例年中学生の定期テストが終わった後に高校生の定期テストが始まったり、ただでさえ高校によってテスト日程が中学校以上にバラける中で、今年は特に池高がコロナの影響で中間テスト・期末テストの日程が延期になったり、大手前や附属池田のようにテスト時期が他の学校と根本的に違うなどで、よくよく考えてみるとG.W.明けから今に到るまで、“テスト前の日曜日”に該当しない日曜が1日しか無かったことに気づいた今日この頃です。

 

#今日も朝からみなさん頑張っておられますわ。

#だいたい22時過ぎまでいるのは朝イチで来た人たち。

#もちろん来週の日曜も“テスト前”

 

 

塾業界のパラドクス 〜マッチポンプ売りのおじさんたち〜

 

 

ここ最近のブログに書かせて頂いた・・・

 

 

【高3の秋まで部活をして、塾なしで豊高・現役阪大工学に合格した青年の1日】

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6時前:起床

6時半:部活の朝練に向けて家出発

7時:学校到着

7時〜8時過ぎ:朝練

8時半〜16時:7時間目まで授業を集中して受ける

16時〜18時過ぎ:部活の練習

18時半:下校

19時:夕飯

19時半〜:学校の課題

22時半:就寝

 

#睡眠時間8時間弱

 

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と・・・

 

【受験界の養分となる高校生の典型的な1日】

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7時:起床

7時半:家出発

8時過ぎ:学校到着

8時半〜16時:学校の授業(結構寝るorボ〜っとする)

16時〜18時過ぎ:部活orゲーム

18時半〜22時:軽食&塾・予備校で授業

※部活の疲れにより白目で授業に参加

※○進の場合は動画5〜10分のところでブースで居眠り→目を覚ます→動画を巻き戻す→続きから再生→動画5〜10分のところでブースで居眠り→目を覚ます→動画を巻き戻す→動画5〜10分のところでブースで居眠り・・・

22時過ぎ:帰宅&夕飯

22時半:ソファでスマホいじりながら居眠り

22時半過ぎ:オカンに「アンタ、そんなとこで寝な!早よ風呂入って自分の部屋で寝てっ!」とキレられ風呂へ・・

23時:風呂に入って覚醒!

23時〜25時過ぎ:ラインの返信の続き、YouTube 

視聴、インスタチェック

・・?時:寝落ち

 

#睡眠時間6時間

 

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とをご覧になられてみなさんはどう思われましたでしょうか?

 

まず世間一般的に、ヨシヒロ氏みたいなタイプの子は「塾なしで現役で阪大なんてスゴイ!」の声を受けがちだと思うのですが、冷静に見て、上のサンプルで言えば、塾行ってたとしても後者の姿勢の人間が阪大受かる方がスゴイ!になりません?笑

 

 

 

 

上記2者のうち、元来前者のような人にいかになってもらうか?

 

要は自力をいかにつけるか?

 

ここに指導の焦点が当たるのが本来だと思うのですが、一般的に受験業界が行うことと言えば、○○対策!的なのばかりです。

 

要は1日の大半を過ごす学校での時間を無下にし、深夜までスマホでダラつきまくって生活リズムがガタガタの子を

 

徹底サポートします!

 

みたいな。

 

そして合格発表日からしばらくは忍者ドロンを決め込むまでが受験界の伝統芸ですよね。。。

 

 

でもこれってまず仕方ないことなんですよね。

 

だってその方が儲かるから。

 

 

要はその方が世間のニーズに合致してるわけですね。

 

ウチの子、人の話ちゃんと聞かんし、いい加減やけど対策とかなんかエエ感じのことやらせて点数取らせたってくれ!というニーズに。

 

 

また受験産業も受験産業で、それこそ全員が上記の内の前者のような子に生徒たちがなってしまったら、塾・予備校を必要とする人が減ってしまいます。

 

変な話、受験産業は「志望校はゆずれない!」とか謳っておきながら、かといって、生徒たちが、規則正しい生活をして、学校の授業をちゃんと聞いて、課題を家で全力でやるが故に自ずと学力が伸びていく・・・、みたいなノリに、みんながなってしまったら困るわけですね。笑

 

ここに受験産業のパラドキシカルな構造があると思います。

 

 

結局、特に大きなところほど、塾に通っても通わんでも受かるような層には不安を煽って、その子たちには無料およびいくつかの講座をタダなどにして通ってもらい、人件費の高い講師をあてがい受験までつなぎ留めつつ、宣材となる実績構築(受けんでいいところの受験はおろか、場合によってはお金を出して受けてもらって、、、、からの、ワンチャン受かると塾的に熱いところを受けてもらう)に一役買ってもらうと。

 

そして結果の原因をなにかと外部環境のせいにしたがる情動的な層にターゲットを絞っては、その特質を活かして「対策」「勉強法」「逆転合格」などのニーズに応えるワードでおびき寄せ、根拠のない希望(自分が最後まで担当するか否かも不明)と射幸心を煽っていい感じに財布を緩めてもらって(←ここ大事)、人件費の安い講師をあてがうことで上位クラスの分をまかなうと・・・(コラコラw)

