも、高校卒業時には

 

 

が確実に流れてくる展開となります。

 

 

で、それは高3くらいならみんな先輩たちの受験も見てるので分かってるのですが、いざ、高1、高2でサボっちゃった子が高3の夏前くらいから「そろそろやろべ!」となっても、これはもう、高校受験がゴキブリを5匹くらい退治するレベルだとすれば、高3の「取り返そう!」はゴキブリ1万匹くらいが目の前に広がるレベルなので、もはや戦意喪失する方がフツーなのかなと。。。

 

このように大学受験(高校生)というのは高校受験以上に実はメンタルがホントにやられがちで、基本そうなっちゃうと打ち手としては、、、、、無、なんじゃないか的な様相を呈するので、個人的にはその辺がマジで激ムズだわ・・・・という感じで毎年やっております。

 

#大学受験で一番大切なのはグリット


 

教える内容としてはやはり大学受験生の方が何倍もやってておもしろいんですけれども、いざ教室としてキレイに受かって卒業して頂くとなると大学受験の方が何倍もシンドイので、何歳までできる(やらせてもらえる)んやろ、、、、といつも震えてます。

 

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある

高校受験・大学受験で連勝を目指す教室