昨日は失神するように眠ってしまった重本孝こと千代の富士の引退会見です。

 

#現在充電バッチリ

 

 

 

忠告が難しい理由 〜想像力のない受験生にドロップキック〜

 

立場上、自分のことを棚に上げて生徒さんにとって耳の痛い話をしなければならないかもしれないタイミングがあります。

 

もちろん実際に厳しいことをいうこともこれまで多々ありました。

 

そういった経験や自分のこれまでの拙い人生経験を通じて、相手にとって耳の痛いことを話さなければならないときには、これは確実に言えるなと思えることがあるので書いてみます。

 

 

①自分が持つ説得力を越えた話はしても響かない

 

例えが私が

 

「夫婦関係を良好に保つ秘訣」

 

とか

 

「子育てにおいて大切なこと」

 

とか

 

「モテる男の秘訣はコレ!」

 

とか

 

「教室経営のコツは人材育成にあり」

 

 

みたいな話を・・・まあ、するのは勝手なのですが、それが誰かに届くことってないじゃないですか。「君に届け」並みになかなか届かない。

 

仮になんかの間違いで言ってることは客観的に見て正しい!ってなってもどう考えてもそれが他者にとって“響くことはない”ので喋るだけ時間の無駄です。

 

「秘伝、困った時は常に人の金でなんとか人生を乗り越える方法」、「社員を大谷翔平級にかっ飛ばす方法」なら任せて頂いて大丈夫ですが。

 

#金融機関以外からのお金で乗り越えた総額2000万以上

#10年ちょいの間で飛ばした社員は10名以上

#クズ

#最低

#Life is beautiful

 

 

そんな感じなんで、常日頃から私は教室で生徒さんには高校受験、大学受験、就職試験をまともにしていないこと(自習なんてしたこと無ぇ〜、履歴書人生で2枚しか書いたこと無ぇ〜)、近畿大学を卒業するのに5年かかったこと、大学ではレポートの類は全て人にお金でやってもらっていたこと(そうでもなしないと卒業できてない)、女の子には全くモテないから現状がある・・・など、まずは目の前で喋ってるヤツの前提条件を念押しした上で話をするようにしています。

 

 

 

この業界にいるとよく私なんぞは他の講師様たちから学歴面でネチネチと言われることが影に日向にこれまで数えきれないほどあるのですが、その度に

 

「えっと・・・・結局同じ仕事してますよね・・・」

 

っていうのをグッと飲み込むのに苦労してきました。

 

#言ってもうた・・

 

 

 

で、実は今日一番書きたいのはこの②についてです。

 

 

②相手の想像力を越えた話はしても響かない

 

例えばさきほどの話で、くだんのマウントの取り方をしてくる講師とかであれば、「勉強頑張ってきたんかなんか知らんが、結局、今同じところに立っている」ということに気づいていないわけなんですね。

 

これって誹謗中傷匿名係長とかイジメに加担する人とかにも言えて、そういう人たちってこれっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっだけ世間で問題視されてるにも関わらずそういうことができてしまう自分ってもはや治療のしようがない心の病気なんだってことがお分かりでない。

 

自分はそうなんだってことが見えてない。

 

 

人間、つまり常に目の前の相手というのは自分の想像力を越えたことを言われても響かないと私は常々感じていて、であるからこそ人に何かを伝える、何かを分かってもらうというのはホントに難しいな〜と常日頃思っております。

 

 

受験生の話をします。

 

例えば(法律どうのこうの以前に)お酒を飲んで車を運転したら事故るかもな〜、危ないな〜、人や自分の命を奪うかもな〜、そんなん最悪やな〜、というのは誰でも頭では分かります。

 

ただその「リアルさ」をどの時点で想像できるか?っていうのは人によってこれはもう相当な大差があるのではないでしょうか。

 

ある人は、飲食店のテーブルで「こうなったら危ない、最悪だ」というイメージに危機感を抱いてお酒を飲んだら運転はしません。

 

またある人は飲んだ後の運転席からの視界に障壁や人が写った時点で「危ない」ということを悟ります。。。

 

 

やや極端な例ですが私は受験生もこれと似ているところがあると思っていて、

 

「このままじゃ悲惨な結末になるな〜・・」

 

っていうのをどの時点でイメージできるか、危機感を抱くか・・・っていうのが、毎年受験生を見ておりましたら、そりゃああああああああああああああもうとんでもなくそのイマジネーションに大差があるんですね。

 

スティーブ・ジョブズがよく好んで使用していた、NHLの名プレーヤー、ウェイン・グレツキーの言葉で

 

普通の選手は
パックが今ある場所に、
意識を集中している。

 

だけど、素晴らしい選手ほど
パックがこれからどこにいくかに
焦点を合わせているものなんだ。

 

というのがあるのですが、私はこれほど受かる受験生と落ちる受験生を綺麗に言い分けた言葉を知らなくて、ホントに毎年見ていてその通りだなと思っています。

 

言うまでもなく受験生にとっての“パック”とは

 

自分

 

です。

 

ていうか受からない受験生は自分が今ある場所すら勘違いしている、及び、真剣に見ようともしていないな、オイ、俺の筋肉と。

 

そして結局、先の車の例でいうところの障壁や人、つまり受験生にとっては合格発表、それを確認した直後になってはじめて「自分は落ちるんだ」ということを知ります。

 

 

そういった意味で何か忠告をするっていうのは相手の想像力が現時点でどこにあるか?っていうのが非常に大きいので、タイミングっていうのはこれはもう非常に難しいです。

 

“地獄に落ちる前のカンダタ”に蜘蛛の糸を垂らしたところでその意味も分かりませんし、ましてやすがりつくわけがありません。

 

細っそ〜〜〜〜〜〜いフワフワ髪にブリーチかけまくりの男子大学生に

 

やり過ぎると将来ハゲるよ!

 

とか言っても「うっせーわ」で終わりじゃないですか。

 

ところがそんな男の子にも本人が「あれ?最近抜け毛多い?」となってるくらいのタイミングで、同じセリフを、例えばFUJIWARAの原西さんなんかが若かりし頃の写真片手に語れば響き方が全然違うと思います。

 

#原西さん、すいません

 

 

自分がその話題に持つ説得力と相手が今持つ想像力の範囲でないと意味がない、、、、故に忠告は難しいな〜って毎日思ってます。

 

#そのいずれをも超越するのがいわゆるカリスマ性

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

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