スタサプの肘井先生の新刊で〜す。
個人的には中学・高校英文法の基礎が固まって(文法問題で分からないのがほとんど無くなって)、その後に以前ご紹介した富田先生や西先生の本で学力を伸ばしたものの・・それも今や20年も前の話であり、やはりどうしても2020年代の今となっては英文が古いのが気になるんですね。これは伊藤和夫先生の本などにも個人的には言えて、そういう文章の古さは気にならん派の人もおられると思うのですが、私は気になる派なんです。(当然時代が関係ない文もありますが)
また学習参考書とは基本的には予備校講師以外では“初学者”の域にある人がそこからの脱却を目指して手に取るものですので、「この単語今後の人生で二度と見ないんじゃないか・・」みたいな単語はできるだけ少ない方が親切です。(要は英文の古さ故に昔の参考書にはその手の単語も多い)
そこで今回の肘井先生の本は、もちろん英文は最近のものですし、単語の意味も親切にチェックリスト付きです。
高2の2学期以降の模試で英語偏差値60はまず切りませんよっていう子や、中高一貫の1年生の子で学年上位だす
っていう子にとっては、難関10大学や早慶水準への橋渡し役に上記の本は非常に良いと思いました。
私が言うのも何なのですが・・・正直最近はホントにYouTubeやスタサプ、また参考書の数が膨大となって競争率が増し、各社・各執筆者の先生方みなさんホントに本の内外の装丁も美しく、学習が捗るように親切に作って下さっているので・・・塾要らんな、と。
もはや、今の時代、我々のような仕事をしてる人間は
①定番はもちろんのこと、最新の参考書や、1流と評価される予備校講師のテキスト&ノート、スタサプなどの定番の動画授業の視聴による世間の水準の把握。
②①の中から情報の抽出(捨象)を行い、それらを生徒さん・クラスの現在地に合わせて提供順序・提供量を調節し、最も消化効率の良い形で還元する。またその生徒さんのテンション次第では「このタイミングでこれ。」という参考書を紹介・および提供する。(メルカリ3150〜)
③特に②の最大効果での実現を目指す上でも、個々の生徒さんの状況(資質・学力・性格・勉強への今のテンション)を日頃から把握する。
④受験が終わる(責任を果たす)まで、保護者様からご要望のあった際には、その都度・生徒さんの現在地と今後の予想される展開(特に“いい顔”ばっかりせずに起こり得る最低ラインを示すことが大切だと考えています)を伝える。
まずはこれらは最低ラインじゃないかと思います。
現在、これだけ優良な情報が無料で手に入るようになった世の中において、あえて高額を支払ってまでして、昔ながらの取捨選択がなされていない雑多にあらゆる問題を詰め込んだだけのテキストからの大量の宿題を課されたり、“メガフェプス”それぞれの丸暗記や、“クジラ構文”の丸暗記に代表されるような古典的な教授法をわざわざお金を払って受ける価値ってゼロどころか、受験が相対的な実力勝負であることを考えるとむしろその時間はマイナスであるのは間違いありません。
----以下完全なるポジショントークなので重本が嫌いな人は絶対に読まないで下さい----
やっぱり受験産業においても、お金を払うっていうのはどう考えても、ちゃんとその構造やスペックというのを分かる範囲でちゃんと調べ、把握して、その上で支払うか否かを考えた方がいいと私は思っています。
ちょいちょい・・・・・西大和、洛南、文理学科を連敗して結局1.5次の私立に行くことになって「そもそも西大和と洛南受けた意味は何だったんだ??」とか、面談のたびに担当者変わって、なんならときたま別の子の模試の結果で話されて、「一体誰ならウチの子のことちゃんと把握してくれてるんだ?」とか、いい先生は上のクラスしか担当せず、下のクラスは「?」なのが入れ替わり立ち替わり担当が代わりながら運営されるとか、通ってる塾が安定して“豊中高校落としまくってる”こと後から別のお母さんに聞いて初めて知ったとか、目も当てられないのになると1対2〜3の個別指導で、大学生の講師がJKばっか相手して中1男子のウチの子同じ学費払ってるのに無限放置だとか、塾長が近大卒の野球バカで、もう40になろうかというのにいまだ独身のモヒカンでアホみたいに長いブログ記事を書くとかなど・・・アッチョンブリケな例を挙げれば枚挙にいとまがないのですが、、、、
