卵かけごはんを食べようとして取り出した冷蔵庫のラスト卵を床に落とすという絶望をチンされた白ご飯とともに眺めた今日この頃です。
#神は死んだ
講師の経験(悲しみの集積)を買う。
私のような孤独な個人塾講師というのは基本、人から学ぶということができません。
ですから自ずと自分と対話する時間が圧倒的に多くなります。
ビルゲイツさんの言葉で
「成功は最低の教師だ」
というのがあって、これはたいした成功を成し遂げていない私にとっても非常に納得のいく言葉ですごい気に入っています。
塾講師というのは基本「合格してもらってナンボ」という仕事ですから(少なくとも私はそれが全てだと思っています)、生徒さんが不合格になってしまったときというのは非常に悲しいです。
またそうなる生徒さんというのは、やはりその多くは「自習姿勢」に修正箇所があるのはこちらとしては十二分に分かりつつ、しかし現段階での自身の技量ではその修正が叶わなかったというわけですから、情けなさ、悔しさもあります。
また、最近は表面上はめっきりなくなりましたが、生徒さんから露骨に嫌われたり、高校生では他塾に通われたりされる生徒さんがいると、どうしても自分に何が足りなかったのかが気になって仕方ありません。
これはもちろん自分の何がいけなかったのか?が分からないというニュアンスではなく、自分にダメ出しをすればそりゃあアホみたいに数が出てくるので、その中の一体どれが原因(原因の構成要素)と判断すればよいのかに困るということです。
以上より、
不合格になってしまった生徒さん
変わった方がよいのは分かりつつもうまく導いてあげられなかった生徒さん
自分のことを嫌いにさせてしまった生徒さん
「高校からは他塾行こ。」の判断に至らせてしまった生徒さん
これらの生徒さんとの思い出、やりとり、そういったいわば追憶というか経験というかが積み重なり、いつしかその中から1つ、また1つと自分の中で法則が見え、次年度以降で適応し、観察し、確信する。またときに自分の予測が良くも悪くも外れたりすることを経験しながら、また新たな法則ができ、以下同じ流れをたどって、その講師としての年輪に“ほぼ間違いない法則”として刻まれる。。。。
もしこの経験値を人の脳にインストールできるとして、USBか何かで販売すれば、受験産業のマリオネットとなる人は生徒・保護者・講師いずれも激減し、大手は軒並み潰れ、カリスマ講師は絶滅危惧種指定となるんじゃないかと思いますし、私は年収がもうちょっと増えるでしょう。
また保護者様のお悩み・ご不安も確実に半分以下に圧縮されるでしょう。
不遜を承知で言えば、世の中のSNSや受験掲示板などを見ていると、なんと悩まなくてよいことで悩み(もっと平安になれるのに自ら平安を追放してしまっている!)、割に合わない時間とお金を費やしている人の多いことかと歯痒い気持ちになります。
やっぱり人間限られた時間の中で少しでも幸せな時間を過ごせた方がよいでしょう。
そしてこういったことが言えるのは、やはり上記のような経験とそこから確立された法則的なもののおかげで、まず何よりも自分自身が“楽”になれていることを実感しているからに他になりません。
こういった経験からくるマイナスを回避することをよく生徒さんには
「地雷の位置を把握する」
という表現で伝えます。
模試を受ける。
過去問をする。
自習する。
こういった経験を通じて小学生の終わりの会よろしく、良かったことイヤだったことなど、何か経験できるわけで、その過程で経験する似たような現象が発生する際の共通因数を抜き出せばそれが次回以降の“地雷”となり、前よりも前に進みやすくなります。
故に
「量をこなせるヤツほど地雷の位置は自信を持って把握できる」
「イチローさんの言う、遠回りすることが一番の近道」
ということになるんだよ、と・・・
これまでも何回か書いていますが、受験における合格・不合格というのは本当に時代の流行り廃りというものがなく、おそらく50年前の合格者・不合格者や、中学受験や高校受験がMAXでその後大学受験では「・・・。」な人と、今の時代のそういった人たちというのはたぶん大差ないんじゃないかと思います。
そういった意味では何より保護者様や受験生がお金を払ってでもアテにすべきはネットの検索にはひっかからない講師の経験(生徒さんの資質の見い出し・成長曲線の読み切り・その生徒さん独自の地雷位置など多義に渡る)であり、受験界で残念な思いをした先輩たちと同じ轍に歩を進めないことなのだと思います。
確率論的に言って重本よりトータルで生徒さんを合格に導くのが上手な講師の方はたくさんいるはず(はっきり公表されていないので分かりませんが)ですが、もし上手く見つからないという場合は良かったら重本で手を打ってみてください。
これまた確率論的に言って、これだけ1人1人の中高生が1年生になり、やがて受験生になるまでのプロセスと本番の受験に向かう様子を定点観測してる孤独なやつは今度は逆になかなかいません。
引き続き
Vlogの方もよろしくお願い致します。
ではまた。
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現中1の方はこちらをご覧下さい。
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春から開講の現中2講座
現在3名の生徒さんに
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豊中7中 女子1名
豊中13中 女子1名
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【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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