Yahoo!ニュースのコメント欄で、匿名なのに「以前と同じ内容を話しますが・・」とニュースに切り込んでいる御仁を見かけて、

 

「どちら様ですか?」

 

とフルネームのアカウントで書き込もうかと2秒ほど考えた今日この頃です。

 

 

匿名なのに、なんかもう完全にそこが自分の世界になってて“認知してもらえる”って感覚なんですかね。。。。

 

読んでる人からしたら、梅田のユニクロで、マネキンからいきなり「おっす!去年、豊中のユニクロで会ったよな!覚えてる?」みたいな感じに近いんで、ちょっと怖いです。「こっち分かんねーよ・・・」っていう。(おもろいけど、、、)

 

 

 

で、それは置いといて。

 

 

 

今日は昨日の補足的な話で

 

 

高学歴はオプションのうちの1つ

 

 

という話を書きたいと思います。

 

 

 

 

勝間和代さんがYouTube上の対談で

 

「(人生の)ひな型があって、それに従わなくちゃいけないみたいなのがよくない」

 

と仰るのをお聞きして、大学受験なんかもまさにそうだな〜と思わざるを得ませんでした。

 

 

 

私はたまたま気づけば野球をやっていて、高校では部員100人以上の中で上位50人前後がA・B・C・D・Eと実力でくくられ、実際に日々まともに野球ができるのはABCまでという環境で過ごしましたので、向いてないことで勝負をかけることの“無理ゲー感”と“精神的なキツさ”を死ぬほど味わいました。

 

そういった意味で、やはり受験というものも、みんなが同じ結果を目指さなくてもよいと思いますし、実際多くの方もそう思われているのではないかと思います。

 

中学生の子くらいからすると、やはりちょっとでも上の方の高校に入っとかないと大学受験はキツいんだろうな〜というのはぼんやりとあって、実際それはある側面では事実だと思います。

 

が、しかし、進学校になればなるほど特有のシンドさもあると言えます。

 

それが先ほど話題にあげた「ひな型があって、それに従わなくちゃ・・・」という潜在意識です。

 

分かりやすい例で言えば、東大京大じゃなければ浪人して、その挙句1年後にまた落ちて後期で別の国公立、または上位私大に行くこととなり、“すごい人”になるとまたさらに仮面浪人みたいな・・・

 

「好きでやってるんだからいいじゃないか!?」という声もありそうですが、個人的には、

 

それしか選択肢がないと思い込んだ上でその行動を取ってるのか、はたまた、世の中には多くの幸せのカタチがあって、無限の選択肢の中から受験勉強以外にも必ず大なり小なり向いてる分野が自分にはあるんだろうけど、という可能性を十二分に分かった上でその行動を選んでいるのかというのは分けて考えた方がよいと思っています。

 

私は“学歴マウントを取られる側”のキャラなのでよく分かるんですが、幼い頃から勉強かゲームかみたいな過ごし方を上下関係もほぼないような同学年だけの自分と似たような人間に囲まれて育って塾・予備校講師なってるような人って、マジで“受験業界の極右”的な思考回路をお持ちなのですね。(もちろんゲームは全然悪くない!悪いのはあくまで受験極右思考)

 

個人的に勉強とスポーツってそこが違うと思っています。

 

以前、ロッテの藤原恭大選手の記事を読んで「野球は続けれても40歳くらい。その後の人生の方が長いから野球だけの人間にはなりたくない。」と藤原選手が話しているのを読んで、もはや畏敬の念を抱くレベル(それ話してたときまだ19歳ですよ!)だったんですが、ほんとスポーツの場合はそれで、どれだけ熱く打ち込んでもいつかプレーヤーとしての終わりはやってきて、その後に問われるのはその競技の実力(これは確実に衰えがくる)ではなく、競技実績や実力以外の部分になります。

 

で、実はこれって高学歴オプションの道でも本質的には同じだと思うんですが、先ほど挙げた“受験極右”の人ってそれが分かってないんで一生受験能力以外の能力があんまり育たないまま社会人になっていってしまうんですが、そこが高学歴の悲劇で、学歴が高ければ高いほど周りの優しい人は遠慮してツッコまないんで取り返しのつかないところまで来ちゃう事例はそこら中の会社で散見されるのではないかと思います。(受験業界なんてマジで多い)

 

最終的には1つの能力だけで食べていけるような仕組みに世の中はなっていないし、自分が活きる土俵というのもないということはないはずだと私は思います。

 

要は高学歴はゴールではなくてオプションの1つで、そこに正解なんてないです。

 

人によっては酷な話かもしれませんが、そもそもどれほど打ち込めるか?努力できるか?っていうのが才能なので、自分ができる努力以上のものを求められる勝負に挑むのはマジでシンドイし、無駄にストレス溜まって病むので、周りも焚き付けるべきじゃないと私は思ってます。

 

私もよく「みんな受かるところ受けようぜ!シゲちゃんの生活かかってるから。」って言ってます。

 

 

ていうかその努力できないのにやろうとする時間を別のトライに充てた方が、確実に多様な経験値が得られるのでよっぽどコスパはいいです。

 

ていうかこの仕事してますけど、学歴なくて損やなって感じたことって1回もないので(知らぬ間に損してるんか知らないけど今のところ好きにやれてるんで気づけてないです)、やっぱりある程度の適性のある仕事、ずっとそのこと考えてても苦じゃない、ていうかむしろ考えていたい仕事を探す方が利回りもいいのは間違いないです。

 

何よりも自分に不適な仕事をするというのは自分にとっても、お客さんにとっても、世界にとっても申し訳ないことだくらいの気持ちでちょうどいいのかもしれません。(言い過ぎ?)

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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