世間的にアレな感じなんでチラシもタイミングどうかな?と思いましたが「1人でも多くの人に存在を知って頂ければ・・」なので結局昨日、誤字・誤値修正後、配布エリア(本町にも一部入るかと思います)を決定してポスティングして頂くことにしました。
興味持って下さる方が増えて下さったら嬉しいです。
そんなわけで本題です。
ちなみに今日のはおもいっきり“カラマーゾフの兄弟”なので保護者様はスルーして頂いて大丈夫です。
究永舎生や塾講師の方は読まれて損はないと思います。
中高生に一番知っておいて欲しい古文は何か?と聞かれたら迷わず「仁和寺にある法師」を挙げる
まずは「仁和寺にある法師」のお話を知らない方のためにどんなお話なのかの確認です。
古文のお勉強が目的ではないので現代語訳を載せます。
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仁和寺にいた、ある法師が、
年をとるまで石清水八幡宮を
お参りしたことがないことを情けなく思い、
ある時思い立ち、一人、徒歩でお参りにいった。
(山麓の)極楽寺と高良神社をお参りし、
(八幡宮へのお参りは)これだけだと思い込み
帰路の途についた。
帰った後、傍輩に向って、
「ずっと(心に)思っていたこと(八幡宮へのお参り)を果たせた。聞いていた以上に尊さ(八幡大神の御神威)を感じた。ところで、他の参詣者が皆、山へ登っていったが、何か山上にあるのだろうか。行ってみたいとは思ったが、お参りすることが本義であるからと思い、山上までは見に行かなかった。」と言った。
小さなことにも、案内者(指導者)は欲しいものである。
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私がこのお話を好むのには理由があります。
それは、自分が(一応)中高生の子どもたちから“先生”と呼ばれる立場として、一番子どもたちに知っておいて欲しいことの例示としてバッチリの素材だからです。(かと言って授業でこの話を取り扱うことはないのですが笑)
では、恐縮ながらも、その知っておいて欲しいこととは一体何でしょうか?
それはズバリ、しょーもないレベルで自分はイケてると満足・勘違いしてしまうことってメチャクチャもったいないことなんじゃないか!?ってことです。
これは価値観の問題になってしまいますが、やはり生きてて楽しいこと(のうちの1つ)って自分のレベルが上がっていくことなんじゃないか?って私は思ってます。
ドラクエみたいなもので、人生がRPGそのものだと思います。
自分のレベルが上がることでできることが増え、目に見える・見えない、いずれの面でも景色が変わってきます。
例えば部活なんかでもずっと入部当初の実力じゃつまらないし、仕事でもずっと就業1年目の実力ではさすがに飽きてしまうでしょう。
受験勉強なんかでも基礎的なことが身についてくると「お、分かるゾ!」みたいになってきてちょっと面白くなってきます。
だからやっぱりレベルって上がった方がいい、ていうかそっちの方が面白いのではないでしょうか。
たった1回きりの人生。
もう長くても数十年で終わっちゃう人生。
最速数分後に終わっちゃう人生。
やっぱり匿名で人のことディスってる人生より、自分のレベルが上がることに四苦八苦する人生の方が面白い。
シンドくても面白いのならいいけれど、
楽だけどつまらない人生はキツい。
自分の価値観としてはそうなので、どうしても40というたいがいオッサンになっても「自分はどこまでやれるんだ?」っていうのは日々気になります。
ましてや私の教室に来る生徒さんはみんな10代。
もう今以上レベルが上がる可能性はない、はありえません。
だからこそ“仁和寺にある法師”には絶対になって欲しくないですし、自分もなりたくないです。
ちなみにグーグルの「最高に甘んじない」っていうのもスゴイ好きです。人生で1回も“最高”に近づいたことすらないですが。苦笑
では実際にそうならない(しょーもないレベルで満足しない)ために大切なこととは何なのでしょうか?
くだんの古文にもあるように確かに指導者も大切でしょう。
しかしその指導者自体がそもそも、しょーもないレベルで自らを“カリスマ”、“他に例を見ないオレの指導”、“「ウチの生徒は本番での強さがスゴイ」と言いながら結果はブラックボックス”みたいな、とある業界にありがちなケースではどうすればよいでしょうか?
私はその解決策として、とかくその業界・土俵のトップランナーをベンチマークする、そういう人たちの思考の一部に興味を持ち、どういった価値観・水準で日々を過ごされているのかに興味を持つのがよいと考えています。
私のような半端者はそれによって自らを情けなく思うことも頻繁にありますが、それでもしょーもないレベルで自らの可能性をシボめてしまうよりはよいでしょう。
最近
なるものがメルカリで2000円くらいで販売されていたので秒でポチりました。
お分かりの方はお分かりだと思います。
そうです。
奥田猛先生に師事されていた生徒さんの受験記です。
奥田猛先生は現在は引退しておられますが、上記の教室で、関東で開成、筑駒、桜蔭、関西では灘、甲陽、女学院などのトップ・オブ・トップである医学部志望の生徒さんの数学を毎週担当されていたバッキバキのレジェンド中のレジェンドです。
その教え子さんの体験記なので、ま〜〜〜〜〜〜〜全部面白いんですけど、その一部として、とある筑駒の生徒さんの体験記を引用させて頂きます。
中略
中略
中略
まず、もしこれを究永舎の高2以下の子たちが読んでいたら「生まれつき頭のいいやつはサクッと身についてエエ感じに結果も出す」みたいな一部に流布するとんでもない勘違いは一切捨ててもらいたいです。
実際今の高3の様子を見ててもあきらかだと思いますが、やはり結果出す人の方が何倍もとんでもない研鑽を積まれているものです。
また、別の筑駒出身の生徒さんで浪人中に奥田先生の授業を受けたという生徒さんは
ええっと・・・そんなことあんの?って感じですね。笑
ちなみにこの体験記に乗っておられる生徒さんのお名前を検索しますと、現在やはり皆さん、現場のお医者さんになられたり、研究医として国内外の大学で研究を続けておられたりと、人生ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと研鑽に継ぐ研鑽を積み続けておられることが分かります。
中には自分の専門分野としてコロナに関する情報を、素人にも分かりやすくツイッターなどでひたすら発信しておられる方もおられました。
当たり前ですが、中田翔さんや、政府やマスコミをディスってる人は誰もいません。笑
いやはやなんともはや・・・。
本当に私なんかこれ読んで自分のショボさに泣きそうになりますよ・・・、ええ。
ただそれと同時に、私のように40歳を迎え、まがりなりにも講師としてやっと1人立ちし、ヨチヨチ歩きできてるかなくらいの人間からすれば、まだまだとんでもなく上の領域があることを知らしめて下さるこういった先達の存在は本当にありがたいですし、励みになります。
繰り返しになりますが、
しょーもないレベルで自分はイケてると満足・勘違いしてしまうことってメチャクチャもったいない
ので、日々自分のショボさに泣きそうになりつつもあきらめずに、せめて自分で選んだ塾講師という分野に関しては続ける以上は上目指してやっていきたいですね。
それが一番面白いんで。
ではまた。
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春から開講の中2講座
現在2名の生徒さんに
ご利用頂いております。
豊中7中 女子1名
豊中13中 女子1名
の生徒さんです。
高校受験を通じて、大学受験生として必要な資質を磨き上げる講座です。
私、重本孝が責任を持って担当させて頂きます。
好きなだけできる体験授業ご希望の方は以下のHPの「お問い合わせ」よりご連絡頂きたく思います。
ご検討のほどよろしくお願い致します。
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【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある高校受験・大学受験で連勝を目指す教室