いつも散髪屋さんに電話する際、一発で誰か分かって頂くために毎回「こんにちは〜、モヒカン塾講師の重本です〜。」と超絶ダサい自己紹介を繰り出しているのですが、それを「こんにちは〜、ほぼクリ〜ムです〜」に変えることで少し可愛くなるんじゃないかとにらんでいる今日この頃です。
#画質上がりましたが商品(重本)紹介も兼ねますので何卒ご容赦下さいまし
こちらでも過去に何度か書かせて頂いたのですが、昔、武豊さんの
(「なぜ騎乗中に他のジョッキーのような“動き”が武騎手には見られないのか?」というインタビュアーさんからの質問を受けて)
「自分が馬なら上でジタバタされたら走りにくいから。」
という返答を読んで衝撃を受けたことがあります。
その言葉を受けて以降、自分が講師として、常に生徒さんが走りやすい状況を作れているか?を気にしながら教室を運営してきたつもりです。
しかし、その後(今から数年前)、小学生の頃から通ってくれている生徒さんが高校生になって勉強しなくなった際、先述のことには十二分に気を使っていたつもりではあるものの、結局、高3まできて、最後はその子は教室に自習に来れなくなり、やがてたまのメールのみのやりとりとなり、最後はちょうどこの12月頃に「もう連絡しないで下さい」の一言で最後を迎えるという講師というよりは自分を人として顧みざるを得ない経験をしました。
自己分析ではありますが、結局のところ、「長年通ってくれて高校受験は上手いこといって、最後の総決算として大学受験で結果を出さねば・・」という自分の講師としてのクソどーでもいいプライドと、ご利用下さった保護者様に対しても最後まで“いい顔して終わりたい”というエゴが、その子が“高校生になって勉強しない”という星の数ほどある事例に陥った際、それだけで私は余裕を失い、その子から発される気持ちのサインを読み落とさせ、間違った自己解釈に陥らせ、挙句、くだんの結末を迎えたものと感じています。
もっといっぱいその子からしたらダメ出しはあるでしょうが、それも今となっては分かりません。
ただこの事例により私の中で確実に変わった部分があります。それは先述の武豊騎手の哲学をより突き詰めることプラス、事例中に表現した
「長年通ってくれて高校受験は上手いこといって、最後の総決算として大学受験でも結果を出さねば・・」という自分の講師としてのクソどーでもいいプライドと、ご利用下さった保護者様に対しても最後まで“いい顔して終わりたい”というエゴ
を捨てる、すなわち、同じ過ちを二度と繰り返さないためにも、信じる道で行って、最後の最後で自分や教室が信頼を落とすことについては甘んじて受け入れようと腹をくくりました。ご利用者様はもう煮るなり焼くなり好きにして下さいと。
とどのつまり、大人が子どもに一番やってはいけないことは精神的にまいらせることです。
これこそ結果が全てです。
よく昼間に散歩にでかけてる保育園児たちを見てもあの年頃で目が死んでる子なんて1人もいません。
新庄さんレベルは難しいにしても、できるだけ人間が本来持つ好奇心や目の輝きみたいなものはキレイごとじゃなくてマジで守らないといけないと思ってます。
講師採用を積極的にやっていた頃、受験勉強の成れの果てに、完全に人としてのマンパワーが枯渇してしまった人、自分の意志が自分でも分からない人、手遅れと言っても過言ではないほど人間が拗(ねじ)けてしまっている人をたくさん見てきました。(塾業界は高学歴の「こじらせ」多いゼ〜)
正直、そういう人と対峙してるときほど「ああ〜・・、呑気に野球だけやる10代で良かった〜」と思ったことはありません。笑
#低学歴のこじらせ批判は受け付けない
アメリカの心理学の研究で、被験者を、重い荷物を背負わせたグループとNo荷物グループの2つに分け、目の前の坂道の傾斜を見積もらせたところ、案の定、重い荷物を背負っているグループの方がその傾斜角度を高く見積もったそうです。
私はこれと同じことが生徒さん、受験にも言えると思っていて、やはりテスト結果や近頃の勉強姿勢に随時大人が反応しているのを子どもに悟られていると、子どもからしたら、常に大人の反応を気にする習性が身について、最後の心の避難所として「だってそれほどやってないから仕方ない」を無意識的に準備するんじゃないか理論があるような気がしています。むっちゃやって結果出なくて親や塾の先生から圧がかかったら逃げ場がないので。
要は周りの親や先生が重いほど必要以上に勉強をシンドク見積もるというか...
だから私は中学生のテスト結果や高校生の模試の結果については、イジって笑いに昇華させるしかその子の立場が保てないくらい悪かったりしたときくらいしか反応しません。爆
#R.I.P
誰だって、気持ちが重いときってアグレッシブになれないじゃないですか。
子どもの心を軽くすることや、どこまで・・・というか正確にはどこに逃げ場を用意するかは言うは安く行うは難しなので、これからも悩み続けると思います。泣
ただ私の中で確実なのは、先述の個人的な体験を通じて、述べたような腹のくくり方をしてから、格段に高校生の自習量が全体的に増えたのは間違いないと思います。
子どもは軽くするにかぎる
がちょっとだけ上手くなってるのかもしれません。
#高校生の子からの「オマエが自習せな受からん!」ってウッセーからだろ!の声は一切受け付けません
冷静に考えて、重い彼氏・彼女、重い上司、重い友だち、って、みんなキツイですもんね。
重い先生ならんようにしたいです...
よかったら中2、高1、高2の方は
こちら↓で体験授業などはいかがでしょうか。
ていうか、軽くするにかぎる〜、とか言いながら重い昔話とかしてすいませんでした。
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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