今回は究永舎の内輪ネタです。
究永舎にちょっと興味あるよ、っていう保護者様や塾講師の方に伝われば嬉しいです。
おおよそ究永舎のクラス運営というのは以下のスタイルをとっております。
①北野行ける生徒さん
②①以外の生徒さん
で基本的にこれまで、過去一部の例外的学年はあったものの、茨木〜中堅公立高校へはみなさん同じクラス、よって、同じ時間割、同じテキストで授業をさせて頂いております。
で、まず①の子と②の子の違いなのですが、それはひとえに文字処理スピードにあります。
幸か不幸か究永舎の場合、「北野に行きたい」という生徒さんは学年ごとにいても1人、多い年で2人くらいなので、個別対応でやらせて頂いております。(授業スピード鬼早w)
特に男の子で「この子、灘行けるな。」っていう子には知ってれば良いと思われる情報だけ伝えて、「中3なるまでに受験したいかどうか決めといて〜」という感じです。
当然そこで「受験したいです。」と言い出したらそれ用のルートで授業をしますが、生徒さんの嗜好もそうですし、最近では私も理Ⅲ以外は別に北野から十分行けるなと思っているので、勉強面で考えてもそんな中学生の頃に必要以上に頑張って「灘の方がいい」みたいなことは特に思っておりません。(こっちもプレッシャーきついですし・・)
で、①タイプの子は遅くとも中3の夏期までには高校受験の問題であればどんな素材でも自習できる態勢に本人を仕上げてあげて、あとはコピー機の使い方だけ教えて、受験当日まで、駿台模試、西大和、東大寺、大阪星光、大昔の甲陽、灘、早慶付属、開成、筑駒、ラサール、久留米大附属などそれぞれ15〜20年以上分ずつあるので、私の知らぬ間に勝手にすたこらやっている・・・みたいな感じです。
特に数学・理科の授業はどこかのタイミングで授業はなしにして「好きにやった方が早いだろ」方式です。
正直、これまでの子も、今年の子も何をどれだけやってるかは私も知りません。(なんせあまりにこなす量が速いし多いので・・・)
ていうか、同じような生徒さんは学校じゃあるまいし、なんで塾で自分より脳のスペックも解答能力も低い人の数学の授業をジッと受けていられるのか理解に苦むところはあります。(逆に「絶対受かる」という余裕がそうさせるのか・・)
ちなみに女子は男子より心配性な傾向も強いのでもっと丁寧です。(いや、マジで
男子は基本
しげ「イケるよな?」
生徒「はい。」
で終わりですけども。
#しげちゃんは馬渕模試データ偏差値25の男子校出身(おい、ふざけるな!実際は23くらいだ!)
・・・。
で、次に②の子たちです。
まず私の感覚では①タイプの子で無い=文字処理能力が人間の範疇なので、ふつうに1クラスでできるし、事実去年なんかも茨木受かった子と刀根山受かった子は一緒にずっと授業やってましたし、過去もそうです。(茨木の子は13中の2学期の実テの理科で学年1位もとってましたよ。)
というかこれ言うと怒られそうなのですが、そもそも公立高校受験レベルの受験指導なのに、中1の頃から週3回も4回も通塾したり、テキストも合計で何冊も渡されたり、挙句、中3なったら特訓をやったりと端的に申して私はオーバースペックだと思うのでやりません。
で、下手したら難関校に受かって高1になったらしばらくは塾は週ゼロで自習もしないと・・・
これ、得意の野球バカっぷりで野球例えにすると、野球やってる中学生が大阪桐蔭のスカウトもらおうと体壊すんじゃないかくらいの猛練習して、無事入部してからはそんなに練習しない言うてるのと同じ現象なんですよね。
大学受験って結構覚える量多いのですが・・・(小声
個人的に授業で一番大切なのは座ってる1人1人の心理状態をいかに予想しながら喋り、その日その日で着地点を見出し、押したり引いたりを繰り返しながら、生徒さん的に「気づけば自習するのが当たり前になっていて、それが結局一番伸びるやん・・・」という哲学に、まぁ、極端な場合、先生の言葉とキャラだけでそういった哲学領域にイリュージョンしていたという状況にできるかだと思います。(何言ってるのか自分でもよく分からん
社員を雇っていた頃は「喋りは脳の10%でやって、残りの90%は(生徒1人1人の)その日の心理状況予想するのに使ってくれ。」とよく言っていたのですが、結果的には1ミリも伝えることができませんでした。(てへぺろ
結局生徒さんの意識が先生1人に1点集中していたら、あとは話す内容的にみんなが分かる表現を使うだけなので、とどのつまり、文字処理能力(スピード)以外の部分で、生徒の学力差があると授業がやりにくいというのは、
・クラス全体が先生を焦がして穴を空けんばかりに意識が1点集中するという状態になっていない
・先生が生徒の精神年齢やその日のテンションに合わせてその場で話を聞いている人全員に伝わる表現を持っていない
のコンボじゃないかと予想します。
そこはやっぱり塾の先生なんで、例えばある日の生徒さんが授業に集中できていなかったとして、それを「やる気ない」で片付けてブリブリ怒り出すオプションしかないようではマズイです。
経験浅い頃だったら、最低でも「なんで今日はあの表情だったんやろう・・。どんな先生やったらああなってなかったんやろう・・・。」と晩飯食べながら、シャワー浴びながら、ずっとモヤモヤしてるのが普通だと思います。
そういうのを何年も続けてるうちに、今度は逆に、「今日は○中がほぼ1日体育祭のリハで、天気が曇ってて低気圧やから○○くんや○○ちゃんはちょっと“頭重い”かもしれないし、○○部の子らは、顧問鬼でその後にさらにハードな練習させられてからダッシュで来るから、小テスト終わる頃には眠なりはじめるな、お、もう○時や、下手したら家が学校から見たら教室と逆方向の○○ちゃんのお母さんから『ちょっと遅れます・・』て連絡あるな。」とか考えずとも自然と予想ついて、授業前にすでに授業1回やってる状況が作れるようになります。
そういうのが余裕になって、生徒さんが宿題テキトーだろうが、遅刻しようが怒ることもなくなるのですが、それでいてクラスはヤヴェーくらい集中してまとまっているという状況になります。
また変な話、それが外れて予想以上に「いい感じの授業」になるのも、また逆に「今日はアカンかったな・・・っていう授業」になるのもどっちもやってる側は面白いです。
予想が当たっても外れても面白いので、そりゃあ、やめられないッス。。。
こんな話を学生時代から光博くんといまだに月1回ペースでしながらも2人とも飽きないんだから幸せなことやなって、いつも焼肉焼きながら2人で言ってます。笑
さぁ、特に大手塾のみなさん、10月退社で羽ばたこうーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!(クルクルミラクル)
ではまた。
(なお結局何を伝えたかったのか途中から不明だった模様)
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある高校受験・大学受験で連勝を目指す教室