成績が(本人or親が)求めるレベルに対して及んでいない場合、「教わらなければならない」という発想が一般的かと思います。
ただ個人的な経験上、まずはそういった常識が変わる必要があると考えております。
今の成績が今の成績である理由は「教わる」こと以前に、その成績になる生き方をしているというのが一番根本の原因です。
ですから成績を上げるためには、仰々しい言い方ではありますが、生き方を変える必要があります。逆に言えばこれまでも模試でEやD判定を取ってても私から「いける!」と言われた生徒さんや保護者様もそれなりにおられると思うのですが、それはなぜかと言ったら、明らかに生き方がその第一志望に受かる人のそれなので、最終的に必ず到達することが容易に想像できるからです。
それくらい各学校に合格する人同士の違いというのははっきりしています。(これもおもしろいところです)
ただ、生き方を変えるというのは、無論「言うは易し、行うは難し」です。
なぜならそれは無意識の言動にその決定的な差異があるからです。
つまり自分では気づきにくいですし、、、、
言いにくいのですが、それはまた保護者様が思っておられる“ウチの子の欠点”とは似て非なるものである場合がほとんどです。
イチローさんの言葉に「無意識を意識する」というのがあって、成績向上にもまさにそういった作業が必要となるのですが、先ほど述べたような理由でこれがたいていの人には難しい。
生徒さんというのは各自がその遺伝的要素プラス、中高生であればそれまでの10年以上蓄積されてきた生き方、すなわち思考習慣があります。
その後者である思考習慣を変えるというのが成績を上げるということであり、毎年毎年そこに対して孤独に戦っています。笑
まぁ、ここだけの話、実は先生である私どうこうと言うより、優秀な生徒さんたちが互いに放ち高め合う空気感が一番影響は強いんですけどね。(小声
その空気感の醸成をどう目指すかというのがあるのですが、これは自分でも説明するのは難しいです。