え〜・・、昨日は突如また例によって露悪的な回となり申し訳ございませんでした。
#露悪=アクセス激伸び 泣
本日の記事については前編がございますので、できればそちらを先にご覧になってからお読み頂ければと思います。
「あれってみんなレベル高いからできてたんですかね?」[後編]
まず、くだんの卒業生の子の言葉へのジャッジを書かせて頂きますと、半分だけ正解という感じです。
#エラそうですいません
確かに私のような人間からすれば究永舎に通ってくれている子は総じてレベルは高いと思います。
でも漠然とただ“レベルが高い”だけでは無理です。
ていうかレベルどうのこうより大事なことがあります。
例えば、豊中で塾開いて放っておけば勝手に自習できる子ばかりが集まって勉強するようになるか?
少なくともそれで10年以上食べていけるか?
毎年のように難関校の合格者が高校・大学ともに出るか?ってなるとそうではないと予想します。
ここで開校当初の回想話をさせて下さい。
当時は私もまだ大手時代の要素が残っていたり、生徒さんが少なかったこともあって、いわゆるテスト対策(手取り足とり)みたいなことを必死にやっていました。
当時はとかく給料が取れませんから今とはまた違う意味で必死です。笑
で、その結果、
みたいなことになって生徒さんも一気に増えました。
覚えてるところで言うと、
中2の1学期期末から2学期中間にかけて、一番伸びた子が5科合計がプラス150点くらい、また別の子で1学期期末の社会が28点だった子が2学期中間で93点になったりしました。
学年末から1学期中間ではありません。
1学期期末から2学期中間です。
なので余計反響は大きかったです。(まあ、ほとんど光博くんがやってたんですが・・・)
・・・ねぇ?笑
こんな塾みなさん通いたいと思うでしょ?
でも正直に告白します。
その後、この学年の多くの子は大学受験はうまくいきませんでした。
まだ高校生クラスはやっていなかったので高校生活の経緯は知りませんが、報告されたり、風の便りで聞いた結果だけ見ると正直それは言えます。
というか学生時代の頃の教え子の子たちのその後を見ても、うすうすそのことは気付いていて、結局“ゴリゴリにやらされた子”って大学受験でうまくいかないケースが圧倒的に多いです。
本当に指導者の責任というのはめちゃくちゃ重要で、だからこそ日々悩みは尽きません、
私もいまだに「その自習力ではアカンな・・」と目の前の生徒さんに思いつつもうまく導いてあげられず苦しむことは毎年あります。。。。
それでもおおよそ全体的に見て究永舎の子たちは本当によく自習すると思います。
ただ、皮肉なのは、、、、本来誰よりも自習の重要性に気づくべき自習力の弱い子が、その自習滞在時間の短さ故に、結果出す人がみんなめちゃくちゃ努力していることに気づきにくいということです。
そりゃあ、来たとしても昼過ぎで、晩の19時、20時に帰っていたら、各高校の上位の人が朝早ければ7時、8時に来て、22時過ぎまでやってることなど体感しようがありません。
高校生の数学サポーターのカイトくんが現役の頃に東進の数学を半分受講したところで辞めて自習に切り替えて伸びていったように、毎日自習に来る、休みの日は朝から晩まで来る子同士が「結果だす人はやっぱやってるな・・・」ということを腹の底から分かるのに対して、自習力の弱い子はどうしてもそのことに気づきにくい、および遅れる構図があるということなんですね。
#どうすりゃいいんだ。。
ホントにこれは毎年の受験の佳境に突入した頃の風物詩なのですけれども、その頃になってやっと馬力出したのんびり屋さんが「先生・・・。○○くんとか○○さんって、やっぱめっちゃ努力してますね。。。」みたいなことを言ってきて、受験前の緊張感高まる時期に、そりゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜私がネイマール並みにズッコケまくることがあります。
#気付いてもらえるの遅くてごめん
先日、いつもお世話になっている床屋の旦那さんに「北野入っても成績がずっといい子ってどれくらい(勉強)してはりますのん?」と聞かれたので、だいたいこんな感じですよ、と伝えたら、
「それやったら僕、やっぱり通ってた高校でいいですわw
」
と笑って仰っていて、それには私も同感でした。笑
そんな北野は昨日1年生前期の成績分布表が出ました。
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2023年5月15日
分布表の写真を北野高校からの削除依頼を受け削除
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北野に限らず、高校入って以降、自分の高校で中位〜下位で成績で悩んでいる子もいるかもしれませんが、本来悩みというのは“どうしていいか分からない状況”を指します。
ですから悩む必要はありません。
究永舎の自習室を見ればどうして自分が上位でないのかが分かるはずです。
ただし、毎日来ないと確認できませんが。笑
#高1高2ヤバイよ
結局、中学生の子であれば、
とりあえず目の前の定期テストの得点アップを・・
とりあえずなんとか高校生にならないと・・・
ということであれば前編で書いた、家庭教師先で教え子の子がやったように、計画立案から全て大人がやってあげて・・でもいいと思います。
ただ経験上、それをやっちゃうと高校1年生の間に“元の木阿弥”に戻っちゃって、大学受験の頃にはあの頑張りは一体何だったんだよ状態になる確率が高くなるというのが個人的な体験談です。
今回の2学期中間。
高校1年生の子の中でも、特に外部から来た子で、あきらかに1学期の頃と違う姿勢を見せてくれた子が数人いました。
少しずつでいいからその変化を続けて欲しいです。
結局塾で一番大事なのは究永舎のHPにも載せてますが、School Cultureだと私は思ってます。
周りを見て「ああ・・結局大学受験で勝つためには、この途方も無い量をチビチビ身につけ、覚えていくしかないんだな・・・」という観念というか悟りを開かないといけなくて、ただそれはやはり1人ぼっちでは普通は難しい。(個別指導や家庭教師はこの点が難しい)
もちろんウチのヨシヒロ氏みたいに、中高塾なしで現役阪大工みたいな子も毎年どこの学校にもいますが。
そういった、いわゆるエフィカシーというやつなんですが、大学受験でも通用する人共通の哲学(何を当たり前体操としているか)というのがそれなりにシェアされているが故の究永舎の自習室の空気感なのですね。
#今年はいうてそんなシェアされてないようですが..爆
当たり前ですが、どれだけ能力の高い子でも、「勉強は与えられたものをこなす」、「何をすればいいかは先生に聞く」という哲学が、通う塾・先生次第でびっちり植えつけられてしまえば、
「朝から晩まで自習なんて死んでしまいます」
みたいな仕上がりには余裕でなります。
能力&アホみたいに早いカリキュラムで受かるんなら京阪神大の合格者数トップ10は9割方中高一貫の難関私立が占めないとおかしいです。
まとめると、どんな子でも朝から晩まで自習体質にはなれると思うし、実際そういう子にならないとポテンシャルに見合った、および、あわよくばポテンシャルから予想される以上の大学に合格することは厳しいですが、そういった体質になるには多くの子にとっては1人では難しくて、やはり将来の難関大合格の周回軌道上にいない子は、ある種のゲシュタルト崩壊を体感できるような環境がいいのですが、そのためにはそもそも自身が毎日自習室に来ないとなかなか分かりにくいよね、ということでどうすりゃいいんだという気持ちがループループして悩むこともう20年という感じです。
#そこに大体、愛が在るだけ
#一文長過ぎ病
そんなことを考えると、私が家庭教師やってる卒業生の子と同じ立場なら・・・・う〜ん・・正直、
“とりあえず目の前作戦”になりそうな気がしています。
#もちろん大学受験は厳しいことになるんですが
ではまた。
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【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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