先日、卒業生の保護者様に

久しぶりに道でお会いしました。

 

 

 

シゲ「あ!どうも、お母様〜、ご無沙汰しております〜!◯◯くんお元気ですか??」

 

お母様「もう〜〜先生、大学入ってからずっとダラダラしてるんです・・・こないだも“アンタ卒業したらちゃんと働いてや!!” 言うたとこなんです・・・」

 

シゲ「いやいや、そりゃあ◯◯くんなら、ちゃんと働いてくれるでしょうw」

 

お母様「なんか『オレ、ユーチューバーなろかなw』とかたまに言い出すからホント怖いんです・・・」

 

シゲ「じゃあ、(重本)先生が『チャンネル登録する!』言うてたってお伝え下さい♪」

 

お母様「わかりました。言っときますw」

 

 

 

 

 

 

まぁ、時代です。

 

 

大学出たらちゃんと就職するのか?

 

大学出てユーチューバーなる可能性もある・・・(笑)

 

 

 

ある程度昔ならこんな発想自体がありませんでした。

 

 

 

最近では塾・予備校業界でも

大手を退社し、ユーチューバー化する

講師が後を絶ちません。

 

 

生徒でもユーチューブが大好きな子は多いです。

 

 

ていうか私も英語系、筋トレ系、スポーツ系、老化防止系のチャンネルはよく見ます。

 

 

ただ個人的に心配してることが1つあって、

一般的に“ユーチューバー”と言われて

連想される“HIKAKINさん”や“はなおさん”などの

大御所に代表される系のチャンネルの

面白さが正直に告白すると

 

1ミリも分からないのです。

 

 

こないだも、先日、ドイツの

フランクフルトへ出荷した

理系講師のフクランドルくんに

勧められ、“東海◯ンエ◯さん”という

ユーチューバーさんのチャンネルを

見たのですが、終始、私は真顔のまま

約20分が終了し、オレの貴重な20分返せ!と

フクランドルくんにはブチ切れたところでした。

 

ちなみに連休明けには

生徒さんのお弁当にタコの形で

入り込むと思います。

 

 

 

まぁ、それはさておき、

これは私自身が昔と比べて

非常に鈍感になってしまったのかと思い、

 

久しぶりに・・・

を見たらネタも全部分かってるのに

やはり子どもの頃と同じところで

笑ってしまったので、良いのか悪いのか

感性は特に成長も衰退もしていないのは

間違いありません・・・

 

ということはズバリ、シンプルに

若者たちと“感性が違う”という

結論にしかならないわけで、

この先も私の授業で生徒さんたちは

心から笑ったりしてくれるのだろうか?

と不安で仕方ない次第であります。

 

 

ちなみに私が苦手なのは

 

◯◯をやってみた系

 

のユーチューバーたちで、

タイトルコール後に

みんな(1人でやってるやつもいる)で

手を叩いて、ワーキャー言って

盛り上がってる系のチャンネルです。

 

だいたい派手めのテロップの乱発に

パパラパッパラ〜♪

の効果音もちょいちょい入って、

とにかく大声を出す!っていうのが

特徴です。

 

ボソッと一言で人を笑わせる人と

それができない人っていうのの

決定的な差は“トーン”と“間”です。

 

話のネタが豊富なのに

どうも生徒さんに

聞き入ってもらえない先生と

自由自在に空気を笑いで

変えられる先生というのは

多少経験による引き出しの数の違いもあるのですが、

幼少期から培った“トーン”と“間”というのは

もうこれは決定的なものがあります。

 

で、それがないヤツが

大声でなんか面白い風を

装うんですよね。

 

中学校とかでも

真面目な生徒から

見下されるヤンキーと

そうでないヤンキーとの差は結局、

 

“おもろいかおもろないか”

 

なのであり、

おもんない場合に

ついつい無意識的に

大声になるしかないんですよね。

(物知らんが故の話のストックの乏しさもある)

 

合コンでもだいたい

女の子がつまらなさそうな

テーブルには喋り声と笑い声の大きな、

トークどころかルックスにすら

(特徴無さ過ぎて)ツッコミどころのない

真面目そうな男の子が多いですよね。

 

ちなみに昔ゴリさんと

2人でトリキに飲みに行ったら、

着席と同時に私の隣に

座っていた酩酊状態の

女子大生風の子に、

私は頭を指さされ、

ゴリさんは視線だけを配られ、

彼氏の子に向かって

「見て見て〜ギャハハハハハハハ」

と笑われ、彼氏の子に

必死に謝られたことがありました。

 

完全に私もゴリさんも

うぬぼれ中でしたよね。

 

 

 

 

さて。

 

今の子たちには

陽キャ(陽気なキャラ)と

陰キャ(陰鬱なキャラ)という言葉があります。

 

このうちユーチューバーに

なりやすいのはおそらく

そのどちらでもありません。

 

その間、つまり学校では

勉強はできるが、

飛び抜けたルックスの良さや

トーク力(笑のセンス)の無さ故に

決してクラスの中心になれず、

かつ、その自分が自然と

置かれた立ち位置を良しとせず、

陽キャの中で我もが陰キャと

位置付けられてしまうことに

潜在的にビビり倒していた者こそが

次のユーチューバー予備軍です。

 

彼ら陰キャJr.たち(ジャニーズJrや

AKBの研修生、プロ野球の

ファームみたいなものと

お考え下さい)による

代打逆転満塁サヨナラ本塁打を

狙った行為が、(私の嫌いな)

ユーチューバーだと思うんですね。

 

ですからこれをお読みの保護者様で

ウチの子そうかも・・・(ざわざわ)と

思われた方は、お子様の机に

高画質の動画撮影機と三脚、

それにピンマイクをそっと

置いてあげて下さい。

 

お母様のYouTubeの

「上手なコンシーラの使い方」の

次くらいにオススメで

お子様が

 

どーもーーーーーーー◯◯でーーーーーーす!!!!

パパラパッパラ〜♪

(もう使うんかい)

 

と登場される日は近いです。。。。

 

 

 

ちなみに・・・

 

 

塾生なら分かると思うんですが、

私は陰キャ帝国(塾内ではそう呼ぶ)の

生徒さんが大好きです。

 

自分の人生同様、

その先の見えない展開が

最高にクールです。

 

 

 

陰キャでもいい、

たくましく育って欲しい。

 

丸大ハム