 

冷静に考えて、なんで上位クラスの方が人件費高っっかい講師なのに無料とか特待生制度やっても回るんですか?笑

 

 

受験産業とはとかくみんながみんなヨシヒロ氏のような人間に、まあ、言わば「レベルアップ」されてしまうと成り立たない構造があって、浪人クラスやってるところなんかは、“自分とこで落ちた子はだいたい他で浪人して、他の塾で落ちた子が今度はウチ来て浪人しての構図”がありますから、ブログやSNSなどでは一般論として「不合格になる生徒はこういうのがダメだ!!」みたいなことを言いつつも、側から冷静に見たら、「いやいや・・・、先生・・、世間のみんながみんな先生の仰るようになって、万が一、浪人生が先生の講座に来なくなったらどうするんですか?」なアンビバレンス(相反するものが同時発生すること)な風味が漂うこととなります。

 

 

 

 

そういった構造上の問題で、どうしても受験産業というのは

 

学力上位層には・・・主に不安を煽る

学力中位層には・・・塾の実績を乗せたド派手な広告と合格体験記で「この塾万歳」を言わせて射幸心を煽る

学力下位層には・・・[自主規制]

 

また、全体的には「学歴社会」を強調することで不安を生み出し、中学受験・高校受験で本来不要な各種「特訓授業」「テスト対策」を実施して、大学受験でもそれ(不要と思われる課金)無し、およびテスト対策など各種「強制勉強」無しではまず自発的に勉強しない体質作りを丁寧に行って、確実に自力では受験生としては立つことも歩くこともできない状態に仕上げ、最後は無理なところに“ちゃれんじ”させて浪人生を毎年量産して塾・予備校間で回すと・・・

 

おそらく受験産業の声としては一般世間のニーズにお応えしたまで、エッヘン!

 

 

・・・的な構図があるんですね。

 

 

ただこの構図を生み出しているのは受験産業ではなくて世間なので、「資本主義だぜぇぃ!」的な感じですが、ただいつぞやの“「ねえ、ちょっとお母さん・・」の記事”の他塾の先生のところのご家族みたいに、受験が無駄に姉弟の関係やご家庭の財政に打撃を加えていて・・・気づけば「あれ?家族や子どもってこんな感じにしたかったんだっけ?」なノリは誰も望まないと思うので、やはりそこには僭越ながら利用者側の賢明かつ冷静な判断が要求されるところだと思います。

 

 

高校生の子なんかは、大学受験ってどうしてもややこしいし、お父さんお母さんの時代とも変わってたりして、お家の方から「もうアンタ行って聞いといで!」で、塾・予備校探しの際、学生さん本人が直接現場の担当者と相談することも多いかと思いますが、はっきり言ってあれは不動産屋さん付きのFPの人に家購入後のローン計画など財政相談するようなものだというのは分かっておくべきです。

 

特に準進学校以下くらいの高校生で、これまで勉強してこなかったけど、「やっぱ世の中学歴!」って気づいたから、できたら自分も関大目指したいッス!みたいな子や、進学校なんだけどコツコツした努力は苦手でプライドだけは高い高校生なんかはマジで受験産業からしたら[自主規制]なので、誰か利害関係の無い範囲で信頼できる人探して冷静に戦略を練ったほうがいいです。

 

#高校受験のときの塾の先生とか

 

1つ言えるかな〜って思うのは、ホンマにいい先生は“ノルマ”みたいな変なものは背景に無いし、1人の受験生を担当する責任の“(語弊ありますが)シンドさ”を分かってるんで目の前の子の不安煽って受講進めるようなことはまずしないです。

 

#そういえば大手時代は電話切ったあとで「退学止めた〜!!」言うてガッツポーズしてる人とかよくいたな〜

 

 

 

いい先生って憎たらしいくらい自信持ってるし、何よりも毅然としてますね毅然と。

 

あとはイイ先生って教室でゆでたまご作って食べますね。

 

 

 

 

ちなみに言うまでもないことですが、親が塾の先生で、1人の子の夏期講習に20万払ってる事例はまず皆無だと思います。私は見たことも聞いたこともないです。(自分の科目なら教えられるというのもあるが、そんなガッツリは時間的に無理)

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

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春から開講の中2講座

 

現在2名の生徒さんに

ご利用頂いております。

 

豊中7中 女子1名

豊中13中 女子1名

 

の生徒さんです。

 

高校受験を通じて、大学受験生として必要な資質を磨き上げる講座です。

 

中2からということで、もうすでに他塾にお通いの方の場合は“転塾する”ということになりますが、機会損失により、お子様の可能性を握り潰すことに比べればハードルは低いかと思います。お子様の成長のためなのに、何かを遠慮することは絶対にあってはならないはずです。

 

私、重本孝が責任を持って担当させて頂きます。

 

好きなだけできる体験授業ご希望の方は以下のHPの「お問い合わせ」よりご連絡頂きたく思います。

 

ご検討のほどよろしくお願い致します。

 

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【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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