受験勉強にしろ、

お仕事にしろ、

 

“量は質に転化する”

 

というのは間違いないと

個人的には思っています。

 

もちろん最初の段階から

自分なりに正解を出そうと考えて

やるんですが、それはいろんなものが

足りないばかりに、その時は

考えてやったつもりが

結果的には“闇雲”であったということは

誰もが経験があるのではないでしょうか。

 

イチロー選手の言う、

「遠回りが一番近い」というのも

おそらくこのことを指して

仰ってるものと思われます。

 

後になって、結果的には

「むちゃくちゃ無駄だった・・・」と

思えること(遠回り)を経験したおかげで、

その後、自信を持って

無駄なことをせずに

行動できるようになり、

それが結果的には最短を

選ぶことになっているという

図式が仕事にも勉強にもあると

思うんですね。

 

心の底から「自分て才能ないんかな?」と

思えるところまで行って、つまりいわゆる

“ガチな行き止まり”まで行って・・・、

しかしそれでも諦め切れない!となって・・、

そこではじめて発想の転換・変更を

心底から受け入れられる体制ができ、

新たな情報が入ってくる流れを

成長するときにはたどるんじゃないかと思うんです。

 

量をこなしてない間というのは、

(厳密に言えば失敗量が足りて無い間である)

ホントはスゴイ大事なことを見聞きしても、

それが“一番大事”だということが

分からない状態なんですね。

 

人より勉強(失敗)してる人間というのは

人より正解できるようになるまでの

過程で人より先に多くの間違いや、

“そんなの知らねぇ!”を経験してます。

 

だから結果的に人より

素早く(効率良く)ゴールにたどりつく

ルートが頭の中に設計されます。

 

例えばこれまたイチロー選手が

よく言うように

 

「(打つときに)胸を相手に早く見せれば負け」

 

というセリフも野球をやってない人や、

リトルリーグくらいまでの子どもたちだったら

何を言ってるのか意味不明だと思うんですね。

 

やっぱりまずは自分の中で

行き詰まるところまで行かないと、

ホントに大事なことっていうのは

キャッチできないんじゃないと思います。

 

故に“量(経験)”が大事です。

 

 

 

ここで恐縮ながら、

私事で言えば、

学生バイト時代から、

再テストやテスト対策に

補習に次ぐ補習や

懇切丁寧なプリント作成(ほぼ自己満)、

考え抜いた(つもりの)大量の宿題や

その厳しいチェックなどなど、

自分的にはやれることを

やってきたんですが、

なかなか思うような成果が出せないと・・・

 

で、ふと冷静になって、

いやいやこれ意味あんのか??

 

みたいになったときに

(究永舎創業前〜創業後2、3年の時期)

 

 

 

 

ていう一見、

塾講師や受験に

どう関係があるのか

分からない本を読んだときに

私はむちゃくちゃ衝撃受けました・・・

 (早い話が塾講師の方にオススメです)

 

そして上記のような塾講師らしい

“頑張ってるっぽいこと”は

今現在のように一切やらなくなりました。

 

で、やっぱりその辺りから、

不思議といい意味で私の期待を

裏切る進学先に進んで下さる

生徒さんが増えだしたんですね。

 

 

もちろんまだまだ全員!とまで

いってないので全然満足とは

ほど遠いレベルではありますが。

 

 

 

ただ、そういう無駄なことを

たくさんして経験してきた

私としては、結局、教育改革なんぞ

●のツッパリにもならん、と・・

 

先生変わらん限り現状は変わらないと。

 

先生に必要なのは自己改革のみであると。

 

もうこれは私としては絶対的な哲学の1つです。

 

生徒さんに変わってもらおうと思ったら、

どんな自分(先生)になればいいのかだけを

考えて頑張ってくれ!というのは

職員にも必ず持ってもらう哲学だし、

自分が一番の実践者でありたいと

思う今日この頃です。

 

 

言わないと(やらせないと)生徒さんが

勉強(自習)しないというのは

単純に先生の魅力不足!なので

貪欲に自分へのダメ出しを

続けるべきです。

 

そういった意味で自分の授業を

年間で複数回録画しない講師というのは

個人的に信用できないとは

いつも職員には言っています。

 

自分で自分のことを

「私は生徒には厳しい!」という

先生像っていうのは、

もう私が心底嫌うタイプなんで

お願いだから究永舎には

応募しないでくれ〜〜〜って感じです。笑

 

 

反対に、自分の授業を見て

欠点が見えて見えて仕方ないと、

「お前(自分)どんだけ下手クソやねん!」と

自分でいっぱいツッコめる先生は

まだまだ伸びるはずです。