高校受験の様子を見ていて、
高校生以降で一番心配なのは
数学才能型の子です。
数学才能型とは、簡単に言えば
それほど努力しなくても数学が
できてしまうタイプです。
尋常ではない量をこなした上で
数学の偏差値が70を
越えているのであれば
まだ良いのですが、
どの角度で見ても
努力分以上に数学が取れる子は
公立高校受験では圧倒的に有利なのですが、
しかしこれが高校生以降、
つまり大学受験レベルになりますと
かなり高い確率で苦労します。
典型的な才能型の最大の欠点は
努力型になることができず
量がこなせないことです。
ウサギとカメの例えよろしく、
まさに高校受験における
数学才能型とはウサギさんであり、
そのウサギさんにとっては
高1高2がお昼寝タイムとなるのですが、
その間にカメさんが数学に苦労しながらも
英語という鉄板科目の山を着実に制覇し、
理社の山を征服しにかかっている頃、
ウサギさんは大学受験英語の山の高さに
圧倒され、その山の高さに戦意喪失状態に
なってしまうこともよくあります。
またウサギさんタイプは
中学時代に数学が得意であったことから、
理系を選んでいる確率が高く、
化学などはとても手が回りません・・
究永舎の子にもこの話は結構しちゃいます・・