おはようございます。
ルーと水の比率がやっと満足のいく出来に仕上がった重本孝こと4日連続昼食がカレーです。
ごにょごにょ言ってる間に受かる子は先に行ってるよ。。。
昨日の昼間、カレーを食べながら
この朝倉未来さんの動画を見ていて、またまた「ホンマそれ〜」とJKになった次第です。
#JK=塾講師
世の中ホントに「勉強法!勉強法!」というJKが多いんですけれども、これ個人的には不思議でしかなくて、いっつも「え?“勉強法”変えて成績って上がります?」と思っています。(もちろんそういう塾・予備校の合格実績の見せ方は火サスや水戸黄門以上の“業界お決まり展開”です。)
上記の動画で朝倉さんが仰ってるのと同じことで、受験生が待ち受ける運命を変えようと思ったら価値観(コンフォートゾーン)を変えないといけないんですよね。。
例えば私の授業では前回の宿題から数問ピックアップして、毎回小テストという形でテストを子どもたちにやってもらうんですけれども、私はこれをもう何年とワザと宿題を少なくして、誰がどう考えても100点を取れる作りにしています。
高校生の単語テストなんかも1周目、2周目くらいの場合はまず1週間で50個しか宿題にしませんし、3周目くらいでやっと1週間で100個にするくらいです。
それでもやっぱり是が非でも100点を取らない子っているんですね。。。
言うまでもありませんが、小テストは毎回とか、ちょいちょい手を抜くんだけれど、それでもすいすい伸びていく子というのはまずいません。
また、授業中その小テストについては点数を1人1人聞いていくんですが
「0です。」
と言われても怒ることはありません。
#昔の生徒さんがこれ読んだら信じないでしょうけど
なぜなら私にとって小テストというのは、事前の生徒さんの雰囲気でだいたい予想がつくので、「0。」とか「25点。」とか言われても特に感情が揺さぶられることはないですし(そんな得点自体めったにないのですが)、そもそも宿題という手段で成績を伸ばそうという発想ではありません。
だから悪くて焦るということはありません。(たまにこっそり呆れるはあります笑)
じゃあなんでそんなテストするんだ?と言われれば答えは1つで、やや大袈裟ですが、
「その子の“価値観(コンフォートゾーン)”がどの進学先レベルの人の“それ”にあるか?」
を見るためです。
早い話、例えば1週間で1回授業で先生やみんなと一緒にやった英作10個のうち5個がそのまま出てそれが書けないなんて、文理学科以上に行く子からしたら「理解不能レベル」ですし、中堅層の子からしたら「ありえるレベル」と、それぞれの価値観に基づく感覚があるわけですね。
ちなみに、“いい加減”なのは中1、中2くらいなら精神年齢に依る部分もあるのでそこは焦らず見てあげる必要があります。
定期テストで平均90をまず切りたくなければ極端な話「80点台なんかは人間の取る点数じゃないんだ。」という価値観にならないといけないですし、「勉強せなアカンな〜・・」とか思いながらスマホをだらだらこねくり回したり、せいぜい「勉強法」や「神・参考書」を検索している高校生なんかはそういった時間がシンプルに「人生の浪費」以外の何物でもないという風にならないと待ち受ける運命は予定調和のものとなります。
行動は脳からの指令で行われ、脳からどのタイミングでどのような指令が出るかは持ってる「哲学・価値観」次第だと思います。
ですからその子の行動の特徴からその子の現在の哲学・価値観を把握し、その似たような哲学・価値観の人が待ち受ける運命が、あきらかにその子の望むものでない場合、塾講師がするべきは、補習をやったり、宿題をたっぷり出すとかではなく、その子が生まれてこの方10数年間で培った「哲学・価値観」をいかに望ましい方へ寄せていくか?というところになると思います。
#いわゆる帰納と演繹
それがムズいんですが、お陰様で同じ職を20年以上やっても1ミリも飽きようがない所以でもあります。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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