「大学に行く必要はない」と仰っている堀江さんの以下の動画について多くの大人の方のご意見はどうなのでしょうか?
私の認識では昨今のように多くの人が大学に行こうとする風土が根付いたのは、日本では会社が従業員を容易に解雇できない法制度があることに起因するように思っています。
おそらく、大学出ないと取れない資格を取りたいという理由以外で大学に行こうとする人の理由のほとんどは
「う〜ん・・・なんとなく就職に有利かなって・・・」
というところだと予想します。
ではなぜ大学、しかも偏差値的に上位の大学に行けば行くほど就職に有利なのかというと、それは単純に超人気企業を除いた大半の雇用側に
「とにかく優秀な人材獲得以上に、“ハズレ”を引きたくない」
というのが強いからだと思います。
なぜそういう発想になるかというと、日本では雇用側は容易に従業員を解雇することは難しいが故に、一度雇った社員がいろいろな意味で不良債権化した(残念ながら存在がマイナスでしかない)場合、基本的に会社はその社員が辞めない限りそのマイナスを他の従業員とともにフォローし、背負い続けなければならないからです。
であるならば、最初の雇用の段階で、募集をかければある程度求職者が集まるような会社はその履歴書の中からどうしてもまずは客観的データを元に“安全性”を重視せざるをえません。
しかしその客観的データというのは、実際問題学歴くらいしかない・・・というのが実情なのではないでしょうか。
これはあくまで難関大出身者の方が今の世の中履歴書だけならそういう風に思われ易いという一般論を述べているだけのつもりですので、誤解無きようおねしゃすです。
私自身約10年間ほど毎日のように転職サイトの人材スカウトページの中からそれこそ数え切れないほどの履歴書を見てきましたが、正直、いざ人を雇うとなると「学歴が高い=ある程度マジメな人かな〜・・・」くらいしか客観的情報としてはすがれるものはありませんでした。(塾講師の場合は模擬授業に“生徒がいるかどうか”が一番の指標だと思いますが)
やっぱり人なんてそんな単純に分からないです。少なくとも私は分かりませんでした。。。
#結果で証明済み
変な話、解雇がし易くなれば新たな負の側面も出てくるでしょうが、反面、雇用側は気軽に雇用できるようになって就業率(雇用確率)はむしろ高まり、被雇用側も会社に面倒見てもらおうというメンタリティが無くなったり、(雇用が気軽に行われる世の中であれば)「こんな会社こっちから辞めてやるよ!」がし易くなったりとトータルではプラスの側面が大きくなったりしないかな〜・・と思ったりもするのですが・・・・浅い長政でしょうか・・・???
例えばそうなれば、堀江さんも仰るように、大学入試はただの資格試験化して、合格通知(これまでの大学側のセンター試験センターへの問い合わせと同レベルで企業側は大学へ合格が確かなものか確認できるシステムにする)さえ手に入れば学費は納めずに、翌日から就活したい人はするし、モラトリアムを過ごしたい人はモラトリアムを過ごすと。
たぶん世の保護者様も大学にウン百万などという高い学費払った上でダラダラされるより、その学費のウン百万浮かせた上でダラダラされる方がま〜〜〜〜だマシでしょう。苦笑
#大学側のことは知らん
もちろん真剣に勉強したい人、資格取る人は学費を納めて勉学すると。
大学なんて、もう学生は法的には一応いい大人なんだから、個人の判断で、18以降は就活への手土産的証明証として難関大の合格通知をひっさげるもよし、「結果出なかったらクビでいいからお試しで自分を雇ってみてくれ!」などもよしという風になれば人材の流動化も絵空事ではなくなるかも・・・などと堀江さんのお話を聞いてちょっと思いました。
マジで合格通知だけゲットして、学費は納めずに就活するというのは有りになってもいいんじゃないかと思います。
ウン百万納めて4年後能力的に退化するとかホントに笑えないギャグですから。。。。
ただ、もし今日書いた内容が実際に起こった先に待ち受ける社会はハイパー結果至上主義に偏るきらいになると思うのでそれはそれでまた問題もありそうですが・・・
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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