一昨日。

 

 

高3の男の子がチャリの前輪がパンクしたということで、とある自転車屋さんに修理に行ってきたと・・・

 

で、その修理後の自習終わりに究永舎の駐輪場から、私が「お疲れ〜」と彼を送り出そうとしたところ、くだんの前輪がも〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜うそれはそれは見事なまでに

 

 

ヘニャ❤️

 

 

っとパンクしてるやないかい!?と。

 

ていうかこれ以上ないくらいお手本のような見事なパンクやないかい!!???と。

 

 

私は一瞬「あれ?この子が『チャリのパンク修理いってきました!』って言ってたのって夢かなんかだったっけ??」と思うのですが、そのやりとりがつい数時間前であったことは彼のこれまたお手本のような・・

 

ぴえん♪ ぴえん♪ ぴえん♪ ぴえん♪

 

といった表情が物語っております。

 

 

もう、あまりに可哀想だったので私は彼に

 

「チャリ置いて帰り。先生が明日そこの(今度は別の)自転車屋さんに経緯も説明して修理してもらいにいくわ。」

 

と伝えると、当然のごとく「ええっっ!!??そんなん申し訳ないです!!!!!!」みたいな展開を予想していたら、秒で

 

「え??(半笑)じゃ、じゃあお願いします。(半笑)」

 

と言い出すので、やっぱりやめようかなと一瞬思ったのですが、そこはグレートてぃーちゃー重本なので、快く引き受けることに致しました。

 

 

 

で、その修理に行ってきたのが昨日のことなのです・・・

 

 

 

その日は昼頃にまず銀行に各種税金社会保険絡みの支払いに行ってきました。

 

日頃生徒さんに「自分がやりたいことを自分に常に問いかけてそれをやるようにしよう。」と言っているこの私が唯一自分に常に真剣に問いかけた結果、どう考えてもやりたくないのに泣きながらやる作業です。

 

(ぴえん♪ ぴえん♪ ぴえん♪ ぴえん♪)

 

 

 

 

で、その後教室に戻ってきた頃には言うまでもなくすでに汗だくです。おっさんの汗だくは一部では公害認定されています。

 

しかしかわいい生徒のため。

 

私は戻ってくるや否やチャリを修理に持っていきます。

 

当然美し過ぎるまでのパンクですから押していくしかないです。汗がやばいです。

 

 

結局、非常に残念ながらパンクは秒で完璧に治ったのですが、その修理の間、自転車屋さんに隣の部屋で涼んどくよう勧められ、近くのファミマで買ってきたコーヒーをイスに座ってすすっていると、突如目の前に現れた見知らぬお爺さんに

 

「ワシの自転車パンクしてん。お兄ちゃん直して〜❤️」

 

と満面の笑みで勘違いされるなど、BL漫画のネタにでもなりそうな (ならねー)時間を過ごすなどもしておりました。

 

ていうかワイシャツにスラックス姿で革靴の自転車屋さんなんかいる???

 

 

まぁ、そんなこんなで自転車は無事復活を遂げ、「よし、教室に帰ろう!」なのですが、実は過去にも生徒さんのチャリを修理に持って行ったことというのは何回かあって、よくよく考えるとそれは全て女子で、毎回行きは押して行くのですが、帰りも押して帰るのはシンドイので毎回内緒でチャリに“乗って”帰っておりました。

 

“内緒”というのは女子に「あ、ハンドル消毒しといてもらえました?」とか言われるのが怖かったからです。

 

で、その日も最初は乗って帰ろうと思ったのですが、どうも男子高校生の乗るロードバイクのfromサドルtoペダルの距離が長く、重本の身長165cmに付随するロングレッグでは心もとないなと・・・

 

「ああ・・・もうしゃあない、押して帰るか・・・」

 

とこれまた再び汗だくになりながら帰っておったところ、道の半ば過ぎあたりで、

 

「あっ!?チャリのチェーン自転車屋さんの涼んでたとこに忘れた・・・」

 

となって再び戻るハメに・・

 

炎天下という時間帯も悪く、もはやすでに私のユニクロエアリズムは飽和汗量をとっくの昔に越えております。公害認定です。

 

チャリを押して引き返す姿にかつての高校球児の矜持は1ミクロンも残っておらず、ヘロヘロにながら再度自転車屋さんにたどり着き、も〜〜うこれはチャリを漕いで帰りたい!と。

 

で、恐る恐るハイキックみたいなポーズを経てからチャリにまたがると、なんとかギリっギリ漕げる感じでした・・・

 

ていうか、内心股間接外れる思たわ、と。

 

汗だくで股間接外してその場で39歳のモヒカンのおっさんが倒れてたらセミの死骸にも圧勝やったわと。

 

まぁ、そんなことヒヤヒヤと思い浮かべながら究永舎までの道を一直線です。(面倒がらずにサドルを下げればよかった・・・)

 

 

 

「ああ・・やっとついた。もう今日1日の体力使ったぞ・・・」

 

 

 

そんな風に気を抜きながら駐輪場について、チャリを降りようと思った次の瞬間・・・

 

 

あ、ヤバイ!!!!

 

 

そうです。サドルからペダルまでがなんっっっとか届くレベルで乗っていたため、チャリから降りる際に重本の足は地面には哲学的にも物理学的にも到〜〜〜〜〜底とどかないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「助けて!!コナンくん!!!」

 

 

 

 

 

 

そう思うと同時に、とっさにチャリを左側に思いっきり倒しながらなんとか左足は地面に着地・・・できたのでした!!!

 

 

BELILILILILl....

 

 

という聞いたことがあるようなないような微妙な音とともに・・・

 

そのとき私の頭の中にはaikoの『自転車』が流れてきておりました。

 

さっき小さな音が聞こえた 外はまだきっと暑い

昼のクソ暑い空を見上げて ゆっくりズボンのお尻を想う・・・

 

 

 

 

 

 

なんと任務の最後の最後、、、39歳にして、人生2度目のズボンのお尻の生地真っ二つ事件です。

 

(ぴえん♪ ぴえん♪ ぴえん♪ ぴえん♪)

 

 

ちなみに1回目は小5の時に女子からの攻撃を避ける際、壁際にジャンプしたところ、体操服のズボンを給食エプロンをかける用のフックに引っ掛けて激しくやぶってしまうという世界Jr.ダサいよ選手権で金メダルを獲得したときです。

 

 

いや〜・・・それにしても昨日ほど教室から徒歩1分圏内に住んでいて良かったと思ったことはありません。(家にたどりつくまで誰にも背後を絶対に取られてはならないというトムクルーズ並みの任務でしたが・・)

 

 

 

まぁ、そんなこんなでなんとか授業では

 

「ええ〜、今日は板書一切なしや。先生はみんなの方だけを見ながらずっと授業する!」

 

とならずに済みました。

 

 

 

こういう生徒さんの知らないところで先生が人知れず重ねる苦労の1つ1つが生徒さんの笑顔、合格を生むんですね。

 

 

 

それが分かったら高3は残りの時間、絶望的でエンドレスな暗記地獄を死ぬ気でこなして最後は必ず合格して下さい。

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

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究永舎 大阪 北摂 豊中市にある高校受験・大学受験で連勝を目指す教室