ここ数日、チュートリアルの徳井氏の

 

「想像を絶するだらしなさ」

 

というワードが好き過ぎてたまりません。笑

 

 

もちろん税金は払わんと・・・、ていう話で、

それで言えば税金を真面目に払っている私は

まだ想像の範囲のだらしなさなのかなと・・・

 

 

 

さて、表題の件です。

 

“違い”とは・・・

 

っていうことなんですが、個人的には

 

「分かってます」「覚えました」の定義

 

が違うとよく感じます。

 

 

 

 

究永舎初の北野生で

その後現役で京大経済を経て、

今は社会人1年目として

東京で奮闘しているK氏という

卒業生の子がおられます。

 

彼とのやりとりで思い出深いのが、

あれは確か彼が中3の6月の

実力テストを数日後に

控えた頃だったと思うのですが、

あまりに私が「6月の実テは

みんな取ったことない点数なるで〜」と

言っていたせいか(入試には1ミリも

影響のないテストなので私は何点でも

いいと思っている)、K氏が

「社会だいぶ忘れてる思うんで、

1回実テの過去問やらせて下さい」と

言ってきて私は彼に過去問を渡しました。

 

するとさすがのK氏も

中1中2の社会をそれなりに

忘れていたようで、

確か結果は70点前後くらいで

彼も苦笑いをしておりました。

 

はたしてその週明けの月曜に

実テがあったわけですが、

フタを開けてみると

なんとK氏は90半ばくらいを

取ってきたのです・・・

 

点数を聞いた私が

 

「え?」

 

と言うと、

 

K氏は

 

「さすがに過去問ヤバかったんで土曜に社会の問題集買って日曜にやり込んだんです。笑」

 

・・・とのこと。

 

続いて私が

 

「いやいや数日前過去問70点くらいやったのに本番で90何点ってスゲーな・・・」

 

と純粋に驚いておりましたら、

 

K氏は

 

「いやいや、日曜にやったんで。」

 

とのことでした・・・

 

 

 

 

今度は話は変わって、

大学受験生のことなんですが・・・

 

私はよくセンターレベルの英語で

7割も行かない子は、絶対に

単語帳の前3分の2レベルの

単語すら覚えてないレベルだ!

と言っております。

 

 

で、そんなある日、

そのレベルの模試で

100点ちょいしか無かった

中堅公立高校に通う子に、

 

「この点数いうことはまだ読んでて

単語が分からんの多いやろ?」

 

と突っ込みますと、

 

「単語は分かります」

 

と言うのです。

(塾の先生ならここまで読まれて

この後の展開は予想がつくと思いますが・・)

 

 

最近は私もたいがいオッサンになって、

とにかく生徒さんに嫌われたくないという

気持ちが非常に強いのですが、笑

 

ここは心を鬼にして、

 

「じゃあ、問題かしてみ!」と言って

 

文中に並んでいる大学受験における

ベタな単語の中で中ランク程度の

単語の意味をいくつか聞いてみたのです・・・

 

 

 

ね。。。。

 

はい、まぁ、そういうことです。笑

 

 

結局何が言いたいかと言うと、

 

「分かってます」「覚えました」の

定義のレベルが低いと、

たくさん勉強しているようで、

それは実は“たくさんのあやふやな知識”や

“たくさんのなんか見たことある”、

下手したら“たくさんの誤解”を

いたずらに増やしているだけで

得点には結びつかない、、、、

 

ということを言いたいのです。

 

 

つまり先述の例で言えば、

K氏の「やりました」は

 

「問題に出されたら絶対に答えられます」

 

を意味していると思うのです。(事実そうだった・・・

 

 

その対極にいるタイプの生徒さんの

「覚えました」「やりました」は

 

「問題に出されたら・・・ですか・・???

・・・・答えられるかどうかは分かりません」

 

を意味してることは少なくありません。泣

 

むちゃ厳しい言い方を選ぶと、

そういう生徒さんは

自分へのチェックが・・・

 

 

 

ハンバーーーーーーーーg・・・

 

 

ではなく、

 

 

あま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い

 

 

だということに残念ですがなっちゃいます・・・

(このくだり分からん人ごめんなさい)

 

 

 

 

たぶん塾の先生はここまで読まれて

激しくうなずいてらっしゃる姿が

今、私の脳裏にこれまた激しく想像できます。笑

 

 

 

 

私のようなことをやっておりますと、

この“定義のレベル”が

キレ〜〜〜〜〜〜〜に

高校の偏差値順であることを

むちゃくちゃ痛感します。

 

言い方を変えると、やはり

 

「想像を絶するキッチリさ」

 

というのが北野高校をはじめとする

公立進学校の最大の特徴だと思います。

 

北野の子なんかはよく

 

「いやいや、みんな言うほどキチンとしてないですよ」

 

と言うのですが、

それはそもそもが“自分の感覚”で

考えているからであり、

中堅以下の以下の私立高校出身で、

高3時に周りで“センター”などと言うと

“クロマティ”か“安倍なつみ”くらいしか

思い浮かべられない周囲の中で過ごした

私などからすれば、進学校の生徒さんと

接しておりますと、日々、

己の人生を顧みざるを得ない場面が

腐るほどあります・・・

 

 

 

これは何事にも言えるかと思うのですが、

 

なんでそうなるのか?

 

なんでそれが成り立つのか?

 

ということを自分が心の底から

納得するまで追求する性格の方が

必ずその“面白さ”にたどりつけます。

 

で、そうやって面白さを感じるから

“もっと!もっと!”となって上達するのですね。

 

これ、仕事なんかも同じだと思う。

 

 

 

疲れてきたから今日はここまで!