深夜に古畑任三郎の大好きな回(江口洋介さんの回)の再放送を見てしまい朝からブラックコーヒーがぶ飲みスタートの日曜日です。
先生はこんな感じですが生徒さんは朝から自習に来てよく頑張ってます。
自分が子どもの頃の何十倍もやってるのでマジで何も言えねぇッス・・・
【成績が上がらない理由は何ですか?】
たまにマーケティングのみの目的でなく、ガチで成績が取れない子の原因は勉強計画の立て方や勉強方法に問題があると考えてるっぽい受験講師的な人がいるのですが、話してる内容はどこまで本気なんだろうとだんだん直接会って確かめたい気持ちに駆られることがあります。
成績が上がらない理由の根本は100%テクニカル(技術的)な問題ではなくインターナル(内面的)な問題です。
私が生徒さんに話をする際に一番心を砕くところはそこです。
これは身も蓋もない話ですが、そもそも成績が上がらない一番の理由は「本気で成績取りたいと思ってない」が原因なので。笑
だから私は「成績取る取らないは個人の自由だけど、頼むから『成績が上がらない〜』って悩むような人間にはならないでくれ。」ってよく生徒さんに言います。
言葉は悪いのですが、私的には“模試の偏差値が低い人=アホ”だとは思いませんが、“偏差値が低いことを本気で悩む人=・・・。”と思ってしまいます。
結局偏差値を決定的なものにする要因は覚えてるか覚えてないかで、覚えるためには覚えるまで覚えるしかなく、覚えるまで覚えるには時間を積み重ねるしかありません。
1日7時間やって6日休むよりも、1日1時間を7日やった方が覚えるんです。
断言できますが、成績が悪いというのは要は本気でやってないだけ。
子どもと一緒にそのこと以外のところに解決手段を見出す大人が自分の親だったり、自分の先生だったりするというのは不幸以外の何物でないです。
これ↓は昨日中3の子に見てもらった、灘から京大医学部に現役で進んだ生徒さんの大学受験時代に使ってた物理のノートを譲ってもらったものです。
授業内容があまりに難しく、授業中は理解は後回しにして、まずは話を聞きメモを取ることに集中し、家に帰ってからその日の授業内容をまとめていたそうです。
本人曰く「僕みたいに才能に乏しいヤツはこういうことやらないと○○くんや○○くん(彼の学年の灘の1・2)が受ける授業にはついていけないッスw」
とのことでした。
これを見た中3の子たちは完全に「う・・、う・・、ウソやん・・・」って感じでした。笑
彼はとかく理科が苦手だったみたいで「(自分は応用力に欠けるので)化学は新研究(大学受験理科のド定番)を片手に新演習を8周した。」とも言ってました。
もちろん灘や北野の上位層がみんながみんなこんなノリではありませんが、彼らにとってはこういうノリ自体は別に驚くことでもなんでもない世界です。
僭越ながら、私が思う“何やっても成功しない人”の典型は努力の水準が低くすぐに“量”以外の何かに原因を見出そうとする人です。
イチローさんが『古畑任三郎』に出演した際、最初から台詞は完璧に覚えており、NGが1回も無かったというのは有名な話ですが、うん、まあ・・・そういうことなんやなと。
スポーツだけやってたヤツは勉強が・・・とか、勉強だけやってたヤツは人間性が・・・という見方は、努力が乏しく何をやっても楽しめない人がせめてもの自分の慰みになるよう期待した、なんやかんやで現状の自分を継続する気マックスのものの見方です。(そうあって欲しいという期待ですね。イケメンは女癖悪いとか、美人は性格が悪いはず、全体的に!・・・みたいな。ゆがんだ認知バイアスなのかなと...)
私の周り見てもそうですが、全国レベルの野球部だったり、プロ野球選手になるような人というのは、その後たとえ戦力外になっても、結局ふつうの会社に就職したり、自分でお店やったりして、みんな今度はその分野で伸びていく人の方が圧倒的に多いですし、勉強できる人の方が圧倒的に人を助けられるし、余裕があります。(ただガチもんのオッパッピーに対するセンサー感度は高いのでそういう人と距離を取る早さはエグいです。)
一番大事なのは努力するしない以前に、なんでも“水準”をそれなりに知っておくことだと思います。
それさえ知っておけば、結果でないのは自分のせいってことで、そういう場面でも無駄なストレスを溜めずに過ごせます。
個人的には、この生徒さんのインターナルな部分が時間をかけて変わっていくのが好きなのでそこに注力してるという感じです。
十分な努力ができない。シンプルに成績が悪い。
こういった生徒さんに大人が強引にやらせようとしたり、とがめたりすると、どんどん「おい!そっちは行き止まりやーーーーーーーーーーー!!!!!!」みたいな、行っちゃいけない方向へ言い訳という裏道で抜けていこうとする(場合によっちゃ親も一緒に)ので誰にとっても得策ではありません。
私の手法としては「成績良い悪いは誰の迷惑にもならない自分の勝手やで。だから自分がどうしたいか自分に聞いてや〜。」って感じで、まさに夏休みの朝顔の開花を毎朝確認する小2みたいな感じで「まだかな〜」と楽しみにする感じです。
前も書きましたけど、意外とこれで9割方の子は学年上がってきたら勝手に自習来るようなってくれます。ホンマ意外なんですけど。笑
いや〜、そりゃあ「さすがにこの子は自習に来るようにはならんか・・・(失礼!!笑)」と思ってた子がなんでか分からないですけど、午前中とかから来て、晩の21時過ぎ(本気度マックスのメンバーだけが残り教室の空気が一番集中力で張り詰める瞬間)までいたりしたら嬉しいです。(主に泣いてます)
さて、本日は最後に夏期講習の宣伝です。
うっふぷりんさんが最近(?)発売されたこちらの新作プリン。(形が他と全然違うんでスグ分かると思います)
端的に申して激しく美味いです。
以上です
ではまた。
【究永舎】
2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。
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