コロニャンの影響で

塾への休業要請が出たせいか

卒業生の保護者様に周囲で

お会いするたびに

 

「先生も大変ですね〜」

 

と言って頂くのですが、その度に、

 

「いえいえ、社員雇っていたときに比べれば足元どころか足の裏の皮にも及びません。(真顔」

 

という言葉を飲み込む今日この頃。

 

 

こちらをご覧の塾講師のみなさんも

EXITお1ついかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日は教育機関としての塾とエンタメとしての塾というお話をしようと思います。

 

 

言うまでもなく私は後者を目指しています。

 

私の塾講師観は、単なる町の受験芸人です。

 

塾というのは平常は、子どもたちが1日の締めくくりとしてやってくるところです。

 

一般的な中高生というのは、朝の6時、7時に起きて、下手したら朝練があって、そこからたぶんつまらないものが半分くらいを占める授業を6〜7コマ受け、さらにそこから部活に出て、その後帰宅後、あるいは高校生の子だったら直で塾の授業へやってきます。

 

すなわち一番疲れたタイミングでやってくるわけです。

 

そんな人たちを目の前にして、教科書読んだら書いてあるようなことをほぼそのまま(なんの付加価値もないまま)喋るような授業(私は喋る参考書と呼んでいる)ができるっていうのは、ステーキ屋さんが、味付けも何もないほんとにただ焼いただけの肉の塊それだけをお皿に乗せて「食え!」というようなものです。

 

私は去年までの採用活動を通じて多くの塾講師の方の模擬授業を見てきましたが、ほぼ100%の人が「生徒さんが授業を聞いている」というのが前提で授業をします。

 

そこで私は「ちょと待てちょと待てお兄さん」と。

 

あなたは子どもの頃に塾に通っていましたか?と。

 

で通っていた場合、授業を毎回毎回「聞くぞー!」「先生早く話してよー!」っていうノリで座ってましたか?と。

 

そういう話をして初めて「確かに・・」みたいな反応になっているのを見て毎回「やれやれ・・」という感じでした。

 

私が言うエンタメというのは何も“笑い”だけを追求するというものではございません。そこはテレビやYouTubeなんかと同じで、毎回『ガキの使い』でもシンドイし、毎回「情熱大陸」でもシンドイと思うんですね。

 

ただ、“何でもいいから惹きつけて欲しい”というのは生徒さん全員が持っている潜在ニーズだと思うので、なんとか1日の最後にそのニーズに応えたいと思って毎回私は好き放題喋ってます。

 

たまに卒業生の子と飲んだりご飯行ったりすると「先生がよく言ってはったから。」とか「先生が『研究者になる人以外は大学は時間を金で買うところ』ってよく言ってたからなんとか大学にいる間になんか見つけようと思ってました。」とか、そんなことを聞くと、やはり、自分にとっては毎年毎年、毎日毎日やってる授業や喋ってる内容で当たり前のことでも、生徒さんにとってはそれを耳にするのは初めてだったり、その1回だけだったり、その1回が後で思い返されることもあることなどを知ると、やはり自分の話す内容には当然大きな責任が伴いますし、何より、「コイツ、おもんな・・」とは絶対に生徒さんに思わせちゃいけないと思っていつも授業で喋ってます。 ていうか1文長過ぎ。。。

 

あとは笑いを狙うときはなんでもいいんですが、真面目な話をするときは自分の人格や結果以上の説得力は絶対に生徒さんには伝わらないので、伝わるギリギリ範囲かどうかはいつも意識します。(そういった意味で特に高校生の子なんかには私はあまり「勉強しなさい」的なセリフは言いにくい・・)

 

こんな感じで考えているので、自称教育者がのたまわる『○○な人間を育てる』的なのを耳にすると、どうしても「チミはその“○○な人間”なのかい?」と突っ込みたくなってしまうので自分ではよう言いません。

 

私は子どもの頃から「オレが育ててやる!」的な大人に出くわすと、その度に「たぶんあなたくらいには慣れるので結構です。」と心の中で思っているような子どもだったので余計そう思います。

 

「○○な人間を育てる」っていうのはよくよく自分のサイズ見てから言ってくれとは思います。生徒さんも自分も大差ない、ていうか普通に考えたら時間がある分、生徒さんの方が成長チャンスはありまくりでそのうち手の届かないところに行っちゃうな、程度の謙虚さがあれば「○○な人間を育てる」なんておこがましいセリフはとても出ないのではないかと・・・

 

私が子どもだったら柳井さんとか孫さんとか永守さんとか王さんとかイチローさん級の人に言われたら、そりゃ〜・・・もう尻尾振って「おねしゃすっっ!!!」ですけど、学校や塾の先生には言われたくないな〜・・・という感じです。

 

ていうか私にとっては生徒さんは、もう数年も経てば同じ土俵のライバルなので。

 

みんなどんどん追い抜いていきますけど。笑

 

 

 

1日の最後に生徒さんが「おもろかったな〜」とか「エエこと聞いたな〜」で終わるのが毎日の目標です。

 

 

 

 

【究永舎】

2008年6月に豊中市に重本孝が開校した進学教室です。最初は高校受験の塾としてはじまり、2014年シーズンからは大学受験を対象とした高校生クラスを開講。現在は中2〜高3の講座全てを重本が担当するユル〜い個人塾なのに毎年難関校合格者が生まれる摩訶不思議アドベンチャーな教室です。

 

 

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