23時過ぎ。

 

 

コンビニで模試かなにやらの

コピーを取りながら、

お母さんはやや強い口調で

6年生風のお子さんに

話しかけておられます。

 

お母さん「アンタ、絶対、これ“直し”してから寝えや!!」

 

男の子「(覇気なく)うん・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成績とは生活習慣である。

 

 

これは揺るぎのない私の哲学です。

 

 

 

例えば中学生で定期テストが

平均95越えの人は

なぜそんなに点を取れるのかと言えば、

簡単に言えば平均が95を越える

生活習慣で過ごしているからです。

 

そのまた逆も然りです。

 

 

ではその生活習慣というのは

先天的なものなのでしょうか。

 

 

もちろん答えは否です。

 

 

生活習慣とは生まれた後に

様々な影響を受けることで

少しずつ身についてくるものです。

 

 

ではその生活習慣に

最も影響を与える人物とは誰でしょうか?

 

 

 

 

答えはもちろん以外に他なりません。

(たまにお子さんのことをボロクソに仰る方がおられるのですが、それがたとえどんな心理からくるご発言であってもどんな顔してお聞きすればよいのかマジで困ります・・・)

 

 

 

成績を上げる、あるいは

このままでは受からないはずの

志望校に合格するためには、

それにふさわしい生活習慣に

チェンジする必要があります。

 

 

補習、特訓、大量宿題、分かるまで教えるとかは関係ないです。

 

個人的にはむしろ弊害の方が多いと思います。

 

 

とにかく一番重要なのは

“生活習慣を変えること”なのです。

 

 

私は1年ちょっとで体重を

12キロ落としたのですが、

痩せ方自体は非常に簡単で、

 

食べ物、飲み物を変えた

 

です。

 

 

 

ダイエット方法も、ライザップも必要ありません。

 

 

 

食べ物、飲み物を変えれば

どんどん痩せていきますし、

習慣自体が変わっているので

リバウンドもしません。

 

 

 

成績向上もこれと同じで、

生活習慣を変える以外の

方法はありませんし、

それが一番ベスト!っていうか

何と言いますかとにもかくにも

それしか無いというのが

正直なところです。

 

 

 

大事なことなのでもう1度言うのですが、

成績向上のためには・・・、

 

生活習慣を変える以外の方法はありません。

 

絶対にありません。

 

絶対の絶対の絶対です。

 

 

つまり6年生の男の子が

24時かその時間を越えてまで

模試の直しをしたところで

その行為が報われる可能性はゼロです。

 

(はっきり言って)

そういうバカな親が変われば

その子も報われるかもしれませんが。

 

 

生徒さんが本気で今よりも

成績を上げようとするのならば、

これまでの人生で築き上げてきた

生活習慣を変えないといけないので、

一番あってはいけないのは、

残酷な話ではありますが、それは

 

 

親が頑張ることです。

 

 

親が今よりさらに影響を与えようとすることです。

 

 

残念ですが、これはいろいろな

親子コンビを見てきた上での

結論と言わざるを得ません。

(あくまでこれを書いてるヤツは子育て経験・責任ナッシングの独身ヤローだということは忘れないで下さい)

 

いや、誤解の無いように申せば、

教育熱心であるのは

私は絶対善であると

思っておりますし、

また、親が子供に理想的な

生活習慣を全て意図的に

身につけさせることというのは

ほぼ不可能だとも思います。

 

謙虚になりこそすれ、

卑下する必要は絶対にありません。

 

誰だってそんなにうまくできるはずないです。

 

子育て本や、親の我が子の受験体験記系の本は

ヤギの餌にもならないので今すぐメルカリへ。。。

 

私の母親は私に

「初めてアンタの親やるから

そんなの上手くできるわけない!」と

よく言っていたのですが、

自分の親ながら素晴らしいなとw

 

育児で悩まれる方がおられれば、

これくらいのノリでいきましょう。笑

 

 

 

 

・・・で、結局、

 

では親は何もできないのか?と

いうことなのですが、

これも個人的には

そんなことはないと思っています。

 

教育という観点に絞って言えば、

私は以下の3つを親に整えて

もらえた子どもというのは

相当幸せだと思います。

 

(敢えて超個人的見解となりますがご容赦下さい。)

 

①他者への礼儀作法が身につけられている

②いい先生を見つける

③親が読書家

 

 

 

①が無い子というのは

普通はもちろん邪険にはされませんが、

せっかく良い環境へ放り込まれても

目を掛けられることがまずありませんので、

伸び代の黄金期である学生時代を

めちゃくちゃ損な形で過ごすことになります。

 

本人はそうと知らずに・・・

 

 

②難易度高いです。

 

「子どもに合った・・」

 

というフレーズに対する

解釈センスが人によって

全然違うというのは

間違い無いです。

 

 

 

③②と同じ結果を期待する際、

②よりも確実なのは読書です。

 

子どもが一番影響を受けるのは親で、

その次に影響を受けるのが

家の外で接する他人なわけですが、

その“他人”を読書という行為によって

ある程度は人工的に“大物”で

固めることができます。

 

学校は毎週月曜の朝の校長先生の話はいいので、

その時間をYouTubeでイチロー選手の

引退会見をはじめとした各種インタビューの

視聴と研究に充てて下さい。

 

 

また、そういう意味では先にスマホで

“固まってしまった”場合というのは、

はっきり言ってキツイです。

 

ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグが

我が子に対してはスマホなどのネット環境を

相当制限をかけているというのは有名な話です。

 

ネットの世界の頂点に君臨する人物が

そういうわけですから、そういうわけで

間違い無いのかなと・・(ヒドイ話や・・・

 

 

それでは明日も引き続き自分と生徒さんの

生活習慣を変える旅に出ますので寝ます。

 


ちなみに最後に再度の確認なのですが、

あくまでこれを書いたのは

子育て経験無しの独身の塾講師ですので、

少なくとも説得力に問題があるのは

一応自覚はしています。