建築素人でも分かる話なのですが、

沼地に高層ビルは建てられません。

 

それと同じことで

合格するに値する学力を

築き上げようと考えた際、

何よりも重要になってくるのが

土台です。

 

ここで私が述べる土台とは

基礎学力のことではありません。

 

その子の性格のことです。

 

学力が伸びていく子というのは

①ちゃんと覚えないと気が済まない

②自己評価が他人よりも厳しい

③自分で目標設定をする

 

の3点を必ず備えています。

 

①②③があるが故に

自然と勉強時間が

長くなるという流れになります。

 

 

昨今流行りの映像授業ですが、

特に①②が弱々な子が受講すると

大金をドブに捨てるのと

同じ結果になります。

 

 

結局塾の役割というのは①②③を

どうやって備えてもらうかと

いうことに尽きます。

 

どんな授業、どんなテキストかなどは

所詮は料理をどんな器に盛るか程度の意味しかなく、

料理自体が不味ければどんな器に盛っても

不味いものは不味いです。

 

 

ですから生徒さんというのは

現状の性格であるが故に

現状の結果なわけなので、

生まれてから10何年間で

身についたその性格そのものを

変えてもらわないと

“結末”は変わりません。

 

ですから講師には

その生徒さんが“変わらなきゃ”と

思える何かがないとダメで、

どれだけ講師が正論を吐こうとも

“何か”が講師に無ければ

全く意味はないです。

 

このブログしかり。

 

 

 

光博くん(究永舎の初代理系講師)なども

そうなのですが、生徒さんが

内面から変わる講師というのは

全員共通して自分に課している

ハードルが高いです。

(プライドが高いとも言えます。)

 

それを図る1つの指標が

講師の学力だったり、

宿題の少なさ、

授業時間の少なさだったりすると

私は思うのですが、

(講師側に努力と工夫が求められるから)

それは保護者様からは

分かりにくいが故に

塾探しは難しいと思います。

 

 

特に個人的には

 

学力の低い講師=努力しない講師

 

だと思うので

信頼できません。

 

故に職員に対しては

いかに仕事をさせないで、

朝から晩まで勉強してもらうかを

考えるのが私の教室経営の指針なので、

時間を与えられて努力できない人には

“向いてない”の烙印を押すしかないと

思っています。

 

ホントに授業以外に

仕事がない教室なので

ある意味で“シゴトしてる!”

っていう名の逃げ場がない職場だとは思います。

 

 

沼地に高層ビルが立たないのは

何よりもまずは講師に当てはまります。