引き続き9月入学論が隆盛を誇っております。

 

受験屋の私としては9月入学になった方がノンビリいけてエエなあ〜という感じです。受験屋という立場だけでいえば9月入学大賛成です。この点については、5月6日以降の究永舎どうすんだよ問題について語る際に一緒にお伝えしようと思います。

 

制度設計についてはよろしくエライ人!です。

 

 

ただ、塾講師という立場を脇に置いておいて、一市民としてはこれまで慣れ親しんだ文化が変わることにちょっとした寂しさがあるのと、大学受験の制度設計すら数年前から「変えるよ〜」と言いながら土壇場でひっくり返って元の木阿弥と化しているのに、この数ヶ月で1年の学校(社会)スケジュールを抜本的に変えちゃう!みたいなのってこんな短期間できるの?っていう疑問があります。9月入学もベネッセに丸投げでよくね?みたいな。(よくない)

 

いやはや一体どうなんの?という興味もあるので、そういう観点、つまり興味本位という意味では9月スタートを見てみたいです。超、ヒトごとですが、いわゆる自分の影響力の輪の外の問題なので展開を見守るしかありません。

 

ただ、やれ!やれ!、賛成!賛成!と言ってる人たちも、見ていると基本的には私と同じで、9月入学の社会制度については自分の影響力の輪の外である場合がほとんどなので「う〜む。」って感じです。

 

とりあえず私が森山直太朗さんだったら絶対に9月スタートは大大大反対です。

 

 

 

というかそもそもの9月入学論が起こる背景として“学習の遅れ”が取り沙汰されてますが、はっきり言ってむちゃくちゃしょうもない議論だと私は思っています。

 

 

いやいや・・、数ヶ月学校の授業がないことがそんなに決定的なことになるんなら1年先にやってる浪人生なんか全員第一志望受かるでしょ、っていう・・・

 

 

これは受験業界最大の機密事項ですが、実際問題浪人生の成功確率というのはむちゃくちゃ低いです。

 

これはなんでか?って言ったらまた例の本の紹介になって終わりなんでここでは割愛しますが、結局は人間はコンフォートゾーンに沿った結果を手にするものです。

 

違う言い方をすれば時間は付属要因で、決定的なのはコンフォートゾーンがどこにあるかです。

 

 

話を戻します。

 

 

実際、より大きな視点で眺めれば、入社3年目より仕事ができない入社30年目なんて死ぬほど社会にはいるんだから、そんな子ども時代の数ヶ月の学校の勉強の遅れどうこうなんてそこまで言うほど??っていうのが個人的な感想です。

 

降って湧いたような9月入学論で文科省が焦ると今度は大学受験の共通テスト・英語の資格試験どころのズンドコベロンチョでは済まなくなるような気がしますが、あえてそれを見てみたい(笑)という好奇心旺盛な自分がいるのも否定はできないので、9月入学論に関しては自分の中で非常に捉え方に困るところです。

 

繰り返しになりますが、そもそも影響力の輪のはるか彼方なので、黙って見守るしかない!が正解ではあるのですが。

 

いや〜、でも世の中いるんでしょうね・・、学生で最終的な成績不振・不合格の結果をコロナのせいにするキャラたち・・・。うわ〜、寒い寒い・・・。

 

 

 

ていうかそんなことより、イジメ問題が起きても速攻で第三者の調査機関が入れない現状とか、学年の過半数が「イヤや」と言うのに担任できちゃう教師制度とか、ご本人の中毒的な下手な部活依存で1つの部活を崩壊させちゃう教師とか、犯罪犯しててもその後また教師ができちゃう制度とか、もっと解決し易そうで、真っ先に解決しなきゃいけない問題の方に9月入学ほどの声がこれまで上がらないのがアッチョンブリケです。

 

数ヶ月の学習の遅れ(受験結果には影響無し)なんかより、かなりの高確率で結果的にイジメの加害者側に“寄り添う”学校体質とか、犯罪者に子どもたちが担当されたりすることの方がよほど問題なんじゃ・・・と思うんですけど。。。

(「実はそんなことないんだよ。その認識は間違っているよ」だったら嬉しいけど。。。)

 

 

まぁ、そこは輪の外の人間が言うてもしゃあないですね。泣