ただそういうのって塾関係者や一部の保護者様からすれば「それはヒドイ・・・」ではなく、「え?(そういうところだよ、、、って)ご存知ない?」のレベルの話だと思うんですね。
ボクシングの選手が井上尚弥選手の左ボディー喰らって、苦痛に顔をゆがめながら「お前、なんでそんな強いパンチ打つねんっ!」言うてるのと同じレベルと言いますか・・
#だから読まない方がいいって言ったのに・・・
いまさら当たり前の話ではありますが、やっぱり誰に頼ったらいいかというのがはっきりしていて、我が子の成長の経緯や性格の特徴的なことをちゃんと把握してくれて、教室としてどこに何人受けて何人受かったというのが気になればちゃんと校内生および、塾選び中の人も確認できるというのは当たり前中の当たり前で、あとさらに、通ってる生徒さんの姿勢(周りの環境)が非常に良く、やりたければ好きなだけ自習室(年中開いてる)で勉強できるなどというのが教室(講師)としてのスペックで確かに存在して、それがあってこそはじめて通塾の価値が生まれるんじゃないかと思います。
よくある「授業の質で勝負!」というのは男子高校生が女子にモテようとする際、「制服ちゃんと来て毎朝登校する!」というレベルみたいなものかなと個人的には思っています。
#と言いつつ、いまだにしょっちゅう自分の授業の下手さに凹んでますが
そうではなくて、個人的にはやはりわざわざ教室に通うというのは、そこに何らかの人と人が織りなす化学反応への期待と可能性があってしかるべき(情報提供への期待ではなく)で、個人的にはそこにこそ通塾の価値や(語弊ありますが)お金を払うワクワク感があると思っています。
そういった意味では、現在他塾に通ってるにも関わらず、しょっちゅうここを読んでいるのにいまだお子さんが究永舎の塾生でないという保護者様は今このページを読んでいる行為がもう答えなので、とりあえずこの後お問い合わせからメールして下さい。
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こないだ・・・
#おい!冗談だろ!!!
#まさか、ここから本題なのかよ・・・・
阪大4回のヨシヒロ氏(中高と通塾経験なしで高3の秋までバスケ部主将をやっていて、現在高3の子に1対1で物理を教えてくれている)に
「豊高やったら馬渕からの、駿台とか東進多い思うけど、『そんだけ塾の講座受けててなんで俺よりでけへんねん!?』とか思ったことない?」
と心が汚れまくった人間代表として質問致しましたら、ヨシヒロ氏は
「そんなことは思わないですけど(笑)、アレ(予備校通うこと)って予習復習もせんとダメじゃないですか。そうなると学校の課題もあるから、やること増えて大変やな〜・・とは思うんですけど・・・」
と心の汚れが1ミリも無い様子で語っていました。
難関大進学を目指す全ての高1・高2の子は、なんでヨシヒロ氏がこういうセリフになるのか、どの程度分かりますか??
相変わらず話が無駄に長過ぎるので解説は次回に回します。
中3(校内生にはもう伝えました)や高1、高2の子は次回を読む前に、一度自分で発言の根本にある哲学、およびヨシヒロ氏と受験産業の発展に貢献しまくった挙句に落ちまくり男と化す高校生との違いを考えてみて下さい。
#俺の話は長い
ではまた。
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春から開講の中2講座
現在2名の生徒さんに
ご利用頂いております。
豊中7中 女子1名
豊中13中 女子1名
の生徒さんです。
高校受験を通じて、大学受験生として必要な資質を磨き上げる講座です。
中2からということで、もうすでに他塾にお通いの方の場合は“転塾する”ということになりますが、機会損失により、お子様の可能性を握り潰すことに比べればハードルは低いかと思います。お子様の成長のためなのに、何かを遠慮することは絶対にあってはならないはずです。
私、重本孝が責任を持って担当させて頂きます。
好きなだけできる体験授業ご希望の方は以下のHPの「お問い合わせ」よりご連絡頂きたく思います。
ご検討のほどよろしくお願い致します。
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【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある高校受験・大学受験で連勝を目指す教室