本日は五ツ木模試のため日曜なのに中学生の自習室が静まり返っていてなんか違和感のある今日この頃です。
#中3は思ってたより数学できるようになるの早いゾ
豊中高校と受験生と参考書
先日豊中高校で夏休み明けの実力テストがあり、1年生の子たち(1人はテスト当日欠席)がその結果を持ってきてくれました。
毎年の入試倍率が示すように豊中高校の人気は高いです。
おそらくこのブログの読者様の内訳割合でも、豊中高校を目指している受験生がお家におられる保護者様が読まれている場合がまあまあ高いのではないかと例年の諸々から推察しています。
学校の雰囲気や、またそれをどう捉えるかというのは私には分かりません。
しかし豊中に限らず、同じ高校に合格する中学生の子たちの中でも、どういう中学生の子が大学受験の受験戦線に耐え、“受験の最終オチ”である大学受験をイイ感じに終えられるか?、またさらには“そういう子たちの日頃がどんななのか?”というのは結構詳しい方だと思います。
今日はそんな話です。豊高の生徒さんに限らず、現中3、高1、高2の生徒さんには必ず知っておいて頂きたい内容です。
#究永舎生は耳タコな内容
まずは現実を知っておこう
まず以下をご覧頂きたいのですが、、、
これはその冒頭で述べた実力テストの分布表です。
北野同様、豊高でもやはり特に数学の差が顕著です。(ちなみに高校生の数学の差が開いていくのはこの2学期からです。)
ただ実際「○点だった!」とか「○位だった!」を確認するだけでは意味はなくて、成績で大切なのは自分の目標にたいして実際のところどうか?というところだと思います。
そこで次はこちらをご覧下さい。
少し字が小さいですがお分かりになりますでしょうか。
個人的な要点をまとめると、
・阪神レベルは上位60番以内にはつけときたい。
・なんとか上位半分に入ってれば大阪公立大は狙える。
・半分未満の生徒で浪人したくない場合は、大教か地方国公立大希望でなければ手堅く私学狙いで同志社やMARCHを狙うのが吉。
ということになります。
今回結果を提出してくれた3人の子たちのうち、2人は余裕の阪神以上レベル、もう1人は英数のみ阪神レベルという結果でとりあえず夏を終えました。
ただ「生徒さん優秀ですよ〜」だけを記すのはフェアではありません。
これまでもたくさん通われた豊高生の中でも、300番前後から最後はなんとか関関に届いたという子たちもいたというのも正直に記しておきます。
受験生と参考書 〜合格体験記を鵜呑みにするな〜
ブログや他の場面でも、私が「合格体験記好き」であることを知る人たちからは、たまに合格者の勉強法や利用した参考書の情報を収集することを目的としていると勘違いされている場合があります。
合格体験記を読む際の私は、勉強法や利用した参考書などにはほぼ無関心です。
私が疎い大学受験の理系科目に関しては、たまに知らない参考書で、かつ「なんか今灘の子たちの間で流行ってるんかな?」とか「桜蔭の“数学苦手”言うてる子らコレよく書いてるな〜」みたいなのは自習室の本棚にコッソリ置いておいたりはしますが。
私の場合、合格体験記を読むと言っても、読むのは東大京大の医学部の子たちの内容が9割9部をしめます。
理由は単純で、1流の受験生のエッセンスを知ることが何よりも大事だと思っているからです。
正直、参考書などは合格への飾りのちょっとした小道具に過ぎません。
もしこれから受験生になられる方で、なんらかの各種先輩方の合格体験記を読まれる場合は必ず以下の点について留意しておく必要があります。
それは、合格者は異なるやり方や参考書、塾・予備校・講師を利用していたら、またはそもそもそれら自体を利用していなかったら合格していなかったのかどうかの検証ができないということです。
つまり東大理Ⅲに合格した子の体験記の中で、自分はA、B、C、D、E、Fという要素(暗記のやり方・塾・予備校、講師など)を利用した、中でもCのおかげで物理がめちゃくちゃできるようになって合格につながった!みたいなことがよく書かれてあるわけですが、これって、その子からしたら、じゃあもし自分がCをやっていなかったら落ちていたのか?というと、それは答えは誰にも分からないが正解だと思います。
そんな感じで、合格体験記には「別に無かっても受かってた要素」が、てんこ盛りだということです。
綾瀬はるかさんがSKⅡ使ってなかったら、じゃあブラマヨ吉田さんになってるか?っていうとそうじゃないよねみたいな。(そもそもSKⅡ使ってるのかどうかも不明だが)
ここまでの内容は伝わってます??
#君に届け
肉とニンジンとタマネギだけでカレーになるか?
そろそろ締めに入ります。
#俺の話は長い
例えばカレーを構成する要素として一番外してはならない要素とはなんでしょうか?
答えはもちろんカレーのルーです。
ご飯だけお皿に盛られていて「カレーや!」という人はいるでしょうか?
ご飯にお肉、ニンジン、タマネギが盛られているお皿を見て「カレーや」という人ならいるでしょうか?
答えはもちろんノーでしょう。
しかしお皿にカレーのルーだけが入っている。これならどうですか?
多くの人は「カレーや。」と言うでしょう。
これから受験生になられるみなさんにはぜひこのことを意識して頂きたいと思います。
すなわち、どれだけ目標達成を構成するとおぼしき複数の要素をかき集めたところで、カレーでいうところのルーがなければ目標は必ず果たされないのだと。
それでは東大医学部の合格体験記に名を連ねる受験生のみなさんにもう何十年と毎年共通する要素とはなんでしょうか?
また不合格者に欠けていた要素とはなんでしょうか?
それはクレイジーな勉強量です。
毎日するという徹底的な姿勢です。
身につけるまでやり切る根性です。
そして上記の要素がない自分は自分ではないというセルフイメージです。
これがない受験生で、ただただ「いい塾・予備校」「いい参考書」の情報ばかり欲しがる人は、いわばルーのない、ただ、お皿にお米とお肉とニンジンとタマネギを盛りつけようとして・・・・ルーを買い忘れている人です。
高校入試終了以降、これまでや、現在、北野、豊中で上位から最上位に位置する子たち全員に共通することとはなんでしょうか。
答えは
毎日自習室に来てる
です。
まだこれから高校受験の中学生の究永舎生も先輩たちに続いてね。
ではまた。
#俺の話はやはり長かった
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現在2名の生徒さんに
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豊中7中 女子1名
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私、重本孝が責任を持って担当させて頂きます。
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【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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