昨夜は神奈川の保護者様から「いつも読んでます」とメッセージを頂きバビる2世な今日この頃です。
#3つのしもべに命令だ
成績を上げるには性格が変わらないといけないんです。
よく「成績を上げる」という話題になると、やれ勉強法だの、勉強計画だの、1日何時間だのという話題が出るのですが、個人的な経験では成績を上げるというのは性格を変えるということだと思っています。
違う言い方をすれば価値観を変えるということですね。
私は、お問い合わせの面談に保護者様と一緒に来てくれた中学生の子に、
「もしお母さんが『勉強が全てちゃう!アンタが元気やったらもうなんでもいい!学校の成績なんかも0点でも10点、20点でもなんでもオッケー(牧場)!』って言ったら、例えば次回のテストで10点とか取る?」
って、よく聞くんですね。
すると初対面のモヒカンおじさんにそう尋ねられた中学生のキッズはもちろんなんと言うか?
「オジさん“頭”大丈夫ですか?」
・・・ではなく、まず100%の子が
「さすがにその点は取りません。」的な風味なことを言います。
さらに、例えば定期テストの平均が80点前後くらいの子とかに、上記の続きとして、私が以下のような会話をすることがあります。
シゲ「じゃあ20点は?」
キッズ「取りません」
シゲ「じゃあ40点やったら?お母さん『もう何点でもエエ!』言うてくれてんねんで。笑」
キッズ「・・取りません」
シゲ「じゃあ60点は?」
キッズ「・・・。(苦笑)」
シゲ「(笑)」
母「(取りませんちゃうんか〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!)」
で、もちろんその後、引き続き現場でキッズに話すのですが、要は人間というのは「有りえない」と思ってることは現実に起こらないよう無意識的に行動を取るんですね。
シゲ「クラスに『うぇ〜い!!オイラ、数学5点だよ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!』みたいな子っておるやんな?」
シゲ「そういう子見てどう思う?」
シゲ「『うわ〜〜〜』やんな?笑」
キッズ「(黙ってうなずく)」
シゲ「今度は逆にさ。クラスでトップ。馬渕の申し子的なノリの95点は切らん!みたいな子もいるやんな。」
キッズ「はい。」
シゲ「厳しい話になんねんけど、そういう子からしたら“70点”、“80点”が、今、先生との会話で○○くんが言うてくれた“20点”とか“40点”に対する感覚と同じやねん。」
シゲ「つまり、例えば平均90点〜95点以上は最低キープ!のレベルの人間なろう思ったら、いわば『70点、80点なんかはもう人間が取る点数じゃないんだ』くらいに思わないとダメやねん。」
だいたいそういう会話をよくさせて頂きます。
ただ、人間は自分を変えようとしてくる人間を嫌いますから、この続きとしては
「先生は受験に関してだけはそれなりに詳しい方やと思うから、もし、この教室気に入ってくれたら、その後は先生の話聞きながらちょっとずつ自分がどうなりたいか考えてってな〜」
みたいな感じで伝えます。
個人的には大学受験生なんかでも、
「どの講師の授業取ったら成績上がんねや?」
「どの参考書使ったら成績伸びんねや?」
みたいな子は受験産業の養殖場の稚魚みたいなもので、できれば究永舎生並びにこのブログをお読みのキッズには
「どんな人間になれば受かるんや?」
「サクセスする先輩ってどんな人たちなんや?」
と考えて欲しいです。
結局、どうやったら、例えば中学校の定期テスト、平均80点前後の子に「80点台は人間の取る点数ちゃうんだ」となってもらうか、あるいは、学年トップレベルの子に「北野なんか通って当たり前なんだ。東大京大とてふつうの人間が行くところなんだ。」というパラダイム転換を起こしてもらうか?
しかもそれは本人に「自分を変えようとしてきてる」と感じ取られずに行われるか??みたいなことを延々と研究し続け、実験と還元を繰り返すのが私のライフワークです。
と言いますか、長々と書いたんですけど、詳しくは
をお読み下さい。笑
ちなみに究永舎生は通塾回数が少ないのも、宿題が少ないのも、全部この苫米地先生の本とこの塾を見つけたお父さん・お母さんのおかげなので、それには特に感謝して下さい。
さて、本日は午前から、授業準備、授業、授業準備、授業のダブルビッグマックコースでーす。
がんばります!
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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